静岡新聞に今週から掲載されている情報。
もちろん、リニア新幹線の工事にまつわる話だ。
静岡県側からかつてJRにたいし情報提供をお願いしたことがあった。
工事に係わる調査や諸々の情報が不足しているとの観点でだ。
その時の対応として、段ボール箱一杯の資料を整理もせずに送ってきたようだ。
その中の1枚に大量湧水の情報があったという。
静岡県下ではボーリング調査はしていないとJRは言っている。
それに対し、静岡県は必要だと食い下がっている。
しかし、実はボーリング調査は内密にやっていたようだ。
県の許可を取ったのかどうか知らないが。
その結果、大量の湧水が発生する危険をJR側は知った。
しかし、その情報を一切公表しなかった。
この1年くらいの間静岡県はその情報を勿論知っていた。
だが、JR側と情報を第三者に提供しないとの契約がされていた。
酷い話だが、県民にすら知らせることが出来ず県はJRからその情報を引き出そうとした。
しかし、ついに現時点に至るまでその情報をJRは公開していない。
ただひたすら、「できる限り水は大井川に戻す」それだけだ。
今回静岡新聞がこの情報を得た経緯を知らない。
工事を始めれば大量の湧水は山梨県側に流れ出る。
勿論、最終的には静岡県側に流れてくるのだが水系は異なる。
山梨県からは富士川に流れるのだ。
大井川水系はその水すべてが静岡県に発し、静岡県で使われている。
私たちの大切な水資源が、減るのをJRは知っていた。
それなのに、隠し続けてきた。
こんな状況を知り、静岡県民は怒りを覚えている。
JR東海を信じることは出来ない。
例え社長が土下座して県民に対し謝罪したとしても。
リニア新幹線は山梨県から長野県に通してもらおう。
とは言え、リニア新幹線の役割は既に無い。
東京と大阪間を1時間で結んでも利用者は少ない。
リモート会議で10年前の予測の1割も必要がなくなった。
リニア新幹線の役割というバイパスは、日本海側に新幹線を作れば良い。
世界でも有数な規模を誇る活断層が走る南アルプス。
これがバイパスとして利用できるとは思えない。
リニア新幹線はテスト路線だけを観光で使えば良い。
何兆円もの国家予算は、子供の教育と医療に利用しよう。
政府の政策は、殊に自民党政府の政策は企業主体。
金持ち主体。
政策費のほとんどはそちらに回っている。
それを言葉の巧みでごまかし続けている。
全国民の為の政策に変えていこう。
リニア新幹線は、もう工事を中止しよう。