忙しいときほど、仕事とは関係のない本を読みたくなる。
そんなことってありませんか。
学生時代、試験前なのに、試験と全く関係のない小説を読んじゃうとか。
私も中3の頃に司馬遼太郎『燃えよ剣』をそうやって試験中なのに読んでしまったのを記憶している。
この「忙しいのに、読んでる場合じゃないのに、本を読んじゃう」ことには、以下3つの説明ができる。
1 現実逃避
逃げ。気分転換。
2 脳・精神のバランス
法律ばっかりやっていると、脳がパンクする。そこに、2割くらいの、法律とは関係ない情報を入れることで、脳のバランス・均衡を保つ。精神の均衡を保つ。
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以上2つは、今まで私が感じてきたこと。
3つ目の説明を思いついた。気付いた。ひらめいた。
3 自己成長
法律ばかりやっていると、自己が成長するわけではない。弁護士としての経験とスキルは多少成長するかもですが、、
そんな「成長しない」自分へのストレスと忸怩たる思いが、私をして読書に向かわせる。知的好奇心の赴くままに。
カッコつけて聞こえるかもですが、自己成長の思いと希望と欲求が高いので、法律どころじゃない、その案件どころじゃない、もっと自分を成長させたい、って欲求に蓋ができない、って感じ。
「やむにやまれぬ自己成長のマグマを抑えきれない」って感じでしょうか。
こう書くと、クライアント様は、「自分の案件処理は弁護士を成長させない(だから優先順位が下がってしまう)のか」とお思いになってしまうかもしれませんが、、、
この3番目の説明を、福岡に行く機内で『渡辺京二』三浦小太郎を読みながら思いついたので、取り急ぎ。