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「ベルリンの壁」崩壊から20年!

2009年11月10日 | Weblog
■旧東西ドイツの格差を懸念!
 昨9日は新聞休刊日。これにあわせ本ブログもお休みしました。さて9日といえば1989年11月9日の「ベルリンの壁」崩壊から20年です。
 マスコミは「ベルリンではメルケル独首相、ゴルバチョフ元ソ連大統領、ワレサ元ポーランド大統領と市民がベルリン北部のボーンホルマー橋を共に渡った。この後、各国首脳がブランデンブルク門周辺に集まり、花火やコンサートなどで壁崩壊を祝った」と報じています。
 それにしても「ベルリンの壁」崩壊は衝撃的でした。私もマスコミ報道を見ながら共産主義型全体主義の崩壊か、と喜んだものです。
 しかし、なぜソ連は軍事介入しなかったのか、当時は不思議に思ったものです。これについて毎日新聞は、「シェワルナゼ元ソ連外相(前グルジア大統領)は毎日新聞の単独インタビューで、元外相は壁崩壊直後、東独駐留ソ連軍と市民が衝突し『第三次世界大戦の引き金になりかねない』と懸念。ゴルバチョフ最高会議議長(当時)と協力し、ソ連軍に市民の行動を『妨害しないよう』指示したことを明らかにした」と報じています。
 様々な出来事が重なったのでしょうが、「ベルリンの壁」崩壊が後の共産主義国家崩壊に繋がったことを思えば、1989年11月9日は人類史に記憶される一日であることは間違いありません。
 その後、20年。旧東ドイツの人たちはいまだに経済格差に悩んでいるようですが、それがかつての共産主義体制を懐かしむことにならないよう願っています。
                           以上