訓練中の冬山の事故、、、

痛ましいことや再び事故が起きて欲しくは無いことは全くその通りであるが、報道関係の報じ方には疑問が残る。

自然相手の遊びは、命懸けなのだから訓練が必要であり、それでも１００％の安全は無い！　時には、経験則も役には立たないこともある。事故原因の究明は重要であるが、しかし犯人探しだけに陥ってはいけない。あくまでも、次に繋げることに意味があるのだから、、、

「無線機と発信機を持参して、安全の為に屋内体育館でラッセル訓練をした積りになれ！」とでも、言わんばかりのリポートもあったが、、、、本末転倒であろう、、、
先程のテレビニュースで、家宅捜索に入ったと報じられていた。そして、ラッセル訓練は事前の計画書に載っていなかったとも、、、
そのうちに、ロープでお互いの体を支持しての尾根歩きの際の間隔も、事前の計画書に記載が求められ、万が一の際には「、、、１センチ長かったために、、、うんぬん、、、」と、批判されることになるのだろうか？、、、

話は逸れるが、北海道の日高山系に、休暇の都合云々で天気予報を無視して軽装でやって来ての事故も、数年に１回程度は起きている、、、そして、携帯電話で救助要請、、、日高山系は、プロの登る山なのにである、、、私自身も日高山系に登りたい山が一つだけあるのだが、根っ子の訓練不足を承知なので実行していないし、縦しんば他の山系の登山に付き合うにしても”ハイキング山”に止ている。

何かと幼稚な社会になって来たが、身体でも覚えなければならない自然相手の遊び、、、そのための訓練で痛ましい結果だけが残ったことは残念でならない、、、
ミスが即、命に繋がる私の海遊びも同じであるが、登山もまた自然の懐で遊ばせて貰うとした謙虚さと慎重さが求められる！

運悪く亡くなられた、将来のある若い皆さんのご冥福を祈るだけである。合掌！


陽射しはあるのだが、風が強いし冷たい、、、何せ北風なのだ、、、