税理士さんの講義がわかりやすいことって滅多にないです!

2015年05月14日 | 日記
昨日、ファイナンシャルプランナーの継続教育セミナーを受けました。毎年恒例の税制改革ですが、内容がよくわからず眠くなることが多いのです。なので今回も、行こうかどうしようか…と迷っていたのですが、一応聞くだけ聞くか、単位も取らなきゃならないし…とギリギリに申し込みました。

行ってよかったです。

税制改革があんなにわかりやすくて面白いと思ったのは初めてでした。

制度改正の背景や理由をちゃんと説明していて、自分なりの考えや思うところなども話されていたことが聞きやすさのポイントかなと思いました。

「自分は~~と思っていたけど、本を読んで調べてみたら~~だった」と率直に話されたことにも好感が持てました。講義のためにずいぶん準備をされたことがわかります。現在の税の優遇制度がいつ創設されたものなのかを最初に説明してくれたので、その当時の社会情勢・経済情勢などを考えることもでき、理解しやすかったです。

講師は昨年税理士になったばかりという比較的若いかたでした。大学卒業後税理士事務所で働きながら資格取得のため勉強されていたそうです。資格学校の宣伝には「働きながら2~3年で資格が取れる」となっているが、なかなかそうはいかず、13年かかったとおっしゃってましたが、率直でいいと思いました。つくづく思うのは、受験しているとどうしても、何回目で受かったとか、何年目で受かったとかが気になるものですが、一旦資格を取得して仕事を始めると、そういうことは全く関係がないということです。

一発合格しながら一発の花火も打ち上げずに消えてしまう

これは、大学卒業後10年連続して行政書士の試験を受け続け、10回目にギリギリで受かったという、知り合いの行政書士さんの言葉ですが、ほんとにその通りだと思います。

その行政書士さんはいい仕事をされています。

取得した資格でもって、いかに仕事をなすべきか。重要なのはこのことですが、受験中はつい忘れがちです。受験中は「この資格さえ取れば」という気持ちになりがちです。合格バンザイ、でも仕事ないし、できないし、ということは大いにあります。

昨日の西田敬志先生の講義は、受講生としてわかりやすかっただけでなく、講義をする側にとってもいい勉強になったと思います。

それにしても、税理士さんの話がわかりやすいことって滅多にないです
コメント
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