昨日に脱稿した、私の8冊目の単著『シン・論語と算盤(題名まだ決まっていない)』は、
洛陽の紙価を高めん
との気概で書きました。
売れまくって紙が足りなくなって紙の値段が上がった、というエピソードから。
今の時代、「紙が足りなくなる」ってことはありえないんですが。
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古典の価値を、鷲掴みにして、わかりやすく、解説したもの。
古典の価値 ーー端的には
- 長期的視点
- 積極性
の2つにまとめました。
1 長期的視点
近視眼的にならない。覇道ではなく王道。力より徳。暴力より誠実。その辺が古典が教えていることだろう。
2 積極性
歴史には勇気ある義人がたくさんいる。かっこいい英雄がたくさんいる。利他的に犠牲になった美しい人間がたくさんいる。その彼女彼らから学ぶのは、端的には積極性。
こんな骨太の、鷲掴みした感じで、古典の価値をザクッと書いた本です。
願わくば洛陽の紙価を高らしめん。