(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

ペルー コンドルは飛んでいく

2005-05-21 | ペルー
コルカ峡谷は一番深いところで1300m。
世界でもっとも深い峡谷とされています。

でもここに行く人の一番の目的はなんといっても野生のコンドルです。
さて本当彼らに出会えるのでしょうか? そればかりは時の運。

今回の旅行、チチカカ湖に行くか、コルカ峡谷に行くか最後まで悩みました。
チチカカ湖はボリビアとからめてまたいつに日にかってこともあると思うけど、コルカ峡谷目当てにもう一度ペルーっていうのは無いだろうなと思って、今回はコルカをチョイス。

きっと一羽も見れずに終わったら、少なからずそのチョイスを後悔したことでしょう。



しかしその心配は全く無用でした。
無舗装の道にガタガタ揺られながら、朝8時過ぎにクルス・デル・コンドル(展望台)に到着。
既に集まっている観光客の向こうを優雅に飛ぶ鳥が4羽。

「おー、あれがコンドルかぁ」

若い茶色のコンドルなんて、近くの岩にとまってくれたりしてもうサービス満点。
時間とともにコンドルの数も増えていき、ふと気付けば視界の中に10羽以上のコンドルが乱舞していました。


茶色い若造よりも、格好良かったのは白黒のコンドルです。

「自分、不器用ですから。飛ぶことしか出来ませんから」

と、羽ばたきもせず静かに流れるように滑走してくる彼らはまるで鳥類の高倉健
頭上近くを飛んだときの、ザーっという風切り音はもう鳥肌もんでした。


こんなに大量にコンドルを見れる機会はなかなか無いようで、すごくラッキーだったと思います。
小笠原でのマンタ遭遇以来、動物運はばっちしです。

強いて残念だったことを言うと、あまりにたくさん見れてしまったので、希少価値を実感できなかったこと。
横浜港のカモメ並に、当たり前のように見れてしまいましたから。

なんて贅沢を言えるくらい、至福の時間を過ごせたのでした。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳥肌 (のり)
2005-05-21 10:58:37
2枚目の写真なんて すごい瞬間の絵ですね。動いているものを捉えるのってそう簡単なことではないハズです。



>ザーっという風切り音はもう鳥肌もんでした



うまいこと言いますねぇ。

でも確かに希少価値を感じないほど混んどるとは、贅沢ですね。

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Unknown (yocco)
2005-05-21 18:01:14
今週はめまぐるしいほど忙しく、ずっと「お預け」だったペルーの記事をやっと全部読ませて頂きました



どのページを読んでもaonumaさんの感動が伝わってきました

と言うか、私自身がaonumaさんの影にでもなってペルーまで着いて行ったような気分です

困ったことには高山病の症状まで現在、疑似体験中です



猛禽と言えばトンビ程度までしか目にしたことない私には、このコンドルは鳥の域から大きくはみ出しています

素晴らしい体験でしたね
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コンドルはトンビとは別格 (aonuma)
2005-05-23 00:41:31
のりさん

 2枚目の写真はスポーツモードと連射で撮ってます。

 相手が動いても勝手にピントを合わせ続けてくれるので便利です。

 旧KissはAFモード周りに癖があるのですが、New KissではAFモードを自由に選べるようになってるので、のりさんも色々試してみてください。



yoccoさん

 高山病の疑似体験。どうもすみません。

 悪化しないように水分はしっかりとってくださいね。

 トンビとコンドルは格が違います。

 マチュピチュで鷹を見たのですが、周りの人は喜んでたけど、僕は「ちっちゃ」って思ってしまいました。

 コンドルばかりだとわからないけど、やっぱり大きかったのだなって。
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コンドル (yocco)
2005-05-25 22:06:21
今日、上野動物園にコンドルを見に行ってきました

小さな檻の中で獲物を狙うこともなく退屈そうに毎日を過ごしているコンドルですが、それでも仰るとおり別格でした



何せ湘南の海辺で人の食べ物を狙うトンビしか空を飛んでいる猛禽なんて見たこと無いもので...
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上野にもいるんですね (aonuma)
2005-05-26 23:14:20
yoccoさん

 檻の中のコンドル。

 やっぱりコンドルは大空を飛んでこそコンドルって思います。

 一度本当の雄姿を見てあげてください。
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