選挙の効果

総選挙の意味

昭和回帰  バリケイト伊東

2018-11-22 01:29:53 | 政治
  来年の春、天皇の退位で平成が終わろうとしている。新しい時代の扉が開かれようとしている。しかし、多くの日本人の心は昭和に向かってる。過去に戻りたがってる。昭和芸能、昭和の偉人、昭和の出来事に心を奪われてる。川の流れが逆流している。下流から上流に水が移動している。最近では水は流れず、閉塞と虚構の中で腐り始めてる。私は今の日本の状況をかなり不健全と感じてる。時代の扉を前にして開こうとせず、芸能人ほれた、はれた、美容などの日本的井戸端会議で盛り上がってる。新しい時代に向かっての展望を持てないのだ。多くの日本人はストレスと不安で疲弊している。闇の中でさまよってるようだ。それでも、日本すごいのゆがんだナショナリズムが、疲弊をカムフラージュしている。日本の今の実態は衰退と疲弊だ。日本の様々なところで、さびが目立ち始めてる。日本人の心は、あてもなくさまよってる。アメリカとメキシコの国境で自由と豊かさを求めて、塀を乗り越えようとしているヒスパニックみたいな勢いは、日本人にはない。なにがなんでも扉を開けたり、へいを乗り越えようとする強い動機が日本人にはない。一応、自由だし、平和だし、豊だ。1945年の終戦時、多くの日本人は、飯をたくさん食べたい、戦争はいやだ、自由が欲しいと真剣に祈った。それが国家、民族を再生させる強い動機になった。長く続く平和は日本人からぎらつくような生存欲を奪ってしまった。骨なしの軟体生物のような日本人が町をさまよってる。扉は開かなければいけないのだ。扉の前でぐちゃぐちゃと井戸端会議をしている場合ではないのだ。扉を開けよと指示する指導者もいない。今の閉塞と虚構のくそ溜まりをきれいにし、時代の扉をこじ開けるのは日本人ではなく、戦争や自然災害による破壊と死の洗礼かもしれない。がれきと餓えの中で日本人は目覚めるだろう。明るい話もある。テクノロジーは、時代の扉を開け始めてる。高性能通信システム、無人運転、ドローン、IP細胞による医療、リニアモーターカー、4Kテレビ、8Kテレビ、次から次へと新技術が誕生している。人間を置き去りにして、技術が進歩する勢いだ。技術はものすごい勢いで進歩しても、人間はさほど進歩しない。特に日本の今は、進歩どころか退歩だ。時代の扉をダイナマイトで吹っ飛ばすような勢いがあればいいのだが、、、扉の向こうに何があるのか知りたくないのか、扉の向こうの風景を見たいと思わないのか。いつまでも、今にとどまってはいけない。平成の扉は閉めて、新しい時代の扉を開かなければならないのだ。日本人よ!自覚を持て、国家、民族を衰退させるのも、隆盛させるのも心の在り方、心構えなのだ。古い扉は破壊し、新しい扉を開けろ!今のままでは日本は死ぬ。