ブログ仙岩

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震災後のいわき市の現状

2015-09-26 09:53:03 | エッセイ
昨夜8時から「東北Z」被災地福島県いわき市の現状のマップ作りでの旅を見た。

原発事故の影響で、年間1000万人が訪れていた観光客が風評などの影響で観光離れに悩む福島県いわき市の起死回生を目指し、NHKは市と協力して「裏マップ」作りというプロジェクトを始めた。
4人の女性たちが、"表"の観光マップには載らない、知られざる町の魅力を掘り起こしていくもので、小川の焼ねぎや湯本駅前の足湯の傍にはワンちゃんが居座り、回廊峨廊からブランコに乗り見える田んぼなどである。また、被災地を感じる場所として、久之浜漁港から船に乗り、原発のすぐ近くで釣りをして、小名浜で捕れたカレイの線量検査で、8ベクレルと基準値100ベクレルを大きく下回っていた。

津波震災があったからこそ生まれたお店、地産野菜からの手作りのビン詰めの味覚そして人との出会いがそこにはあった。被災地を真正面から観光地いわき市の現状を、原発事故などによって捻じ曲げられた名所を裏マップとして観光マップにした。掲載されていない地元の人に愛されている店や場所などの裏情報を紹介することで、地域の魅力を掘り起こすのがねらいのようだ。

さらに「被災地を感じられる」地図にするべく、震災後に生まれた絶品料理や、原発事故を生かした取材から、写真入りで身近に感じる手書きで、カードを作り折りたためた一枚のパンフにした。素晴らしい出来栄えで、これならいわき市にも観光客が安心してくることができると、4人のスタッフの努力を称えたい。