天の川がはっきり見えるような満天の星空と、東京のような明るい空。
星座達を簡単に探し出せるのは、実は東京の空だったりします。
ヨルダンの首都アンマンからバスで一時間弱で行けるジェラシュには、非常に保存状態が良く見所も満載のローマ遺跡があります。
このジェラシュ、街としては規模が大きく無かったため、ローマの街造りの特徴が実にわかりやすいのです。
最初の例でいうと東京の空。
これはあくまでも僕のイメージですが、
政治に不満を持って、フォーラムに集まった群衆たちが、ついに爆発して、丘の上にある神殿へ押し寄せる。
なんてシーンがストレートに浮かんでくるのです。
塩野七生『ローマ人の物語』を読んだことのある人なら、なんとなくこのイメージってわかりませんか?
円形劇場があって、フォーラムがあって、円柱の並んだ道が丘の上の神殿まで続いている。
そんな僕のもってるローマの町のイメージにジャストミートしたのが、このジェラシュ。
「これ、わかる」と思った人、ヨルダンに行ったら是非ジェラシュにも寄ってみてください。
ジェラシュの柱は、ゆらゆらと揺れています。
目で見てもわからないけど、コインを根元に挟むと良くわかります。
少年ガイドが教えてくれると思うので、見逃さないようにしてくださいね。