(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

2005年最終更新 行ってきますの前に

2005-12-29 | つぶやき
明日からいよいよイエメンです。

そんなわけで、これが今年最後のエントリー。
ありきたりですが、一年を振り返って、毎月のエントリーの中から僕のお勧めを挙げて見ました。
自画自賛ってやつです(汗

あまりリアルタイムで書いてないblogなので、ご時世を反映していないかも知れませんが、それはそれってことで。

ジャーン!! 発表します。


1月 カンボジア 日の出より朝焼け
    -1年前の今頃はこんな朝焼けを見ていました
2月 バンコク 暁の寺
    -昨年の大晦日。この空の色も忘れられません
3月 西伊豆 夕焼け道路
    -このあと大雪で帰れなくなりました
4月 チュニジア メディナの猫
    -昔のストックから。この猫の写真はお気に入り
5月 ペルー コンドルは飛んでいく
    -GWはペルー。迷ったけど憧れのコンドルを選んでみました。
6月 房総半島一周分の物思い
    -今年一番哀しい出来事の後。海は優しかった。
7月 スペイン アンダルシアの夜
    -昔のストックから。昼から夜へのグラデーションって最高。
8月 イスファハン 優しい時間
    -昔のストックから。イスファハンは大好きな街。
9月 慶良間 Blue and White
    -8月の慶良間。青という色がもっと好きになりました。
10月 木曽の御嶽山 サブリミナルな blue sky
    -曇り空の多かった秋。一瞬の青空が眼に焼き付きました。
11月 本土寺の紅葉2 Red and Yellow...
    -京都には行けなかったけど、身近な所に素敵な紅葉が。
12月 あなたが笑えば、みんなも笑う
    -やっぱり最後は笑顔で締めくくり


皆さんこの一年、たくさんのコメントありがとうございました。
2006年が、笑顔の絶えない素敵な一年になるように。

行って来ます&ちょっと早いけどハッピーニューイヤー!!

小笠原 「さようなら」の儀式

2005-12-25 | 日本
おがさわら丸が港を離れるときの「さようなら」の儀式。

港から、そしてボートで追いかけながら一生懸命手を振ってくれる人たちの暖かい「さようなら」の声に、僕達も何度も手を振り返します。

お世話になった宿の人や、ダイビングやイルカウォッチングのときのボートを見ていると、次々とフラッシュバックしてくる島の想い出達。

最後はボートから海へのダイブ。
船上の歓声とともに、さようならの儀式は終わるのです。



デッキの上で一緒に手を振っている人たちの大部分はおそらく行きも一緒だった人だと思いますが、その表情は明らかに違っています。
それは決して顔の色だけではなく、充実した時間を過ごせた印なのでしょう。

東京へ向けての26時間の航海。
次第に変わっていく海の色とともに、旅人達の心も現実に戻っていきます。

でも街に戻って、日焼けの後が消えても、心に焼き付いて消えないもの。
休みが取れれば、また行きたいと思わせてくれる魅了がこの島にはあるのです。



2005年もそろそろおしまい。
「さようなら」を言うときが迫ってきました。

さて、今年はどんな顔で過ぎ行く年に「さようなら」を言えるでしょうか?
会社に入ってから、卒業式やクラス替えのような社会が与えてくれる儀式がなくなり、なんとなく時が過ぎてしまっているような気がします。

来年は、瞬間を越えて心に焼きつくようなものを残して、
満ち足りた表情で忘れられない1年に「さようなら」を言いたいと思います。

おがさわら丸のデッキから手を振っていた、あのときの様に。

少し早いけど、これが僕の来年の抱負です。

小笠原 寒い夜だから

2005-12-23 | 日本

寒い夜、皆さんが想像するのはどっちでしょう?

  1. 大鍋で煮えたぎる豚汁で体の芯から暖まった気持ちになる
  2. 南極の寒さの中で風に吹かれる皇帝ペンギンを思い、負けないぞと誓う

そんなのどっちも思わないよという方がほとんどかも知れませんが、今日は無理やり暖かいことを想像しちゃえ大作戦で、夏の写真をアップしてみます。

ここは小笠原の南島。
名前からして暖かそうだと思いませんか?

白い砂に、青い海。
まさに南の島の王道を行く「南島」
日本にもこんな場所があるんです。



小型の船で近くまで寄って、最後は泳いでエントリー。
まるでゲートのような岩穴をくぐればそこはもう別世界。
自然保護のために入島規制がされているので、上陸さえできれば自分空間を満喫できるのです。



南島はとっても小さな島ですが、山脈っぽく見える地形もあったりして、色んなエッセンスをぎゅーーーっと詰め込んだ魅力たっぷりの島。

今日はちょっと凹み気味だったのですが、南島の太陽を思い出したら少し復活してきました。
思いっきり現実逃避ですが、こんな日もありますよね。

寒い夜、皆さんも気持ちだけでも南の島へエスケープしちゃいましょう!!

ロシア おもてっ面しか見れなくて・・・

2005-12-20 | 旅行(海外)

全てががっちりしすぎで、大味で、なんとなく落ち着かなくって。
少しビクビクしながら歩いたモスクワ。

ヨルダンの帰りに寄ったので、服装がやたら刺激的に見えたっけ。
それがモスクワの第一印象。

いろいろ苦労してようやく入場できたクレムリン。
金ピカ教会を見て感じたのは正直なところ豪華さではなくて、薄っぺらな安っぽさだった。



しかし中に入ると違いました。
一面にイコンが描かれた壁、外から差し込む光。
中も金をたくさん使っているのですが、それは外とは違って上品な金。
いい感じにしっくりと溶け込んでいる重みのある空間。
モスクワ入りして始めて、安らぎを感じられた場所だったのです。



モスクワから成田への飛行機の中。
僕の横に座ったのは、地球の歩き方にも投稿した文がたくさん載っているという、ロシアLOVEな女の子。
彼女はひたすらロシアの良さを僕に話してくれました。

話の中身は忘れてしまったけど、あの熱さは今でもしっかり心に残ってます。
おもてっ面しか見れなかった、半日のモスクワ。

彼女はの眼には、きっと僕には見えなかった真のモスクワが見えていたのでしょう。
いつか僕も、それを自分の眼で見てみたい。
それまではロシアに行ったなんて言ったら、怒られてしまいそうです。

指導者たる者

2005-12-18 | つぶやき
15日に亡くなった仰木元監督。
彼は型に選手をはめ込むのではなく、個々の個性を生かした上で、チームとして一つにしていく才に長けた監督だったと思います。

指導する方からみれば、自分の型に選手をはめる方がすごく楽。
何が出てくるかわからないビックリ箱を、うまく扱っていくのは、器のでっかい人間にしかできないことです。

イチロー、野茂・・・・
選手達の長所を伸ばすことにかけては天下一品だった故人のご冥福をお祈りします。


僕もたくさんの指導者に出会ってきましたが、今日は対照的だった二人の数学教師の話をしましょう。

一人目は中学校時代の先生。
彼は僕に「どうして君は教科書に書いてあるとおりのやり方で問題を解いてくれないんだ」と怒りました。
授業を進める方としては、教科書通りの方が進めやすいから、合わせてあげれば良かったかなと思うのですが、当時はまだ子供。
どんな解き方をしても、答えがあっていればいいじゃないかと、逆に意地になって違う方法で解き続けました。
ちょっとした反抗期。

「僕は言うことを聞いてくれる人にいい点をあげたいんだよ」という先生に当てつけるように、テストでいい点を取って彼を悔しがらせて喜んでました。
なんか屈折してますね。

二人目は高校のときの先生。
彼は「君はどんな方法で解くか想像がつかないから見ていてすごく楽しいよ」と言ってくれました。

この言葉で数学を素直に好きになることができました。

学校の教師や会社の上司、そして両親。
指導者との出会いは、ときにはその人の進むべき道まで変えてしまいます。

人生は出会いの連続。
いい出会いを大切にしていきたいですね。