(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

富士の高嶺に雪は降りける

2005-02-27 | 日本
一足早く春体験と、南伊豆の桜を見に行ったのはいいのですが、帰りにやられてしまいました。

春気分もふっとぶ突然の大雪
チェーンすら持ってない僕の南国仕様車では、箱根の山を越えるのは不可能でした。
泣く泣く逃げ込んだ沼津近くのホテルで予定外の一泊。

朝起きて、窓から外をみると、目の前に富士山が見えました。

富士山、雪とくれば、これはもう田子の浦です。
まっすぐ帰るのももったいなかったので、ホテルにあった地図に載っていた、富士と港が見える公園というところに行ってみました。

車を走らせること1時間。
公園の展望台に登ってみると、あれだけはっきり見えた富士山がなんと雲の中。

諦めて、すぐ戻ろうかとも思いましたが、陽射しがあったかかったので、しばし日向ぼっこ。
目を閉じると、船のポンプの音が聞こえてきます。


港を出航していく船を見送った頃、富士山も雲の切れ間から顔を出してくれました。

田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
富士の高嶺に雪は降りつつ
       作者 山部赤人 百人一首より

立ち並ぶクレーン車に、製紙工場の煙。
それは赤人の見た景色とはまったく違う物かも知れません。

でも時を越えて変わらないものもあるのです。


※調べてみたら、
 「この歌の田子の浦は現在とは異なる場所にあります」とのこと。
 がっかり


北京 伝統とモダンの競演

2005-02-25 | 中国
僕が北京に行ったのは2000年の春のこと。
もう4年前になってしまいました。

写真は北京駅前を走る人力車。
新しさと古さが両立している街。

あと4年で、北京でオリンピックが行われます。
それに向けた再開発で、古き北京は、どんどん消えていっているそうです。

北京にオリンピックの火がともるとき、
この街はどんな街になっているのでしょうか?


寝起きの悪いKiss

2005-02-23 | つぶやき
一眼レフデジカメとしては破格だったEOS Kiss Digitalに飛びついてから、早一年半。
先日、新型のEOS Kiss Digital Nが発表されました。

僕は、新しいカメラ買うお金があったら、そのお金で写真を撮りたくなるような場所に行きたい派なので、まだ買い換える気は無いのですが、

>>【PMA 2005】米国でも好評のKiss Digital N
という記事には少しへこみました。

特に
初代Kiss Digitalは一体何だったのか? 本当に同じ名前の製品なのか? と感想が洩れてくるほど良くなった。
ってところ

いいんです。
Kissもいいけど、「N」がつくともっと良くなったってだけの話ですから。
でも、ここまで言う程違うかなぁ。

画素数は630万画素で十分だし、連射なんてあまり使わないし、大きさと重さもレンズ付ければそんな違わないし。

だけど、とーーってもうらやましいところが一点だけあります。

それは、「電源入れてからの起動時間が、0.2秒」ってこと。
はっきり言って、初代Kissの寝起きは悪いのです。

どのくらいかかるかというと、3秒弱

ちょっとしたスナップを撮るときなど気付いてから電源入れたのでは確実にシャッターチャンスを逃がします。

そこでスリープモードからシャッター半押しで復帰テクが必須になるのです。
シャッターチャンスの臭いがしたら、さりげなくシャッターを半押し。

「N」なら、もうそんな苦労ともお別れです。

でもね、寝起きが悪いのは僕も一緒。
そう思えば、初代の方が親近感が湧きます。

だから全然悔しくなんかありません。

悔しくなんか
悔しくなんか
悔しくなんか

メキシコ 宇宙への滑走路

2005-02-22 | メキシコ
メキシコシティに着いたのは日が暮れたあとでした。
まだ寝るには少し早い時間だったので、街中を夜の散歩。

ソカロ(中央広場)などを見たあと、最後に向かったのがラテンアメリカタワー。
このタワーはメキシコが誇る高さ242mの高層ビルです。
メキシコタワーでなくて、ラテンアメリカタワーと名づけるところに、その地震があらわれています。

日本の夜景と比べたらたいしたことないだろうと、すこしなめていたのですが、展望塔から2000万人都市を見下ろしたとき、思わず言葉を失いました。

ただひたすら広がるオレンジと赤の光は盆地のヘりで空に向かって登っていき、消えていきます。

例えるならば、それは巨大な滑走路。
宇宙へと続く、滑走路。

汽車は闇を抜けて光の海へ
夢が広がる無限の宇宙さ
夢の掛け橋渡って行こう♪

メキシコ 深呼吸したくなる場所

2005-02-20 | メキシコ
メキシコシティ近郊の遺跡テオティワカン

テオティワカンとはアステカの言葉で「神々の座」という意味。
アステカ文明よりもはるか昔に作られたこの遺跡を発見したときのアステカ人の驚きが、この名にあらわれています。

この場所の標高は2000mを超えてます。
広い遺跡を歩き回るだけでも息が切れるのですが、ここまで来たら太陽のピラミッドにも登らないわけには行きません。
太陽のピラミッドは高さ60m、エジプトのクフ王、カフラー王のピラミッドに次ぐ世界で三番目に大きいピラミッドで、登ることが許されたものとしては最大のものなのです。

ぜーぜー ぜーぜー
ぜーぜー ぜーぜー

ぜーぜー ぜーぜー
ぜーぜー ぜーぜー

ようやく頂上に到着。



まっすぐ一直線に伸びる死者の道と月のピラミッド。

思いっきり深呼吸。

普段僕達が吸っている空気が、水道水の水だとすれば、
この空に近い場所で吸う空気は、岩肌から流れ出る湧き水のようなもの。

うん美味しい。

少し神に近づいたような気分になれる場所。
それがここ、テオティワカンなのです。