長倉顕太さんが尊敬しているある編集者が、
編集者である前に勝負師たれ
と言っていた。
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長倉さんも、ある有名作家から、大手出版社の編集者ではなく、長倉さんを選んでもらった。
なぜか。
「勝負師」だと思われたから。
私も、クライアントから、言われたことがある。
大きな会社の訴訟。
法務部・総務部の次長だった彼は、「どの弁護士を選ぶか」を決める責任者。
いろんな弁護士を比較して、「ファイター」「運の強そうな人」を選んだ。
それで私を選んでくれたことがある。
「勝負師」を選ぶ、という基準に似ている。
「勝負師」を探している人は、多い。
勝負師は、あまりいない。
100人中、数人じゃあないだろうか。
たの97人は、リスクを取らず、出る杭にならず、出世して、大過なく定年を迎えんとしている。
勝負師は、オーラが出ている。
常に気が張っているから。
常にリスクをとっているから。
勝負師は、コミュニケーション一つ取っても、リスクを取っている。
ここでこう言ったら嫌われるかな、ドン引きされるかな、気を害するかな、っていう一言を、あえて言ったりする。
勝負師だから。
自分に自信があるから。
「コミュニケーションがギャンブルである」ということを心得ているから。
コミュニケーションには「ローリスク・ローリターン」と「ハイリスク・ハイリターン」しかないことを知悉しているから。
勝負師になりましょう。