(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

あなたが笑えば、みんなも笑う

2005-12-15 | 旅行(海外)
落ち込んでいる人を見ていると自分も哀しくなってしまう
嬉しそうな人を見ていると、自分の心もはずんでくる

オセロのコマのように、笑顔は連鎖する

あなたが笑えば、みんなも笑う

とっても単純なことだけど
ときどき見えなくなってしまうこと

でも大丈夫
世界は笑顔で満ちているから

イエメンビザの取り方

2005-12-13 | イエメン

今は空港で簡単に取れるらしいイエメンビザ。
でもそこは几帳面なA型。
大使館で事前に取って来ました。

外務省のページにも、イラン、アフガンのビザがあると空港で取れないことがあるなんて怖いことも書いてあるので、事前に取れるなら取っておいたほうが良いと思ったのです。

ちなみにイスラエル入国の記録があると問答無用でNGです。

一部の人にとっては有用な情報になるかも知れないので、ビザの取り方を書いておきます。
でも情報はどんどん古くなるので、事前にイエメン大使館に電話して最新情報を入手するのを忘れずに。

ではいきます。まず、申請時に必要なものですが、
  • パスポート(これは当然)
  • 写真(どんなサイズでもいいらしいけどパスポートサイズ推奨)
  • 旅程表(僕は往復の飛行機を書いて真ん中はすべてサナア滞在といういい加減なものしかつくりませんでした。ホテルは適当なものを)
  • 申請代(5000円)
  • 申請書(大使館でもらってそのまま記入しましょう)

一式を提出して引換証(上の写真)をもらえばそれでおしまい。
大使館の受付は日本人女性なので特に問題はないでしょう。

大使館の場所は西麻布の第38興和ビルディング。
いろんな国の大使館が入っているビルです。
六本木駅をおりて六本木ヒルズ方面へ六本木通りをひたすら歩き、西麻布の交差点の少し先。
少し距離はありますが、ひたすら真っ直ぐなので道に迷うこともないと思います。

イエメン大使館があるのはビルの8F。
呼び鈴を鳴らしてから中に入りましょう。

受け取りはもっと簡単。
申請時にもらった引換証を渡せばOKです。

なお受付時間は、
申請:9:30-11:00 13時半~16時
受取:13時半~16時
となっています。(2005年12月13日現在)



って感じでいたって簡単なのですが、サラリーマンにとって大変なのは、日中に二日間も西麻布に行くことでしょう。
東京、神奈川、千葉の人は郵送させてもらえないのです。
埼玉?多分忘れられていただけでしょう。

僕の場合、申請日は半休を取り、受取のときは出張帰りに寄りました。
しかし出先での仕事が予想外に長引き本当に危機一髪。
大使館に着いたのは閉まる間際の3時59分。あぶなかったぁ。

地下深い大江戸線のホームから地上へ駆け上がり、六本木通りを駆け下り、西麻布の交差点を越えたあとの心臓破りの坂を登り、着いた頃には息も絶え絶え。

汗だくで、ぜぇぜぇしてる僕を前に、まったく表情も変えず黙々と業務をこなす受付の女性を見て、プロだなって思いました。

「大丈夫ですか?」の一言くらいくれてもいいのに・・・

そんなこんなでイエメンビザGetです。
あと二週間とちょっとで、空の上。
初日の出はイエメンのどこで見ようかな?

ヴァチカン 想い出と現実の狭間で

2005-12-10 | 旅行(海外)

初めてヴァチカン美術館に行った10年前。
チケットを買うときからもう長い列、中に入っても人・人、人。
館内に満ち溢れる世界中の人たちの熱気。

それはシスティーナ礼拝堂の最後の晩餐と対面する頃に最高潮に達し、僕の中に強い印象を残しました。

なので、それから8年後、二度目のヴァチカンでは、混乱を避けて朝一番に向かったのです。
「あれっ、空いてる」
あっさりチケット買い中へ入ると人もまばら。
10年前は一直線に礼拝堂にめけて流れていた人の流れはなく、行ったり来たりしながらじっくり絵画を鑑賞する余裕さえありました。



これは狙い通りと言えば、狙い通りだったのですが、少し寂しくもありました。
10年前のあのエネルギーが、想い出の中で増幅されていたせいもあると思いますが、早起きして観た美術館に僕は抜け殻のようなものを感じてしまったのです。

想い出という幻想が産んだ抜け殻。



最初の衝動に勝つ衝動はなかなかありません。
でも一番怖いのは、表面をみただけで、ああこんなもんだなと、今までの経験から決め付けてしまうことだと思うのです。

深いところにはたくさんの驚きが眠っているかも知れないのに、表面だけ見て、その奥には目をつぶってしまう。

初めてのヴァチカンと二回目のヴァチカンの差が、25歳と33歳の差だとしたら・・・

経験が産み出す退屈。
でもまだ何も知らないのに知った気になって本質に目を瞑っていたらそれこそ悲劇です。

何歳になっても、ありのままを受けとめて、
「はぁ」とか「ひぃ」とか「ふぅ」なんて元気のないため息をついたりしないで、「へぇ」「ほぉ」っ思う好奇心と驚きを忘れないでいたいって思います。

チュニジア 穴蔵の中で眠る夜

2005-12-07 | チュニジア
冬の冷たい空気をたっぷり吸い込んだ布団の中で震える明け方。
そんなとき、チュニジアの穴蔵ホテルのことを思い出します。

上の写真をよーく見てください。
丸い穴がたくさんあいているのがわかりますか?

これがマトマタ名物「穴居住宅」です。
こんな形式の住居が建てられたのは、外敵から家を隠すためとか。
プレーリードッグの巣と一緒です。



もちろん穴居住居をそのまま使ったホテルもあるわけで、僕はマトマタでその手のホテルに二泊しました。

一泊目は「ホテル ベルベル」
二泊目はスターウォーズのロケ地にもなった「ホテル シディドリス」です。

↑の写真は二つのホテルがミックスしてますが、中はだいたいこんな感じ。
外から見るよりかなり広いです。

左下のバーには外人どころか異星人がたくさんいます。
フォースの弱い人は近づくと危険かも。
入るときはオビワンケノービと一緒に行くのがお勧め。



えーと、寒かった話でしたね。

僕がチュニジアに行ったのは二月のこと。
穴蔵ホテルは意外と暖かいというガイドの説明を鵜呑みにして泣きました。

いやーーーーー、寒かったです

客があまりいないシーズンだったので、一人で7つもベッドがある部屋に泊まれたのが後から考えれば幸運でした。

1枚、2枚、3枚・・・・ 夜中に周りのベッドから消えていく布団たち。
全ての毛布をかけて、傍から見ればまるで一人布団蒸し状態の僕。
そのお腹には文明の力「ホカロン」

ZARDの「眠れない夜を抱いて」が頭の中でぐるぐる回りだしたころ、ようやく顔を出した太陽が、震える僕を救ってくれたのでした。

チュニジア 迷路の中でショッピング

2005-12-05 | チュニジア

秋葉のヨドバシカメラのようなメガストアが幅を利かす今日この頃。
一つの店で何でも揃うのも便利ですが、同じ商品をあちこちの店で比較してみたいなんてこともありませんか?

そんなときは「価格.com」のお世話になったりするのですが、チュニジアのというかイスラムのスークではそんな心配はありません。

チュニジアのメディナ(旧市街)に広がる巨大なスーク
長い長い歴史の中で形成されてきた巨大市場は、ある日突然ぽこりと出来たジャスコなんかとは伝統が違います。



ある通りでは金銀細工、ある通りでは香料、ある通りでは衣料と言った感じで、通りごとに売り物ががらりと変わって、ウィンドウショッピングしているだけでも驚きの連続です。

スークに中には定価なんてありません。
品定めをして価格を決めるのは自分自身なのです。

店「これはいい品だ100でどうだ?」
僕「うーん、5ならなぁ。でもいいや。やっぱり買わない」
店「ちょっちょっと待って。50でどうだ?」
僕「だから5だって」
店「20、これがラストプライス」
僕「じゃぁ2つで30」
店「よし売った」

まぁ、こんな感じ。

同じジュースでも、のどが乾いてるときと、そうでないときでは価格が違う。
それがスークの原理

本来需要と供給ってそういうものですよね。



食料品では計り売りが基本です。
「みかん一個ちょうだい」なんて言うと、「それっぽっちじゃ売れないな。ほら一個なら持ってけ」なんてプレゼントされたり。

そんな人間臭さもスークの魅力なのです。

レジでピッピッの買い物に飽きたら、あなたも迷路のようなスークに迷い込んでみませんか?
狭い路地の向こう側、それは素敵なワンダーランド!!