臨済宗南禅寺派圓通寺

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高神覚昇『般若心経講義』1934より

2024-09-12 | Zazen

 仏教は真理、道理(法)を尊敬する運動です。
仏教の基本的な思想の一つは人間崇拝です。これをブッダと言っております。立派な人間、覚者のことをブッダと言っております。
  • 理想社会を尊敬する運動、これが仏教のテーマです。
  • 真善美この三つを総合したものが聖です。
  • 神聖なるものを尊敬するのが宗教としての第一テーマです。
  • 歴史は一回的である ウィルヘルム・ウィンデルバンド(1848~1915独)
  • (日本人が)ダイナミックな国民性を作ったのは根本においては諸行無常だと思います。
  • (アッサジのことば)ブッダは「物事にはタネ(因)があるということを説きます」
  • 何も努力しないで人を羨むくらい、人間として低いものはない。

  • 『心経』は昔から日本人とは極めて縁の深いお経なのです。
  • 泥水をくぐりて浄き蓮の花(古人作)
  • 誰しもそうだと認めるのが真理です。
  • 永遠に古くて、且つ永遠に新しいもの、それが真理です。
  • 般若の宗教、それは断じて滅びた過去の宗教ではないのです。昔も今も、今日も明日も、いや未来永劫に光輝く人生の一大灯明なのです。
  • 今、この般若の智慧によって斤現実のわれわれの世界を眺めますならば、次々物物一つとして役に立たぬつまらないものはないのです。
  • 医王(ブッダ)の眼には百草みな薬です。
  • 般若の智慧を磨くことによって、一切のものの命をより尊く立派に活かしてゆかなければならないのです。
  • 仏教とは仏陀の教えだが、その仏陀の教えとは、つまり人間が仏になる教えだ。

  • 宮本武蔵は剣道に於いて観の眼、即ち心の眼の修養が一番大切だということを力説している。
  • 商売でも学問でも何につけてもいちばん大切なのはこの観の眼です。心の眼です。
  • 宗教は語るべきものではなく歩むべきものです。しかもその歩むということは、この行です。行ずるということが歩むということです。実践することです。
  • われわれは、まさしく心経を心で読み、更にこれを身読してゆきたいものです。般若の哲学を知るだけではなく、進んで般若の哲学を実践してゆきたいのです。
  • 物心一如、または色心不二の見方が最も正しい世界観である。
  • 人間のもつ言葉や思想というものは完全なようで、実は不完全なものです。思うこといいたいこと、それえは中々思うように話すことはできないものです。

坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00 
久留米市宮の陣町大杜1577-1 圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 詳細は電話でお問い合わせください。
℡0942-34-0350
初回参加のみ千円。二回目以降つづけていただければ無料です。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
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