詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

がんばらなくちゃと言い聞かす。

2021-09-29 16:17:37 | 千駄記

おい!ずいぶん浮かれてるな!と言われましても
ぼくじゃないんで、困ります。

だいたいこういう体型ですと「エビス」か「ホテイ」か
迷うわけですが、こちらはホテイ様です。
榛名神社に神頼みに参った時、道すがらにいらした。
みんな、お腹をさするせいで剥げてますよ。

9/29(水) 晴曇

今週も半ば&月末です。
秋の気配です。小田和正じゃないけれども。

九月の曲と言えば「セプテンバーバレンタイン」佐々木幸男の名曲。
興味があったら何処かしらで検索して聴いてみて。
ふきのとうというデュオの「やさしさとして思い出として」という名曲も九月。
何となくせつない感じ。
クレイジーケンバンドにも「せぷてんばぁ」がありました。
歌は世につれですねー。
九月の思い出など取り立ててありませんけれども
九月は胸に来ますね。

生業は少し賑やか。ふところはだいぶん冷え込んでいます。

お昼休みに、面識はないのですが、日本文学研究者で文芸評論家の
先生から直々にお電話を頂いた。知らない番号だったので借金取りか?と
びくびくしてスマホに出たんですが、「晴詠」の9号に載せた短歌を
お褒め頂いたのです!読んでくださる方もいらっしゃるのですね。
ことごとくありがたし。
短歌総研でお世話になっている依田兄もいつも目を通されて
貴重な忠告を頂きます。

今日は事務所でパソコンに向かっている間、日本の総理が岸田さんに決まった。
物事も丁寧に説明する総理にはきっとならない。
どの候補も、前総理や元総理の顔色を窺っているようでした。
だから興味はなくなった。
森友加計学園問題をはっきりさせるぞって候補はいませんでしたし。

政治も短歌も置いといて生業頑張らなくっちゃな。
短歌業はこの週末の土日に頑張ります。
生業でまたひとつ、ミスをしちゃったし。

いま、わが社の会計事務所の先生を駅まで送り帰ってきました。
工場で経理の資料を渡して事情聴取を受けたわけです。
疲れちった。


おしまい。



 

ハチス。

2021-09-27 18:24:55 | 千駄記


9/27(月) 曇

数日間のご無沙汰でした。
土日はほぼ短歌業の原稿執筆に費やしました。
5000字1本と1000字1本。
書きながら思ったことは
私のやっていることは、おさらいじゃないか。
ということです。見聞きしたことを体良くまとめているに過ぎない。
おお、虚しい。

今日はお昼から、栃木県は那須方面へトラックを駆る。
片道2時間半ほどかかります。
やっと、まとまった仕事が決まったのでとんぼ返り。
部品等々手配していまです。

K小室氏が帰国したんですってね。
眞子さまと来月にも結婚する見通しだそうです。
庶民にはわからない世界なのでどうぞお幸せに。

先日、録画してあったNHKBSの「フランケンシュタインの誘惑」
という番組を観ました。主役は野口英世です。
こどものころ伝記を読んだ記憶あり。
黄熱病や梅毒の研究でノーベル賞候補にも挙げられた
細菌学のスーパースターでしたが、現在では、その研究の多くが
誤りだったことがわかっているそうです。びっくりしたな。
語り口や切り口次第で、英雄にも悪人にもなる恐ろしさ。
猪苗代湖の湖畔にある「野口英世記念館」に行ってみたくなりました。

忘れていたコロナ。東京では154人だったそうです。
200人を下回るのは3月以来半年ぶりだそうです。
なんで減っているんだろう?心当たりないけど。


おしまい。


秋の気配、朝晩は。

2021-09-23 15:12:40 | 千駄記

秋らしい画像です。数年前のいまごろの記事から再掲です。
季節の移り変わりには、鳥や虫の方が敏感です。

コンピュータグラフィックをモノにしようと思っていた時代に
描いたものですが、めんどくさくなったので止めました。
それ以後、余計に写真にのめり込んだのでした。


9/23(木) 晴

「秋分の日」ですって。
一説には昼と夜の時間が12時間ずつになると言いますが
実際は昼の方が長いそうです。
朝晩はさすがに秋の気配がします。
秋の匂いもしますね。
秋の気配なんて言うとオフコースを思い出します。
妹が追っかけをやっていて、小田さんがソロになってからも
クリスマスなんちゃらを観に行ってテレビで見切ったり
してましたよ。妹がとぼけた顔して映り込んでいると
私の方が恥ずかしくなります。
私は「秋の気配」も好きですが「夏の終り」の方が好きです。

今日は短歌業。
「晴詠」10号(12/15発行予定)の取材で、朝から埼玉県は浦和方面に
取材に出かけました。とある記念館に出向いたのです。
完成したらお送りすることを条件に館内の撮影許可を頂き撮影する。
鷺のパネルとはく製だけの記念館。10分ほどで取材はおしまいです。
学芸員の方に質問をしましたが、「わかりません」と言われてしまう。

それから、サギが見たくなってクルマで移動すること小一時間。
沼に到着。大小の鷺が魚を捕っていました。
写真は何枚か撮る。それにしても暑くっていけません。

昼過ぎ工場に到着。誰もいないがトラックがない。
奴が私用で使っているな・・・という心当たりあり。

工場内で執筆活動。15:00になったので止めまして今です。
これから自宅に戻って続きを書きましょう。

頂いているお手紙や歌集の返事も書かないといけません。

そんな一日です。


おしまい。





中秋の満月。

2021-09-22 12:11:23 | 千駄記

2021年中秋の名月。


9/22(水) 晴曇

昨夜は中秋の名月だったそうです。
中秋の名月は満月とは限らないって知りました。
それが昨夜は満月。こどもの頃からまんまるの月って
イメージがありましたけどね。

昨日の18:30に工場の鍵を閉めて空を見渡すも
曇っている感じ。県境の橋を渡るときも見えず。
諦めて自宅に引きこもる。
ディナーがインスタント焼きそばだったので
胃にもたれたわーって、野球を観れば巨人負けてるし。

21:00過ぎ「月見た?」ってLINEが来る。
「あきらめたわ」と返す。
「月鮮やかに出てるわ、今」と再び来る。
「見に出る気力もないわ」と返すと「出ろ!」と来る。
「若さがない!」と叱られる。
これ妹とのやり取りです。


妹から来た画像。
「肉眼で模様まではっきり見える」とか書いてきやがって。
模様じゃねーし。クレーターだしって呟きつつ
重い腰を上げる。

月を撮るのは易しい。
フツーに満月を撮るならISO400 F8.0 SS1/800と決めている。
カメラ持って外に出て月を探す。
おお、あったあった。これだけ明るければ
オートフォーカスで撮れるわい。
と、何度かシャッターを切る。


秋の夜の鏡と見ゆる月影は昔の空を写すなりけり  定家
表記があっているかどうか確認してませんが、
立原道造が愛したうただったと思います。
ゆえに私も好きなうた。

明日はまた祝日ですね。何の日かと思えば「秋分の日」ですって。
秋分の日にはなにをする?墓参りが定番か。
おはぎを供えるのもこの日です。
いわゆるお彼岸か、と理解しました。

モヤモヤが続きますが、どうしてくれましょうか。



おしまい。







榛名山

2021-09-21 12:00:33 | 千駄記

榛名富士。
東京都板橋区の林間学校で榛名に行くんですよ。
それでなんとなく親しみがあるのです。


9/21(火) 晴

結局昨日までの三連休は天気が大きく崩れることもなく
台風の影響も予報ほどはありませんでした。

このところ眠れたり眠れなかったりで、
昨日の敬老の日には眠らないまま、のこのこクルマを
走らせました。

関越道を北上して、PAで仮眠したりして渋川伊香保で降りる。
保科美術館に寄って「小林かいち」を見た後、榛名湖を目指す。
それから榛名神社に登る。
榛名神社は山奥にひっそりとある神社のイメージ。
久しぶりなのでどこにクルマを停めるのかも忘れていた。
このところパワースポットとして注目されているようで
結構な数の人々が来ている。みんなパワーが欲しいんだよ。
創建は6世紀後半といわれるそうで、
たくさんの国の重要文化財を有難く拝見する。

榛名湖で食事するつもりだったが、すべて店内食事不可。
コロナ対策だそうで、お気の毒にと思ったんですが
お店の人たちはにこやか。
夢二の歌碑を見物して山を下り、温泉街を抜けると
水沢うどん街。うどん街の各店は繁盛していたが
逆に密になり過ぎるし、水沢うどんも飽きたので通り過ぎる。

「鮎」の看板を見つけたので停まる。鮎の塩焼きを食べる。
おじさんによると「昨日はたくさん売れたけど、今日はダメ」だそうです。
「榛名湖で食事しようと思ったんだけどみんなやってなくてさ」って
言うと「そりゃ、閉めて補助金貰ってた方がずっといいから」という。
ああ、そうか!「一日4万円もらったって月120万儲かるもん」とおじさんは言う。
気の毒になぁと思った私がバカでした。
コロナ政策はやはり間違っている部分があるよー。
家で食べるからと3匹買うと1匹くれた。鮎おじさんも儲かってんだな。

そんな敬老の日でした。


おしまい。





ひとり歩記の巻

2021-09-19 20:29:32 | 千駄記


9/19(日) 晴
今日はいい天気でした。

午前中、「たばこと塩の博物館」を取材しました。
「晴詠」10号の記事にする候補。現在は11:00開館です。

日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)によって、
1978(昭和53)年11月、渋谷の公園通りに開館する。
バブル前のことですね。2015年に東京スカイツリーの近くに
リニューアルオープンする。自宅からクルマで40分ほど。
地方へ下る高速道路は混んでいる模様。
私は都心に上ることになります。

駐車場探して、博物館を通り過ぎたのが10:55くらいでしたが
10人くらいが列を作っていました。
へえ、意外と人気なのだなって感心しましたよ。
入館料100円。
小一時間ほど見学してイメージを描いて目録を買う。
私って、目録好きなのでね。

クルマに戻って、一般道を下りつつ、ふと思いついて
神田の古本屋街に寄ることとする。
日曜日は閉まってる店も多いのですが、神保町は好きな街。
浪人時代にふらついてましたのでね。

目的は鳥海書房。神田古書センターの3Fにあります。
「動物・植物・釣り」に強い古書店です。
私は鳥好きなので、ここに行くと欲しい本ばっかり。
散々迷って1冊だけ買いました。


1961年刊の写真集『白サギ』。姿のいい本でしょう?


田中徳太郎という人は50歳近くになってから
サギの美しさに取りつかれて24年間勤めた国鉄を辞めて
浦和駅の近くで写真店を営みながら鷺山に通って写真を撮り続けた。

当時、埼玉県浦和市の鷺山は国の特別天然記念物に指定されていたのです。
1957年ごろが、ピークだったそうで営巣数6000、
親鳥と雛を合わせると約3万羽が鷺山にいたそうです。
それが1964年から減少し始め、1972年には営巣しなくなったそうです。
開発が原因だろうと思われますが、恐るべきことですね。
営巣しなくなったため1984年に特別天然記念物の指定が解除されましたが、
これは唯一の解除事例だそうです。
当たり前のようにたくさんいた鳥がいなくなるって怖ろしい。

しかも、特別天然記念物ということは保護の対象だったはずですから。
人間がいくら保護しようとしたって無理なことなんですね。



おしまい。









鷹の渡りとキンモクセイ。

2021-09-18 16:44:18 | 千駄記

鷹の渡り。観察風景。
スマホの中に入ってましたよ。
画像の日付は2019年10月5日。良く晴れていますね。
調べると土曜日。あほづらして空を見上げてたんでしょうね。


9/18(土) 曇

今日は短歌教室だったのですが、
台風の暴風雨を予想して中止にすると
連絡がありました。

予定がなんにもなくなったので
食料持って、工場に引きこもりましたが、
結局いままで、わが周囲では雨降らず。

短歌業を進めましたが、不完全燃焼の一日が暮れようとしています。
現在、『恋の短歌1000首』の編集作業を進めていますが
今回は公募作品も採用したのです。
メール応募と郵便応募。
メールは比較的扱いやすい。昔と違って、
メールを開かない人って少なくなりましたしね。
郵便応募の場合は掲載通知の文書を作って
宛名を書いて切手を貼る。数百通も出しませんけども、
うっかりミスがあってはいけないので厄介です。
今夜、自宅でそんな作業をやることにします。

もう9月も半ばだよって書きましたっけ?
猛禽類の世界ではそろそろ「鷹の渡り」が始まっています。
夏に日本で繁殖したサシバやハチクマが南に渡ってゆく。
風が通り、見晴しの良いところでは多くの観察者が
タカを見送りますよ。
コロナの世ですから昔ほど人出はないと思いますけどね。

私は新潟や愛知で観察したことがあるけれど
充実した時間であるとともに物悲しい記憶でもある。
タカが南を目指して日本を離れてゆくって、寂しさも根底にはあるかも
しれませんが、タカとは関係ないところでの憂愁もあったからでしょう。

どこからともなく香ってくるキンモクセイと
秋の風の弱弱しさと、強くとも脆い秋の日差しと。
あ、また憂鬱になってきた。


おしまい。





びっくりしたな、もう。

2021-09-17 12:02:39 | 千駄記

日本短歌総研の依田仁美主幹から「レターヘッド作って」と
連絡をいただき製作したものです。
Wordで書いていっても下のバナーが動かないんですから!
すごいでしょ?・・・ジャパネット高田じゃないけどさ。
ヘッダー、フッダーっていうのを使いこなさないと
できないみたい。
Wordは機能の20%くらい使えているかもしれませんが
Excelは機能の1%くらいしか使えてません。
短歌は縦書き!という習慣があるのでExcelで作品を入力
することに抵抗があったのですが、Excelで入力すると
検索機能を使えば作者や作品の重複が簡単にチェックできるのね。
便利だな。


9/17(金) 曇

さて週末がやってきました。三連休です。
9/20(月)は敬老の日ですってね。
身近な老人を敬わないといけません。

小池都知事には「この三連休もどこへも出かけないで」って
お願いされちゃったよ。あんな言い方されるとカチンとくる。
ワクチン打って、マスクして、三密避けてりゃ
家にいても外にいても同じじゃないか!って。

ひと目が気になるから何処にも行きませんよ。
この三日間は短歌業に精を出す。
懸案の『恋の短歌1000首』も選歌が終り、脚注や
出典の確認、小文の執筆などを進めているところです。

明日は私の短歌教室開催日ですが、台風が来ているらしいので
さきほど生徒会長さんに「やるの?」とメールを送りました。
返事待ちです。

今朝見たニュース。
米国のコロナ死者が500人に1人ですってね。
びっくりしたな、もう・・・って、三波伸介じゃないけれど。
三波伸介知らないか。
500人に1人がコロナで死んでいるアメリカ。
それにしては明るい国ですねー。
ちなみに日本では7000人に1人。
これでも思ってたより多い。
怖い伝染病です。

生業ではほんの少しずつ仕事復活。ですが、今度は
部品がなかなか入ってこない。コロナの影響か
いろんなものの納期がかかり、値上げも続いていますよ。



おしまい。

サーバー壊れる、ふたたび。

2021-09-15 17:51:19 | 千駄記

十月会レポート「十月」の原稿を出稿しました。
印刷屋さんにおんぶにだっこなので、あとはゲラが上がるのを待ちます。
スタイルというかフォームをいじらないようにしてますが、
一応、レイアウトも画像のように提出します。
執筆者は38名でした。
155号は8月に亡くなった蒔田さくら子さんを
追悼する文章がいくつか載ります。


9/15(水) 晴

今日は良い陽気でしたが早くも暮れました。
9月も半ばですもんね。

昼に工場内のキュービクルの点検で一斉に停電しました。
去年は停電させたことによりサーバーがぶっ壊れたので
用心して事務機屋に事前に相談し万全を期しましたよ。
13:00にパソコンやらコピー機やらの電源を入れて
復旧させたところ・・・まただ。
サーバーぶっ壊れましたよ。あーあ。
もっと高級なやつを入れないとダメだってー。

コロナ不況で生きるか死ぬかだっつーのに。
弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。踏んだり蹴ったり。

「踏んだり蹴ったり」については以前、正確には
「踏まれたり蹴られたり」ではないか?って
くだらない疑問が浮かんだものです。この言葉、元は
「お前を踏んだり蹴ったりの目に合わせてやるからな!」
という脅し文句だったとか。怖いね。

「弱り目に祟り目」とは何でしょうか?
「弱り目」は弱った状態で、「祟り目」は災いに遭ったことを
語呂合わせで言ったものだそうです。ふーん。

「泣きっ面に蜂」はそのまんまですが、
泣いているときに顔を蜂に刺されて、
いっそう辛い思いをするって・・辛すぎるよ。

ちなみに私、生まれてこの方、蜂に刺されたことがないんです。
危うきに近寄らずの性格のお蔭か。逃げ足が速いからか。
リレーの選手でしたし。


もうおしまいだよ。





歌人江口きちの恋『桐の花散る』藤井徳子

2021-09-14 12:07:54 | 短歌情報

歌人江口きちの恋『桐の花散る』 藤井徳子

平成19年5月発行 群馬出版センター

武蔵野市にお住いの歌人藤井徳子様よりお送りいただいた。
武尊の歌人江口きちの生涯を追った伝記的小説である。
すべてに目を通したわけではなく、ところどころを
拝読しただけで、いま記事を書いている。
これからじっくり読みたいと思う。平明な文章。

「あとがき」によると川場村に立ち寄った折、ふと目に入った
川場村歴史民俗資料館を訪ねたことがきっかけで、資料館の方に、
江口きちにゆかりのある方々を紹介されたという。
これらの方々に歌碑を案内していただいたり、
きちの話を聞かせてもらったりしたそうだ。
こうしてすぐに人の輪ができたのは藤井さんの人柄であろう。

私の個人誌「晴詠」9号で江口きちを特集したが、少々驚いたのは
「江口きちを知らなかった」と感想をくれる歌人が何人かいらしたことだ。
押切寛子(宇宙風)さんからは、お便りをいただき
「きちの生涯を小説にした歌人の藤井徳子さんにお送りしたら?」と
ご紹介いただいた。さっそく、押切さんからご紹介頂いた旨、一筆認め
「晴詠」をお送りしたところ著書をご恵贈いただいたのである。
私は今回の特集を書くにあたりいくつかの資料を手に入れたが
藤井さんの『桐の花散る』は全く存じ上げずにいた。
事実に基づいた小説。
とても読みやすく、親しみやすいからこういう書物こそ
川場村歴史民俗資料館の窓口で販売されればよいのに
と思ったことである。





「帆・HAN」29号

2021-09-13 18:31:25 | 短歌情報

「帆・HAN」29号 発行人 佐藤よしみ

佐藤よしみさんの個人誌。全8頁。
背表紙の〈創作のためのノート その1〉で
今年の7月、150号をもって終刊した佐藤通雅氏の個人誌「路上」に触れている。
佐藤にとって「路上」は個人誌としての指標であったと書く。
「路上」は何度か拝読したことがあるが、佐藤が指標としたことも頷ける。

個人誌として私が接する機会のある佐藤よしみの「帆」も
王紅花の「夏暦」も瀟洒である。シンプルイズベスト。
それに引き換え私の「晴詠」ときたらゴッテゴテのデコレーション。

「帆」29号「喘ぐ」から2首紹介する。

偶然が重なり出会い偶然を重ねて離れゆく夏の暮れ   佐藤よしみ
定まらぬ都の風に弄(あそ)ばれて鳥は行く手を阻まれしごと





「宇宙風」創刊60周年記念号

2021-09-12 12:32:42 | 千駄記

「宇宙風」創刊60周年記念号 代表・編集発行人 押切寛子

年表によると1961年1月の創立歌会によって「宇宙風」の
歩みが始まる。創立者は石川信夫である。
64年7月石川信夫急逝。以後、名坂八千子を中心に継続され、
現在は押切さんが頑張っている。

石川信夫の「創刊号巻頭言「クラッシック」の方へ
に、金言があった。

〈総じて、口で言えるようなことは短歌に作ってはいけません。〉

創刊60周年おめでとうございます。



裏表紙に載っていた「宇宙風」の歴史。



9/12(日) 晴曇

昨日から少々暑さがぶり返して来ました。
昨日は短歌業の編集会議を10:00から4時間ほど。
これからの作業の段取りと日程を決めて解散です。
一応の目途をつけて版元の社長にご馳走になる。
そば特盛をいただいた。晩御飯も省略できる量でした!
食べてる途中からそばを手繰る手が攣りそうになるんだから。
運動不足ですな。

今日は「十月会」レポートの原稿整理に工場にやってきました。
メールで原稿を頂ける方はそのまんまフォルダに移動すれば済みますが
郵便などで頂いた原稿は会社のスキャナーを使ってパソコンに読み込むのです。
平日にこんなことやってると叱られちゃうからな。
全会員が原稿を出すわけでもなく希望者だけですからその辺もあやふや。
ちと、混乱しますわな。
私の目論見ではあと1名の原稿が来ていません!
もう少し待ちましょう。

カレンダーを見ると今月も休みが多くって、生業が盛り上がらず。
休みながら仕事をこなして行ければ最高の人生ですが
町工場はそれじゃ困りますわ。焦るばかりです。

私にとっては生業も短歌の世界も似ていて、
町工場も短歌の結社も同人誌も
継続が難しい時代になりました。
生業で言えば職人の、短歌で言えば会員の高齢化も
よく言われることですが、
年齢ではなく情熱の喪失を怖れるべきです。
ね。


おしまい。



グループライン。

2021-09-10 17:00:51 | 千駄記

数年前のアオバトの画像。今年も行けずじまいとなりそうです。
コロナ対策で駐車場が閉まっているらしいのです。
来るな!って言われているのに行く気はしませんわ。

時にくるグループライン賑わうも大概われの「既読」で終わる  

私の最新作です。十月会レポート「十月」155号に発表予定のうた。
スマホの画面も見えづらくなる年頃ですが、
たまにLINEが連発で鳴ります。
現場からのクレーム写真か?と、気が重くなりつつ開くと
中学生時代の同級生数人のグループライン。
子や孫の話やら親の介護の話やら。
せっかくだからたまにコメント入れる。
すると大概、私のコメントで終わる。
という他愛ないうた。

今日、取引先の同級生と話したんですが、母親のことを愚痴ってました。
85歳だそうですが、母一人子一人の家庭になったそうで
晩御飯くらい自分で食べるからって言っているらしいのですが
母親は用意するそうです。
「こないだの夜なんかさ、ご飯におかずが大福と丸ごとバナナだぜ」
って。うん、大変だなぁとしか言えませんでしたよ。


9/10(金) 晴

ひさしぶりによく晴れた一日でした。
暑いくらいでね。今日は支払日のため金融機関回り。
遅延なく支払い完了。ぐったりです。

自民党総裁選で次々と記者会見が開かれている。
こんな調子でコロナ対策会見が熱心に開かれ
報道されていたなら国民の感染防止意欲も
違ったのではないかって、虚しいこと思いますよ。

週末ですね。明日は朝から短歌業に勤しみます。
日曜日はパーフェクトリバティです。
映画でも観ながらゆっくりさせてもらうわ。
昔、日曜日だけが休みの頃は月曜日の心配もしないで
のこのこ遊びに行ったわけですが、土日を仕事から
離れるとなると、日曜日くらい自宅にいようってなる。
それが不思議です。いろんなことができなくなったのね。

そうそう、このところ「晴詠」9号に対し、激励文やら
カンパやら沢山頂戴しています。
お礼状も書いていますが、この場で改めてお礼申し上げます。
どうもありがとうございます。
お小遣いができたら「晴詠」グッズでも作ってお礼の品としましょう。


おしまい。



横になる言い訳。

2021-09-08 17:41:26 | 千駄記

横になる言い訳とする伝染病大流行を猛暑を雨を  

こんなうたを作ったと思ったら9月になって涼しいばかり。
休日に家にいるとダメ人間になる気がして、どこかに
出かけなきゃって強迫観念に襲われていたのですが
怠け者の本領を発揮できる理由が見つかったのです。


9/8(水) 晴曇

青空が見えて
なんとなくウエンズデイって雰囲気でしたが
どんよりしてきました。
そりゃどんよりしますよ。

世間は総裁選挙で盛り上がってます。
自民党のセンセーたちは右往左往、毎日、相談事で忙しそう。
こんな勢いでコロナ対策やってたら、もっと違ってたかもね。

高市さんは今日の総裁選立候補宣言で
「私のすべてをかけ働く」って言ってたらしいけど
あたりまえじゃないっすか。

岸田さんも最初は勢いあること言ってたけど
森友の再調査はしないって・・とほほ。
結局、安倍、麻生の顔色伺っていて、しらけるわ。

河野太郎さんは麻生さんのところに日参しとるし。

石破さんはのろのろしてて煮え切らねーし。
この人は「国家国民のためにどうするべきか」なんて
真面目な顔してよく言うけども、「自分のため」でしょ。
どう動いたら自分のためになるかを考える。

誰もがそうですよ。きっと。

あと小泉進次郎はネット民以外には人気があるみたいですね。
アンケートでは次期総理候補の上位にいるし。

こうなると菅さんや二階さんがマシに見えてくるから不思議だよ。
菅さん総裁選に立候補したら意外と面白いよ。

野党側はというと、立民、社会、共産、れいわが組むって。
4党トップが並んだ画像を見たけど、ダメだこりゃ!
維新は関東圏じゃ影薄いし。
反自民の受け皿は国民民主になるんじゃないの?


コロナを筆頭に何もかもが重苦しいよ。



おしまい。





「鱧と水仙」第57号・藪の会

2021-09-07 15:25:48 | 短歌情報


「鱧と水仙」第57号・藪の会

同人22名の同人誌。
文章と短歌のバランスが良く実力者揃いの印象。

特集2「短歌の条件」は同人それぞれが1頁執筆する。
読んでいて「おもしろい短歌雑誌」はそうそうあるものではない。

季評「生きてこの世の木下(こした)にあそぶ」は
山中もとひによる山埜井喜美枝に関する文章。
文中、山中が師である山埜井さんの十冊の歌集を筆写したということを知った。
筆写することの意味よりもその行為は真似できない。だからすごいことだ。
私はかつて筆写ではなくパソコン入力を試みた歌人があったが
三冊目の歌集で中断したまんまである。
一昨年亡くなった山埜井さんにはお目にかかったことはなかった。
が、率いておられた「飈(ひょう)」は毎号拝読していた。
この一文は作品を追いながら山埜井さんの人となりが伝わってくる良い文章だった。
歌集に収録されていない作品が文末に抽かれていた。

石の橋木の橋光る鉄の橋わけても恋ほし不渡橋(ワタラズノハシ)  山埜井喜美枝

これいいうただなぁ。出会ってよかった作品である。