青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第十話③

2021-03-27 | 第十話〜第十二話

ミエが足を洗っている途中で、授業終了の鐘が鳴った。

「あ、チャイム」

 

<巡り会い>

「う〜」

靴下通過↑ してしまったGの汚れは、水で洗っただけではなかなか取れない。

すると、男子生徒達がワイワイしながら建物から出て来た。

「おっ、運動場俺らが一番乗り〜」

「ん?なんだ?」

「なんか足洗ってる子がいる」

彼らの話題が自分のことだと気づいたミエは、フッとその声の方を向く。

「一年かな?」

あんぐりと口と目を開けたまま、その瞬間、ミエの中の時が止まった。

「こんにちは新入生ちゃん。なんで一人なの?授業たった今終わったとこよ?」
 
「お兄さん達は三年生だよーん」「お兄さんてww」
 
 
何人もに話し掛けられても(しかも一年生と勘違いされて・・)、
 
ミエの目には彼しか入って来なかった。
 
そしてそんな彼が、ミエのことを見つめてこんなことを言ったのだ。

「う〜わ〜」

「キレイな子。良い子だね〜」

「行こw」「おい走ろーぜ」

まるでスローモーションのように、それでいて早送りのように、

彼らは行ってしまった。

ミエはポツリと彼の名を口にする。

「モ・ジンソプ」

「うわぁ・・」

止まっていた時が、感情が、一気に駆け抜けたようだった。

ミエは目をキラキラさせてその高揚を味わう。

「まじでヨンタン兄さんとそっくりだった・・!」

ヨンタン兄さん・・それはユンヒの推しだ。

ファイアーボーイズのセンターの彼に似ていると、ミエはユンヒから散々聞かされていたのだった。

そしてここで、その学校一イケメンの彼についての説明を聞こう。

 

 

[モ・ジンソプ(16) 百済中一のイケメン]
 
 
[某芸能人を彷彿とさせる容貌] [街中のスカウトを断る]
 
[派手な女性遍歴] [人気沸騰中の某漫画の男キャラに似てるとの意見も]
 
[百済中だけでなく他校にもその名轟く人気者]

[残念ながら、同じ中学に約三年通うも間近で見たこともなかったファン・ミエは]

「あれ!モ・ジンソプ!」「どこ?!」 ↓あれ

「まじでヨンタン兄さんとクリソツじゃない?!」

ではここでファイアーボーイズの紹介も行こう!

ファイアーボーイズ
後方中央:ヨンタン/リーダーボーカル 
後方左から二番目:クゴンタン/ダンス  
後方左端:ポクタン/ラップ、ダンス 
後方右端:スリュタン/英語ラップ 
前方左:ソクタン/ラップ、ボーカル
前方右:ペクマタン/ボーカル 

そんな彼らをテレビや雑誌越しに見慣れたミエも、確信を持ってこう言う。

「いやもーまっっじでイケメンだった!びっくりだよ!」

[非常に楽しかった]

「みんな〜〜〜〜〜〜〜!!」

今世紀最大のニュースを報告すべく、ミエは一目散に仲間の元へと急いだのだった・・。

 

 

 

「そこで私とバッチリ目が合ってさ、モ・ジンソプが私に話しかけたわけ」

「私を見て、キレイで良い子だって・・!」

「?」

「なんかよくわかんないけどよかったね〜〜!」

「うん、怖いくらいイケメンだったよ!」

「やっぱりヨンタン兄さんにそっくりだった!」
 
「ヒュー!やっぱりね!」
 

「けどモ・ジンソプに足の裏を見せてしまった・・Gの付着した・・」

「大丈夫だよ!」
 
「昔だったら結婚してたよ!」←根拠なし
 
「ちょい恥ずかしいかもだけど、とにかく良かったじゃん!滅多にないことだもん!」
 
「そうだよね?それじゃとにかく・・」

「宝くじを買いたい・・!」「おぅ・・」

 

[ちなみにもちろん当選などせず、その後しばらくモ・ジンソプの顔も見ることはできなかった]

身に余る幸運は、宝くじの分までは余ってはくれなかったようだ。

 

+)ユンヒの純情

「い、いやヨンタン兄さんの方がもっとかっこいいじゃん!

裏切ることなどできぬ・・!」

「愛してる!!ヨンタン兄!!永遠に!!リーダー!」

[誰も何も起こらなかった]

 

ユンヒの一瞬の迷いも、ヨンタン兄さんへの愛には代えられなかった。

こうして「ミエ、モ・ジンソプと遭遇事件」は盛り上がったまま終わったのだった・・。

 

 

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第十話③でした。

おお〜〜〜!!出たモジンソプ!!

ようやくミエちゃんとの接点ができましたね!

そしてファイアーボーイズの詳細も!!

ゆっくりと明かされていく感じが良いですね

 

第十話④に続きます