選挙の効果

総選挙の意味

発酵  バリケイト伊東

2018-11-07 11:01:21 | 政治
  東京の空は快晴とは言い難い。雨は降ってはないが、薄曇りだ。今の日本みたいだ。長く続く平和漬けは、発酵が進んで腐り始めてる。戦争に比べれば平和は圧倒的にいいのだ。しかし、長く続く平和は日本人から心の核を奪ってしまったようだ。栓抜きのビールみたいだ。炭酸抜きのビールはうまくない。多くの日本人は炭酸抜きのビールの自覚がない。炭酸抜きでも毎日平和で、ごはん食べれて楽しければいいのだ。その通りだが、仕事を失ったら、貧困になったら、ブラック企業に勤めたら、ガンになったら、高齢になって寝たきり、認知症になったら、障がい者になったら、虐待を受けたら、その他の不条理を受けたら、日本国はあなたにやさしいだろうか。かなりつらい人生になるだろう。健康で、ほどほどの収入を得て、人間関係に恵まれていたら、まあまあの人生を送れる。しかし、人生とは落とし穴だらけなのだ。落ちた時に日本国はあなたを助けてくれるだろうか。一応、各種の社会保障の制度はあるが、不十分だ。今の安部政権は社会保障の改悪をしている。安部政権は国家への忠誠を求めてるが、転んだ人間を助けないでは道理が通りらない。国家は人間あっての国家なのだ。国家あっての人間ではない。安部の国家観、人間観は国家主義的だ。ファシズムなのだ。平成の腐った時間を多くの日本人は、幸福の時間と錯覚している。だから、虚構なのだ。嘘の上に嘘を塗り固めたような国は、いずれ崩壊するだろう。このまま腐った発酵が進み、日本は死んでゆく。その時になって、気づいても遅い。がれきと餓えの中で日本人は目覚めるだろう。