来月に刊行予定の私の7冊目の単著『鷲掴み論語 -古典の叡智を経営に活かす』。
原稿をいろんな方にレビューしてもらっています。古典好きの士業の方の以下のレビューが、この本をよく表しているので、転記させていただきます。
~~~以下ほぼ引用~~~
1 構成がよく、最後まで一気に読ませる流れがありました。
問題提起、古典の紹介、古典をどう使って問題を解決するのか、この流れがはっきりしており読みやすかった。
2 東西古典、東西宗教、と幅広い視点から書かれており面白かった。
3 引用されている図書、言葉が豊富なのが嬉しいです。
私は、引用している参考図書をほとんどかじっているものの、これら参考図書の横のつながりがつかめていなかったのですが、そこを上手に体系的に整理ができた気がしており、改めてこれらの参考図書を深掘りして勉強してみようと思わせる内容でした。
この本を手に取る読者も同じような傾向にあると予想されるので、良いと思いました。
4 自己啓発系(陳腐な表現ですみません)の古典が私は大好きで、読んだ瞬間は感動するのですが、それを実生活にどう活かすかが自分は出来ておりません。たいがいの人がそうだと予想されます。
その活かし方が具体的に書かれているのが嬉しいです。あまりそういった本はないような気がしており、古典の入門編(そのような意図がないのかもしれませんが)として最適な図書かと思いました。社会人一年生から熟年経営者まで、どの層でも通用する内容かと思います。
5 美しさを価値基準とする、という考え方は斬新でした。これほど美しさの大切さを述べている文章は初見でした。
最近美術に興味を持ち始めたので、美術品などにも人間の生きるヒントが隠されているのではと、改めて「美」について考える契機となりそうです。
6 宮澤賢治の「雨ニモマケズ・・・」の詩が、これほどインパクトをもってスッと頭に入ってきたことがありませんでした。
この本の流れの中で、ここしかない、という登場の仕方でとても印象的で、これほど素晴らしい詩だったんだと改めて実感しました。
7 たまに挿入されるコラムの数がもう少し数多く、かつ、もう少し長めだと嬉しいです。
固めの本文と、くだけたコラムの対比で、中山達樹という書き手の人物像が身近となり、この本の説得力が増す気がしております。
たとえば、中山さんの普段実践していること、実践した結果などをもっとたくさん知りたいと思いました。
コンビニ店員、清掃員への声がけなど、このような具体例がもっとほしいと思いました。
8 美意識があっても勇気が無い、ほとんどの人間はここだと思いました。多くの日本人は美意識はあると思います。だけど勇気が出せない人が私も含めて多いんだと思われます。その中で、ORではなくANDで思考するという考え方は新しい発見でした。
もっと勇気の出せる方法がないものでしょうか?
~~~引用終わり~~~
とてもいい書評をいただき、感謝しています。
来月刊行です、お楽しみに!