(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

イエメン シャハラといえばこれ

2006-02-27 | イエメン

これはもう説明はいらないでしょう。
3000mの山と山をつなぐ架け橋。

何がすごいって、こんなところに橋を架けようと思うこと自体がすごいです。
すごい、すごいと、ボキャブラリに乏しい文章ですが、本当に言葉にならないくらいすごいのです。

高所恐怖症の人にはお勧めできませんが、そうでない人には是非渡って欲しい橋。



この橋の偉いところは今でも立派に機能していること。
農作物を背負った女性や、ロバをひいた男などがひっきりなしに行き交います。
どこに行っても見せ物じゃない生活がある。
それがイエメンのすごいところです。



少し離れたところから見るとこんな感じ。
シャハラ。
苦労してでも行く価値のある町です。

京都 シーズンオフのはずが

2006-02-25 | 日本

奈良への3日間の出張の帰りに京都に寄ってきました。
インフォメーションに行き、「梅を見るならどこがいいですか?」と聞いてみると天満宮がお勧めとのことで、行き先決定。

シーズンオフの静かな京都を散策の予定でしたが、バス停からもう混んでます。
きっと梅のベストシーズンだから混んでいるに違いないと思ったのですが・・・

まだちょっと梅には早かった。



しかし、境内は人・人・人。
梅は咲いてなくても今日は梅花祭。
閑静な京都はどこに・・・

※2/25は菅原道真の命日



オリンピックの金メダルにかけて、金閣寺も行って来ました。
こちらも有名観光地だけに、人・人・人。

桜のシーズンなんてどうなってしまうのでしょう。

イエメン 太陽のいない時間 in シャハラ

2006-02-21 | イエメン

ようやくシャハラに到着。
地震体験車と間違えそうなハードドライブから開放されたのは、もう影がだいぶ長くなった頃。

このままホテルでぐたーっとしたい気持ちをぐっと押さえ、しばしの休憩の後、夕暮れ時の町を散策しました。

日が沈み建物がシルエットに変わる時間。
あっという間に、空は色を失っていきます。



あっ、一番星見っけ。
ふと気づけば、もう夜。
満天の星空ショーの始まりです。



食事の後、ホテルの屋上で寒さに耐えながら天然のプラネタリウムを満喫。
見終わって部屋に戻ろうとすると、「ちょっとここに来い」とガイド。
厨房の暖まった空気が循環しているようで、この壁のそばは温かいのです。

こういうことは、もっと早く教えてくれないと。
暖かい壁のそばで、プラネタリウムの第二幕開始。



そして夜明け前。
太陽のいない時間もフィナーレ。

月が、星が、そして太陽が、そんな宇宙の動きがシャハラの人達の時計。
空の近い3000mの町では、大自然の時計の針もはっきり見えます。

コチコチとせわしなく動く秒針に追われ、日々体内時計を狂わせている都会人。
たまにはこんな場所で時刻合わせしないとね。

イエメン 山の中の頭巾少女

2006-02-19 | イエメン

シャハラへと向かう途中、あちらこちらから「ハロー、ハロー」と子供達が手を振ってくれます。

「あれっ?どこからかな?」って思うくらい離れた家の窓からも「ハロー」の声。
その声の主を探しながら僕も手を振り返します。

「おお、あんなところから一生懸命走ってくる」



そして得意のポーズでパチっ!!
彼女達は、決して写真を撮ってもらうために走ってきたわけではありません。
カートという噛んでいるとハイになれる葉っぱをドライバーに売りに来たのです。

上の右の写真で少女の後ろに放置されている袋がカート。
お仕事を忘れてポーズ。

それでいいのか?
いいのです。
この後、ちゃんとお仕事もしっかりしてましたから。



山岳地帯では、三角頭巾をかぶった少女を良く見ます。
これがまた、すごくかわいいのです。

思わず頭巾少女に萌え(笑



山の中の頭巾少女。
日本の防災頭巾も、もう少しファッショナブルなものになればいいのですが。

イエメン マチュピチュがいっぱい

2006-02-17 | イエメン

シャハラには、部外者の車は入れません。
麓の村で、車を乗り換えるのですが、そこからが本当のハイライト。

上の写真、どう見ても歩くための道に見えるけど、こんな道をランクルでがんがん進んでいくんです。

ランクルってすごい。
僕はホンダ党ですが、トヨタを見直しました。

ものすごい振動。
ものすごい埃。
そしてものすごい景色。

もう「すげーすげー」のオンパレードです。
あまりにも、「すげーすげー」言い過ぎて、なぜか松浦亜弥の歌を思い出してしまいました。
ともかく、そのくらいすごい所なんです。



シャハラへ向かうランクルはピックアップトラックタイプの旧型です。
シートなどなく、荷台にのって悪路を進みます。
サスペンションもスーパーハード。振動が脳天を直撃します。
消耗していく体力。いったいシャハラはどこ?

見渡せる全ての山の頂上には町があって、どれがシャハラだかわかりません。

上の写真もそんな名も無き町の一つ。
一面の段々畑、石組みの町。
この名も無き町でさえマチュピチュよりも高い場所にあるのです。

まさに見渡す限り、マチュピチュがいっぱい。

「マチュピチュで本当に人が暮らせたのか疑問だ」なんてことを言う人がいますが、ここに来れば十分暮らせることがわかります。

シャハラの周りの町では、当たり前のように人々が暮らしているのですから。



向かいの山の凹凸が(多分)シャハラ。
こんなすごい所なのに、シャハラは「世界遺産」には登録されていません。

でも僕は、下手に「世界遺産」になって、観光客が多くなってしまうよりは、今のままの方が良いと思います。

マチュピチュのように高い場料を払い、ゲートをくぐって入場する観光地では無く、ありのままの魅力あふれるシャハラ。

今も生きている天空の町。
イエメンに行くなら是非訪れて欲しい町なのです。