NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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「限界集落」、「限界施設」、「限界国家」!

2009年11月05日 | Weblog
■日本で進む少子高齢化、公共施設の老朽化、国・自治体の税収不足!
 地方の高齢化、過疎化が指摘されて久しく、「限界集落」も増えているようです。確かに日本人の平均寿命が女性86歳、男性79歳となれば、高齢化やそれに伴う過疎化の進行は止まらないでしょう。
 しかし、人間の高齢化だけが進行している訳ではないようです。昨4日の朝日新聞は「崩落寸前の橋 121基」とも見出しで、「コンクリートの劣化や鋼材の腐食で、崩落寸前に状態に陥った道路橋が全国で121基ある」と一面トップで報じています。また、都市部の上水道、下水道の老朽化も進行しているようで、日本の公共施設は「限界施設」に近づいているようです。
 高齢化が進めば医療費や年金が増加して、公共施設の更新は難しくなりますし、一方で昨秋来の金融危機・経済不況で税収は減る一方。一体、日本社会はこれからどうなるのでしょうか。
 注目されるのは鳩山政権がこれから組む来年度予算案。報道によれば税収見通しは40兆円割れ、各省庁からの要求案は90兆円超えですから、単純に考えれば不足分は赤字国債となります。
 これは年収400万円の家庭が借金で900万円の生活をおくるようなものですから、完全な家計破綻。当然、国家・自治体もこのような生活を続けることはできません。日本は「限界国家」に近づいているようです。
                              以上