NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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生活が厳しい一人親家庭!

2009年11月17日 | Weblog
■貧困率54%で先進国最悪水準!
 最近、日本の貧困率の高さが注目を集めていますが、去る13日に厚生労働省が発表した子供がいる一人親世帯の「相対的貧困率」もまた高い水準にあるようです。
 厚生労働省が行った2007年調査では一人親世帯の「相対的貧困率」は54.3%に達し、先進国の中で最低水準となっています。朝日新聞は「親が複数いる世帯に比べて5倍以上の割合で、一人親世帯の子供を取り巻く経済環境の厳しさが浮き彫りになった」と報じていました。
 相対的貧困率は、貧困層が占める割合を示し、可処分所得が真ん中の人の所得(中央値)の半分に満たない人の割合を「相対的貧困率」と呼んでいます。厚生労働省が初めて策定した2007年調査での中央値は年228万円で、その半分の114万円に満たない一人親世帯が54.3%に達したということです。
 一人親世帯と言っても母子家庭と父子家庭がありますが、多くは母子家庭で「子供を抱えながら正社員になれない」ことが一因のようです。民主党が子育て支援を打ち出している背景には、このような母子世帯、一人親世帯の現実があるようです。それにしても年収114万円とは、一人親家庭の生活は厳しいですね。
                             以上