ブログ仙岩

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全国学力テストの結果に思う

2015-09-03 06:45:22 | エッセイ
福島民報のトップ記事で、福島県内(県北、県中、県南、会津、南会津、相双・いわき)の全国平均超の地区が半減と。

県教委は2日、小6と中3生を対象に実施した学力テスト(国語A,B、算数A,B、数学A,B、理科)の平均正答率が、国語71.0で全国70.0を上回っただけで、後はすべて全国平均以下であった。

特に低いのが算数Bで42.4(全国45.0)、数学A61.2(全国64.4)、数学B38.1(全国41.6)と、学力不足が指摘された。

算数・数学の底上げが急務としているが、中でも県中で結果が良く、郡山市で、教員OBや民間企業の退職者が昨年から小中学生の自主学習を支援する「寺子屋」を実施したことが、成果の一因になっていると。

だが、目先の結果に左右されてはいけないと思う。社会に出てから数学理科が嫌いであるという人が沢山出る。それは、好奇心が薄いからで、学校上がる前の子どもの時代に、野山や海辺を散策したり、駆け巡る自然との触れ合いが少ないから。

携帯やタブレットもいいが、その前にやることが、自然との触れ合いがおろそかになっている。そして、疑問に思ったら、解決するものが傍にあることで、絵本や話し言葉で幼児期から親子の会話をより多くすことにある。

目先にとらわれず、学校では理論より実験で、もっと長い目で児童生徒を眺めるべきある。