青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第七話③

2021-03-03 | 第七話〜第九話

<今なんて言った?>

ミエは怒りモードのまま、ファン家は夕食である。

「ファン・ミエ !豆も食べなさい!ナムルもね

「いっぱい食べろよミエ、すぐに背も伸びるさ」

ミエはご飯をもりもり食べながら、もう一度心の中で繰り返した。

[キム・チョル、あいつはただの変な奴]

スニーカーをスリッパみたいに履いといて、ハイ捨てろって?

お金は大事だってことすら知らない奴

高価なスニーカーを「捨てて」といとも簡単に言ったチョルのことを、

ミエはどうしても許せなかった。

うちだったら三日三晩ホコリが出るくらい叩かれて
 
うちの母さんにボッコボコにされるんだからねアンタ!
 
「ちょっと!スニーカーこんな風に履かない!アンタがお金稼ぐか?!」

そんな母の言葉すら浮かんでくるようだ。

すると、両親がチョルについての話題を振って来た。

「アンタ、チョルくんと席隣同士なんだって?」「あの子は勉強熱心だろう?」「いつ知っ・・」

「中三になって勉強に集中したいからって断捨離までしたって。おかげでイスもタンスも貰えてなぁ」

「アンタも見習いなさいよ!勉強本気で頑張ってるって言えるの?」

「!!」

「チョル君を見なさい!しっかりしてるわ勉強は頑張るわ優しいわ!」

母のそんな言葉に、ミエのイライラは加速する。

「やってるよ!やってるってば!お母さんに何が分かるの?!」

騒々しい夕食に、ワンワンとムンクが吠えた。

いつだって「チョルとミエ」で割りを食うのはミエだ。

 

 

<もう我慢できない>

部屋に戻ってからも、当然怒りがおさまるわけはない。

[勉強熱心だったら優しいって?]

[まぁ、そんなことは重要じゃない]

ミエはまず、敵を知ろうとすることにしたらしい。

大魔王、ミエ。

リビングの方で父が新聞を探してるっぽいが、まぁいいだろう。

スッ

鷲バサァ

ケンッ

ガランッ

一発でゴミ箱に入ったそれを見て、ミエは一人ガッツポーズを決める。

これは悪い奴への制裁だから!yessss!

「アンタが捨てろって言ったんだからね?あとで文句言うなよ?」

そう言ってククク・・と笑っていた時、ふと後ろに視線を感じた。

「・・・」

ムンクが吠えもせず、ただこちらを見ている。

「何?ムンク!何してんの?何見てんのよ」

そう言ってムンクの口元を見た途端、思わずミエはその場で叫んだ。

「ぎゃーーーっ!!そのくわえてんの何?!」

「ファン・ムンク!ちょっとこっちおいで!お母さんお父さん!あの子G捕まえてる!」
 
「あっ!そこにもう一匹!」

家中ドタバタしたその結果・・↓

+)上手に捕獲しました

実のところ虫には強いミエだった・・。

 

 

<あいつ発見>

虫退治の後、ミエはいつものように双眼鏡を手にした。

 

空を見上げようとすると、地面に”あいつ”を発見する。

「!」

「・・・」

 

<よく考えてたところで>

 

月の綺麗な夜だ。

ミエは小学校の校庭に移動していた。

思い出すとムカつくけれど、思い出さずにはいられない。

”知り合いヅラすんじゃねーぞ”

「知り合いヅラ〜〜〜〜すんなし〜〜〜〜」

「嫌んなるわ!ぜーんぶ!キャハハ!ウケるっつの!」

趣味の縄跳びを跳びながら、ミエはそのムカムカを全てにぶつけていた。

「もう消えろ!願い叶うなんて嘘だし!」

「信じてた私がバカなんだし!」

 

夜の町に、ミエの叫びが響き渡る。

あれほど数えていた飛行機も、誰も願いなんて叶えてくれない。

複雑な胸の内を抱えながら、ミエは縄跳びを跳び続けた。

 

 

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第七話③でした。

ム、ムンク・・!

犬ってG捕まえるんですね・・ 

前にミエがゴミ捨て場でムンクに「アンタ最近虫とか捕まえて・・」って

言ってたのも伏線とか・・ さすがスンキ様です

しかしチョルくんの靴、ミエちゃんが履くとデカいですね〜〜

一体何センチなんでしょう・・

 

第七話④に続きます