詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

東京の奥座敷のチョウゲンボウ

2019-03-31 13:58:31 | 鳥紀行


朝から天気が悪く冷え込む工場で
明日からの準備をしていました。

そうそう昨夜はドバイでわが国の既に
史上最高の名牝と言ってもいい
アーモンドアイが優勝しましたね。
テレビ放送前に結果を知ってしまって
残念でしたが堂々たる勝ちっぷりでした。
しかし、なぜ強い馬の名はサマになるのでしょうか?
いつも疑問に思います。

今日の仕事はパソコンと睨めっこして
いたものですから大阪杯の馬券を買ったりして。
午後になって事務所の窓から日差し。
あれ?晴れてらと思って引き上げることにしました。
この分なら今夜は晴れそうですから
夜桜のロケハンを兼ねて近所をドライブ。

ぼくの家の近くには赤塚城跡があります。
以前書きましたがぼくの住まいの地域は
江戸時代、大砲の訓練場と鷹狩場であった
そうですから如何に都会ではないかが
おわかりでしょう。
鶯が鳴いていたこともあるんですよ。

城跡でも散策しようと思ってクルマを走らせますと
電柱の上に何やら止まっている。
風景カメラで車内から撮ったのものです。



気配を殺したつもりでしたが向こう側の木に
飛んで行きました。ここでレンズを交換して撮ります。
いつもの大砲レンズを取り出す余裕はありません。
あっちへ飛んだりこっちへ飛んだりしてるうちに
元の電柱に戻ってきたところを車内から撮ります。



チョウゲンボウのオスです。まさかこんなところで
チョウゲンボウに遇えるとは感激でした。
去年の2月頃にはトラフズクが居たってくらいですから
むべなるかなではありますが。



二枚目の画像をトリミングしたものがこの画像です。
猛禽類も種によっては人間社会の近くの方が
暮らしやすいそうですが、
それにしても去年信州まで3時間かけて
チョウゲンボウを観察に行ったことを思うと
灯台下暗しとはよく言ったものです。




夜桜橋から

2019-03-31 00:27:28 | 千駄記


家を出ようとすると雨の跡。
雨が降ってたとは露知らず。



平気だろうとぼくが名付けた
夜桜橋へ向かう。



よく見るとまだ蕾が多く
雨が激しくなってきた。

この老桜並木も枝が散々切られてしまい
画にはならなくなりました。




神代櫻

2019-03-30 22:44:57 | 千駄記

こちらは数年前に見た神代桜。
山梨県北杜市にあるエドヒガンザクラです。天然記念物。
樹齢は1800年とも2000年とも。

晴詠が届いた旨、何通かのメールを
戴きました。連絡くだすった方々
ありがとうございます。

今日も寒かったですね。
この寒空に夜桜見物している
精神的若者もいらっしゃるでしょうか。

工場の様子を伺って午後から
自宅へ戻りました。
なんとなくぐわいが悪かったとです。

海のDVDと録画した北国のドキュメンタリを
見ました。そのうち寝ちまった。
現在22:24です。外は寒いんでしょうね。
ちらっと桜見に行ってきます。



花冷えの週末。

2019-03-29 19:56:57 | 千駄記


ひとり見し老い蜂角鷹(ハチクマ)はずたずたに痛む翼を痛くひろげて

実質上、今年の三月は終了しました。
今日は弊社の給料日。夕方、決算の相談で
東京タワーの近くまでゆき工場へ戻ってみると
真っ暗です。給料日だし、明日も出るしという
雰囲気でしょう。

決算の状況は芳しくありません。
ぼくの心身も同じです。

晴詠3号は届いた方もいらっしゃるようで
メールをいただきました。有難いことです。

週末は天気が悪そうで少しホッとしたりして。
明日提出する図面を一枚描き、決算の追加資料を
一枚作りFAXしたところです。

本日の画像はハチクマです。
蜂の巣を好んで襲う変わった鷹の仲間です。
英名をOriental honey-buzzardといいます。
直訳すると「東洋の蜂蜜ノスリ」って感じですね。
ぼくはハチクマを初めて見上げた時、一瞬
クマタカ(角鷹)か!と思いました。
だから日本名はハチクマなんですね。
面白い名付け方です。
ハチクマもそろそろ日本にやってくる頃でしょう。
あんな大きな鳥が海を渡ってくる不思議。
翼の裏の模様が様々で。
ぼくは好きだなハチクマ。

いま、ネットのニュースを見たら
白石冬美さんが亡くなられたとか。
野沢那智さんとのパックインミュージックが懐かしい。
毎週木曜日でしたか。よく聴きました。
お二人のデュエット曲「テレホンラブ」。
いまどきは検索すればどこかで聴けるのかな。
ショーケンと元双羽黒の北尾さんは
若くして亡くなりました。
記憶の中の人が亡くなってゆく。
さみしいことです。



サシバが北上しています。

2019-03-28 14:49:58 | 千駄記

これサシバ

北上するサシバはわれよりスケールの大きき生を謳歌しおらん

少々肌寒いですけど春ですね。
靖国辺りでは桜が満開とか。
わが社の近くの夜桜橋周辺では七分咲きと
いったところでしょうか。

あと数日で新しい元号が発表されます。
ちょっと怖い。

今日も早朝からトラックを乗り回し、昼に戻ると
大阪から仕入れ先が顔を出したので
ランチを食べに出ました。
大した話題もなくステーキを平らげました。
が、天気同様どんよりです。

春の鷹の渡りが始まっている模様です。
冬を主にフィリピン辺りで過ごしたサシバが
一日数十羽単位で北上しているようです。
ほかのタカやハチクマも来るはずです。
日本へは繁殖のためにやってきます。
去年生まれた子供たちも群れに
混じっているのでしょう。
サシバは緋鷹と呼ぶ地方もあるくらい
明るい茶系の鷹の仲間です。
去年は何度か観察しましたが
晩夏のサシバの中には翼がボロボロに
傷ついている痛々しい個体もいました。
秋になるとまた南を目指してゆく鷹ですが
一年なんてあっという間というより、
めぐり合うのは半年毎なんですね。
それにしても老いると一年は早いことです。




ハヤブサってハンサム。

2019-03-27 12:52:29 | 千駄記


ハヤブサって美しい鳥ですね。
ハンサムというより二枚目です。
とにかくカッコいい鳥です。

さて本日は天気ばかりが良い日です。
朝からトラックを乗り回しています。
午後からは北関東方面へ出かけます。
運転しながら思うのは
平成がいよいよ終わるという事と
十連休ってどうなっちゃうのかとか。
仕事があれば開業しますが
この十連休はおそらく
最初で最後の経験ですから不安の方が大きい。
町工場なんてそんなものです。
もちろん予定は未定。

去年のGWは何を思い何をしていたか。
鳥を追いかけていたので画像フォルダを見れば
概ね思い出します。
新しい御代となって
4月末からの十連休はテレビなんか見ていると
きっと目が離せなくなるでしょう。
安らかに過ごしたいものです。





短歌は頓智やクイズではない。

2019-03-26 12:03:17 | 千駄記


わたくしが言わるるままに遠くなりゆくを黙りて見送る歌会

短歌の世界には歌会というものがあります。
「歌会」を「かかい」と読むこともあります。
私は歌会というものの本当の姿を知りません。
私が経験したこじんまりとした歌人の集まりは
1.かつて所属していた「開放区」の合評会
2.かつて主催したパンドラ歌会
3.いま講師をしている野蒜短歌会
4.事務局をする板橋歌話会
程度で、歌会と呼べるものはパンドラ歌会くらいでしょうか。
事前に無記名の詠草集を配付し、それぞれの作品について
選歌した作品の感想を述べてゆく。
その間、作者は黙って聴いているわけです。
特に初心者で多いのが批評されているうちに
黙っていられなくなるというものです。
「これ、私の歌なんですが」というパターン。
白けます。
また、選歌の理由に「わかりやすかったから」というのも
白けます。わかりやすいのが正義なら
短歌ではなく散文を書いたり読んだりすれば良いわけです。

歌会において作者である自分の意図とはまったく
違った読みをされることがあります。
そんなときも黙っているわけで種明かしもしませんが
作品を発表したら、その作品は作者のモノではなくって
読者のモノになる。ゆえに黙っていろという物言いには
反対です。読者にゆだねるなんていいますがご免なのです。
作品は作者のモノです。
その読みが違っている場合は作者か読者のどちらかに
何らかの責任があるわけです。
これは短歌作りの課題でしょう。

私が唯一言えるのは
短歌は頓智やクイズではないということです。



知恵の輪

2019-03-25 12:47:16 | 千駄記


はずれないもとしていし知恵の輪が朝の机上に解かれていたり

知恵の輪を好まないが手にしたことが
何度かあった 知恵の輪ははずれない
という安心 誰にも解けないという連帯
がぼくにはあった

しばらくは格闘してみるのだが
所詮ぼくには無理だというあきらめは
イコール安堵である
しまいにはどこかへ行ってしまう

探すほどの魅力が知恵の輪にはない
休日の遅い朝それが机上に
解かれてあった

知恵の輪がふたつになって燦然と
現れた代わりにぼく以外
だれもいなくなった朝だった




格好良すぎる歌人&「晴詠」3号発送す。

2019-03-24 00:19:58 | 千駄記


今日は寒い一日でした。
寒さを少し懐かしく想ったりして。
工場へ行くと4~5人出勤してました。
今日依頼の今日出荷という部品を作ったりしました。

で、「晴詠」3号を発送しました。
結局飛脚に頼んだのです。
顔馴染みの飛脚に前の時、茨城に16日かかったぞい!
と微笑みかけますと
一日50通しか発送しませんもん!と
微笑まれました。
はあ、そういうことになってんのかと知りました。
今回発送分は約300部なのですが50部ずつだと
それだけで6日費やすことになるんですね。
知らなんだ。

昨年から今年にかけて短歌の世界でも
セクハラについて一部で論じられているようです。
去年はとある女性歌人を同人誌で「女神」と評したとか。
今年はとある女性歌人をツイッターで「ミューズ」と評したとか。
それも被害者?がセクハラを指摘するのではなく
それらを読んだ第三者が指摘するわけです。
ぼくは又聞きであったり孫引きであったりするので
傍観しているのみですが、「女流歌人」なんていうのも
今はダメなのだとか。
かわいいやらべっぴんさんやらもダメなのでしょうね。
「美人過ぎる歌人」なんてとんでもないのでしょう。
ぼくなんか「格好良すぎる歌人」と呼ばれたら嬉しいけど。
そうそう昭和40年代に出た「男魂歌」もダメか。
男歌、女歌もダメか。
ぼくにはよくわかりませんが
これらについてちょっと小文を書いてみたい気分。

十年以上前ですが塚本邦雄の三回忌(神變忌)のとき
とある男性歌人(ぼくよりずっと若いKさんね)を
遠目で見て、うわぁ格好いいなぁと
残念ながら思ったものですが
それを書いてもいけないんでしょうか。
彼は二枚目だ!ハンサムだ!格好良すぎる歌人だ!
と素直に思いました。

ぼくは、口数は少ないけれども筆はしょっちゅう
滑るので気を付けなくてはなりません。

このブログみたいな過疎地で書くのは
話題にすら上らないんでしょうが
印刷物となるとどこでどう読まれるか
わかりませんから。
何だか窮屈だな。昔、尊敬すべきSさんが
よく書いていた「女性性」なんてどうなんでしょうか。


「フィギュアスケート・世界選手権」男子フリーを
テレビで観てました。素晴らしかったですね。
優勝したチェン選手は安定感抜群の演技。
銀メダルの羽生選手は胸を打つ演技。
ほぼノーミスだったチェン選手の高得点は頷けます。
贔屓目じゃないけれども羽生選手の演技に感動したな。
雰囲気持ってます。
いずれにしてもフィギュアロスです。



「フィギュアスケート・世界選手権」女子フリー

2019-03-23 12:20:58 | 千駄記


浅田真央がトリプルアクセル跳ぶときはドロップキックする如く飛ぶ

「フィギュアスケート・世界選手権」女子フリーを
見ました。結果はザギトワ(16=ロシア)が優勝、
トゥルシンバエワ(19=カザフスタン)が2位、
3位はメドベージェワ(19=ロシア)となりました。

日本勢がメダルを逃したからでしょうが
テレビやネットでもあんまり話題となっていない
ようです。トゥルシンバエワ選手は4回転ジャンプを
決めましてそれは見事なものでした。

ぼくはもちろん紀平さんを応援していましたが
日本勢は4位、5位、6位となりました。立派です。

今夜は男子フリーが放送されます。
今年の世界選手権は埼玉県で開かれています。
女子シングル、男子シングルばかり注目されますが
他にペアとアイスダンスも行われています。
しかし、映像はおろか結果すら放送されません。

フィギュアスケートの曲といえば「ボレロ」。
これは84年サラエボ五輪アイスダンスのフリーで
イギリスのトービル、ディーン組の伝説的な演技が
発祥です。これ鳥肌ものでした。

今日のうたはわが第二歌集『百年猶予』から。
アクセルジャンプは正面を向いて踏み切るので
なんとなくそんな風に見えるとです。




イチロー引退。

2019-03-22 18:04:26 | 千駄記


イチロー選手が引退を表明しました。
「最低でも50歳までは現役でいる」
と語っていたイチロー選手。
イチローだったらそれもありうると
思えただけでもいかにすごい選手だったかがわかります。
2004(平成16)年12月に発表したぼくのうたです。

永遠の野球少年イチローも遥か31になるとや

この年イチロー選手はメジャー4年目で1シーズン
262安打のメジャー最多安打記録を打ち立てました。
その報道を見て、あのイチローがもう31歳になるのか
と驚いた記憶があります。
31は短歌の数字ですので<遥か31>なのです。
名実ともに世界のトップに立ったイチローを
勝手に誇らしく思ったものです。

引退会見の一部をテレビで見ましたがその一語一語は
聞き逃すのがもったいないと思えるものでした。
数日前、録画しておいた
『桑田佳祐 大衆音楽史「ひとり紅白歌合戦」~昭和・平成、そして新たな時代へ~』
を見たときにも同じ思いがしました。
桑田さんの歌唱シーンの合間のインタビューはとても
興味深いものでした。

超一流の人が語る言葉のなんと胸に響くものか。

イチローさんも桑田さんもぼくは特に大ファン
というわけではありませんが、同時代の偉人として
心に刻むべき人物だと思う次第です。





力を借りる。

2019-03-21 15:40:04 | 千駄記


エアコンプレッサーをご存知ですか?

「空気を大気圧以上に圧縮する機械。空気圧縮機」です。
身近にあるのは自転車の空気入れ。工場で使うのは
その仕組みを電気で動かす。ガソリンスタンドにも
クルマのタイヤ用に置いてあります。
工場で使うって何に空気入れんの?とお思いでしょうが
大きな板金工作機械もエアがないと動かなくなります。
ステンレスをカシメて繋ぐときにも使います。
機械を動かすときの動脈が電気で、静脈が空気かもしれません。
な―んてうまい例えを言ったつもりでいるだけです。

つまりそれが壊れたのです。
繁忙期になるとコンプレッサーが壊れます。
忘れもしないのは90年代後半の夏のことです。
世間はお盆休みの真っ最中。
わが社は納期に追われ猛暑の中ぐったりしつつ
モノ作りに励んでいました。
当時元気だった父が「コンプレッサーが止まった!」
と言うのです。うんともすんとも動かない。
ステンレスを切断するにも切り抜くにもエアはいる。
8/14くらいでしたか・・。どこも休みです。
ポータブルのコンプレッサーでは機械を
一台辛うじて動かすだけです。
父が「Sさんに電話してみてくれ」というのです。
やってるわけねぇよ!と思いつつ
電話すると、出ましたSさん。事情を話すと
誰もいないから運べないけど中古なら一台あるよ
というのです。会社はクルマで30分ほどの距離。
すぐに向かいました。

普段着のSさんが出てきて「頑張ってるね」と声をかけてくれます。
「応援してるよ」とも言ってくれました。
今もそうですが当時のわが社はすっかり傾きつつ
仕事をこなしている有様で金銭面でも
Sさんにはずいぶん助けてもらいました。
クルマを運転しているときに電話が来て
「力がないときは、そのとき力のある人に力を借りるしかないんだよ」
と語りかけられ涙したこともあります。
事務所に金庫がないのを見て金庫ぐらい置かなきゃ
と言って買ってくれたこともあります。
それは今でも使っています。
そのときもコンプレッサーをトラックに積み込んで
「いやぁ助かりました」とお礼を言いながら
急いで工場に戻ったのです。

それから一週間後のことです。
Sさんの会社がバンザイしたというのです。
中小零細企業でバンザイとは不渡りを出す=倒産です。
Sさんもバブル崩壊後はだいぶ苦しんでいたようで
金融機関の協力が打ち切られてしまったようでした。
おそらく盆休みどころではなく資金繰りに
悩み苦しんでいた最中だったのでしょう。
コンプレッサーの修理屋さんを待ちながら
そんなことを思い出しています。




開花宣言って。

2019-03-21 09:47:13 | 千駄記

「夜桜橋から」


今朝は暖かくって目が覚めました。
今日は東京に開花前言が出されます。
わが社は半分程度が出勤です。

しかし、あの「開花宣言」ってなんなんでしょう。
昨日のニュースを見ていたら
靖国神社の標本木の前に数百人の人だかり。
そのなかを開花の確認をする東京管区気象台の職員。
「花が4つなので開花ではありません」
とか言ってる。
目くじらは立てませんがこれも仕事か。
いずれにしても桜は咲く。
いつのまにかそんな時期になりました。
工場の近所に桜並木があります。
老木ばかりですが満開の時はなかなか
見事な咲きっぷりです。
今年はゆっくり歩いて眺めたいものです。
そんな気分になれればいいのですが。
祈りましょう。

とあるテレビ番組で
「東京23区500駅のなかで最も家賃相場が安い街ランキング」
が発表され、西高島平駅が1位となりました。
相場は55000円だそうです。
やったぜ!知る人ぞ知るわが家の最寄り駅です。

街というより町です。
駅から歩道橋を渡って徒歩6分。お待ちしてます。
家賃が安いか否かはわかりませんが
町が静まり返っているのは事実です。
わが家からコンビニまで歩いて10分。
近所の五丁目郵便局も撤退か、存続かで町内では
署名運動がありました。
外食する店はほぼゼロ。
タクシー乗り場が駅にない。
そもそもタクシーが町を走ってねーし。
都営三田線の終着駅で始発駅。
この近辺、建築物の高さ制限やらなんやら昔は
ずいぶんとうるさい地域でしたから逆に寂れました。
西高島平駅の裏はトラックターミナル。その近くには
板橋青果市場があります。
よって団地に比して住民が少ない。
もちろんひと気がない。

もとは徳丸ヶ原という湿地帯と
沼地が点在する荒原で主に幕府の鷹狩場や
砲術訓練所として使われていた地域です。
すなわち自転車族には優しく坂がない。
住めば都で、ぼくは好きです。
電車で出かけるときは座っていけます。
帰りも終点まで乗る人が少ないからやがて座れるし。

で、ぼくだけはここを
「東京の奥座敷」と呼んでいます。
地下鉄路線図を見ますと左上の一番端です。
数年前までホタルの人工飼育施設があって
夏にはずいぶん賑わいましたが閉鎖されました。
板橋花火大会でも見物客が集中する駅から二つ三つ
離れてますから「遠花火」を見るには適してます。
遠景カメラマンにはいいかも。
家賃が安いと言ってもアパートやマンションの
少ない地域でいわゆる不便な住宅街です。




気分が落ち込む陽気

2019-03-20 13:34:25 | 千駄記


春です。
気分が落ち込む陽気です。
気候的なものか時期的なものか
なんだか憂鬱になる春です。

午前中は、わが社の事務所は空っぽでした。
事務員の妹にも私にも共通の父親が
一人いるわけですが、その父が転院を余儀なく
されましてその送迎やら手続きやらで。
その間も仕事関係はバタバタしますし。
私だけ工場に先ほど戻りましたが
少しぐったりです。

かつてはどんなときだって歌を忘れない
カナリヤだったのですが
短歌も少々忘れちまいますね。こんなときは。
今までの病院より遠くなったし
治療も控えめにしているようですし
健康第一なんて当り前を思いますわ。

明日は旗日です。春分の日は
「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」
ための祝日だそうで
「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」
気持ちは満々ですが、
ゆとりがないとそうも言ってられません。
なんか疲れちまった。



「ミュージックの日」

2019-03-19 12:20:27 | 千駄記


歌詞の意味たどると実はわが胸の痛いところを突いている知る

聴く人の心持によって歌詞の意味は変わってきます。
歌詞に気づくと言った方が正確でしょうか。
短歌も同じで鑑賞するときにその作品に寄り添えば
良いうたに思えますし、突き放せば意味わからんとなります。

毎年3月19日は「ミュージックの日」だそうです。
319でミュージック?
語呂的には3月29日の方が近い気がします。

誰にとやかく言われない暮らしとなってから
家でも音楽を聴くようになりまして
昨夜も60年代の洋楽に浸かっていました。
アイホンとBOZEをBluetoothで繋いで
聴いとります。
簡単に好きな曲だけを聴けるのがいいです。
こんなことは数年前から当り前だったのでしょうが
ぼくはついこないだまで手持ちのCDをPCに落として
好きな曲だけをチョイスしてMY BEST的なCDを
作って聴いていました。平成前半か!
まあ聴いている曲は昭和なわけですが。

いつでしたか、工場に製品検査に来たお客さんを
駅まで送ってゆくときマイカーからThe Byrdsの
ミスタータンブリンマンが流れまして止めるのも
なんかなと思って音量を下げたのですが
助手席に乗った大手企業の部長クラスのおじ様が
懐かしいなぁと言いながら両手両足でリズムを
取り出した時にはちょっと引きました。

ミュージックと言いますか音楽と言いますか
流行歌と申しますか、そういうものって
当時の空気や記憶を蘇らせますね。
この辺は短歌や写真と似ています。
好きな音楽を聴くことが
できるようになって
なにもかも懐かしく新鮮なのです。