詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

2020/05/31

2020-05-31 11:49:00 | 千駄記




無にあらず空にもあらず鳥の声を聞いているのだ待っているのだ




川越一人歩記

2020-05-30 16:05:14 | 千駄記


今日は亡き父の用事で菩提寺へ行ってきました。
天気が良かったので何よりです。
5時ころから目が覚めてしまい、関越道が混んでいたら
まずいなと思って早めに出発すると早すぎました。
で、途中で川越によって少し時間をつぶします。



おなかも空いたのでスタバに寄る。



トイレも済ませお寺に行く。
滞りなく儀式は終わる。
近所に伯父が暮らしているので挨拶と報告を済ませ帰宅。


いま、お気に入りのカメラ。今日ポケットに入れて歩きましたよ。
スナップ向きのカメラです。10m防水だから水の中でも写せるど。
ちっちゃいけど性能はいいです。お薦めです。

どうやら寝ている間に膝をいわしてしまったようです。
だって痛いもんな。今日はじっとしていましょう。


おしまい。






大理石のテーブル

2020-05-29 11:22:09 | 千駄記


今日は晴れ晴れ。
月末でふところはすっからかんに
なる予定です。これから金融機関に出かけます。
逆に気持ちいいや。

たまには仕事の画像を載せます。
新進気鋭のパティシエから注文頂いたテーブルです。
こういう製品は欧州からの輸入モノが多い。
こだわりのある職人は道具にも一家言あります。
今朝、出荷しましたが果たして気に入って頂けるか否か。
なんせ、私が図面を描いて「いいよ。それで」と
いうやり取りだけでしたからね。

クレームが怖い。

そろそろ梅雨入りです。
町の路地には立ち葵が聳え出しました。
あの花は豪快です。いつの間にか伸びて
咲き始めるって感じです。
立ち葵の親戚みたいな向日葵も
「王者の花のこがねひぐるま」なんて
与謝野晶子は詠みました。
なんて歌人らしいことを書いてみました。


おしまい。





『世界で一番美しい鷲の図鑑』

2020-05-28 12:05:56 | 千駄記


今日は暖かいんだかなんだか。
梅雨入り間近って雰囲気です。

昨日仕事を仕舞ってから池袋に出ました。数か月ぶりです。
JUNK堂をぷらぷらするのが好きなんですが、
コロナ対策で書店もやってるだかやってないんだか。
以前調べたときは土日は休みでしたが平日はやっているようです。
歌人らしく短歌のコーナーと写真家らしくカメラのコーナーと
野鳥の会会員らしく鳥のコーナーを見て回る。
前から気になっていた写真集がありました。

『世界で一番美しい鷲の図鑑』

世界で現在認められている68種すべての鷲の生態と写真が載っています。
鷲と鷹の明確な区別はありませんが、英名でEagleと名のある鳥がすべて
掲載されているようです。日本で言うタカの仲間やノスリの仲間も載っている。
大きさと本の造りから¥8000くらいするのかなぁと値段を見ますと税別¥3800也。
写真集というのも印刷技術の発達のためか安くなったものです。
アンウィンマイク著。写真はティプリングデヴィッドという欧州の人です。
欧米では日本よりも鷲、鷹類の人気が高い。
これだけの写真を撮るには現地でガイドを雇ったりして大変なんだろうな。
おそらく日本で撮影したのであろうオオワシには数ページを割いていましたよ。
私が羅臼を訪ねたときにも西洋人の野鳥写真愛好家たちがツアーを組んで
たくさん見えてましたから。なんとなく誇らしいことです。

少し日も出てきたようです。

もう月末ですね。
何も言うますまい。


おしまい。






『短歌文法入門』(日本短歌総研編・飯塚書店)

2020-05-27 11:33:35 | 短歌情報


『短歌文法入門』(日本短歌総研編・飯塚書店)が発売となります。
コロナウイルスの影響で予定がひと月ほど遅れましたが
6/2頃から書店に並ぶようです。
その暁にはぜひとも手に取ってみてください。
手触りの良い本です。
ハードカバーではないのでぱらぱら読むのにも適しています。

日本短歌総研としては
『誰にも聞けない短歌の技法Q&A』
『短歌用語辞典』に続く第三段となります。

この勢いで石川幸雄全歌集でも出版したいものですが
個人歌集というものには、あんまり興味がなくなってしまいました。
そのうち気が変わるかもしれませんけれども。

ご報告でした。





冬雷2019合同歌集

2020-05-26 12:34:57 | 短歌情報


『冬雷二〇一九作品年鑑・自選合同歌集』(編集発行人 大山敏夫)
2020年6月1日発行 ¥1.000.- が届きました。

もう一年か・・と思いつつ自分のブログを見てみると
昨年は9月に作品年鑑が刊行されていました。
冬雷短歌会の一年がわかる貴重な作品集です。
これだけの会員の作品を管理・保管している結社は
他にはないでしょう。
会員の希望者のみが参加されているとのことですが
大山さんのあとがきによると
月々の出詠者が約170名でこの作品集に参加された方は124名とのこと。
何年か毎の記念誌ならば見かけることもありますが
こちらは毎年刊行ですから、大山敏夫さんを始めとする刊行委員
小林芳枝さん、桜井美保子さんの短歌に対する情熱は
いかばかりかと拝察するばかりです。

うたつくる民である人々がどのように日日うたと
向き合っているか。それを知る価値はあります。

『冬雷二〇一九作品年鑑・自選合同歌集』には枝折が挟まれていて
アンケートが企画されています。強く印象に残った作者と作品や
希望を見出す作者などなど参加会員に問うています。
ともすれば作品を纏めると自分の歌を見て悦に入り
他の歌はあまり読まない・・と、なりがちなのです。
会員でもない私も「お、アンケート」ならば心して読まなければ!
と、勘違いしてしまうほどでした。

結社にほぼ無縁、関わらずに短歌の道を進んできた私の憧憬でありました。

そうそう、私は近頃「猛禽類の短歌」を収集しているわけですが
「オジロワシ」の歌と「鳶」の歌がありました。
ここでその作品を紹介して終わります。

オジロワシのつがひはゐるかまつすぐに望遠鏡のぞくいつものあの木   橘美千代
鳶来て飛蝗を捕らえ舞い上がるコンバイン響く青空の下         藤田夏見

(他に見落としていたらごめんなさい)








いろいろあるな。

2020-05-25 12:29:47 | 千駄記

コレ、いま使ってるメインの撮影機材です。
誰もいなくて鳥がたくさん現れるところないかなぁ。
ない!


今日は暑いみたいです。
私のこころは相変わらず寒いですけども。

本日緊急事態宣言が解除されるとか。
事務所の斜め前に坐っている妹に
「解除されたってフツーの自粛と変わんないよな」と
呟きましたら「全然違うよ!」と返事。
「そうかなぁ」とまた呟きますと
「あんたみたいに工場をクルマで行ったり来たりしてる
人にはわかんないんだよ!」と一喝されました。
社長に向かってそんな言い草ないよな・・。

今朝、社員の1人が来月20日付けで辞めると言ってきました。
当てにしている人間に限って辞めちゃうのね。
「決めたならしょうがないよ」と言う他なく。
頼りにしてる若い衆にラインを送る。
すると事務所にやってきて「大丈夫ですよ」と
励まされる。これから夏に向けてやっていこう!って
ときにそんなやり取りがあって疲れるわあ。
わが工場が緊急事態発出だよ。

午後から部品の引取に都内を走ってきます。

おしまい。

白い鳥影ノスリとオークス。

2020-05-24 17:45:43 | 千駄記

きれいなノスリ。

自粛に専念した休日を過ごしていると足腰が衰えるので散歩。
電柱の上に白い鳥影。美しいノスリがいました。
昔の人はノスリを「クソトビ」と呼んだ。失礼ですね。
ほんと初めて見たくらいきれいなノスリでした。

今日はオークス。レースは見ませんでした。
父に手を合わせたお陰で3連単特券的中。
一着は堅かったですもんね。
個人的には月を越せそうです。
ただなぁ、工場があるからな。

もう暮れましたね。日は長くなりましたけれども。
今日は長袖じゃ暑いくらいでした。

そうそうご報告。一昨日でしたか
アベノマスク届きましたよ。
街じゃ、アレ付けてる人見たことない。
政治家も安倍さん以外は付けてないみたい。
つまり4百数十億円の無駄遣いでしたね。
もったいないな。

コロナのせいばかりじゃないんでしょうけれども
なんとなく憂鬱な日々が続きます。
なんかこう、カラッとしないもんかな。
気の持ちようかなぁ。

おしまい。



手を合わせよう。

2020-05-23 12:25:30 | 千駄記

資料の裏表紙です。

今日はもっと天気が悪くなるかと楽しみにしていたのですが
コチラは意外にまあまあの天気です。
本日出勤は3名。ぼちぼち仕事やってます。

蝙蝠が翼を前肢に変化させ青毛のサラブレッドになりたり
日米オークス二冠の青毛シーザリオ六戦五勝二着一回
(『百年猶予』石川幸雄より)


明日は優駿牝馬オークスですね。
ばっちり当てましょう。
当てないとコロナにも勝てません。

あとは神頼みならぬ仏頼みだな。
水を替えて線香手向けて手を合わせましょう。

みなさまよい週末を。


おしまい。

高倉健のうた

2020-05-22 12:33:09 | 千駄記

微動する顎でいわずもがな言う高倉健の楽しみ何ぞ(石川幸雄『解体心書』)
ラッセル車の操縦室に役作りせんと乗り込む高倉健が(石川幸雄『百年猶予』)

今日も比較的寒いです。空はどんより重たいですし。
これまたステイホームには最高な日和でしょう。

昨日「短歌往来」6月号のお話をしましたが
丹波真人(コスモス)さんが〈名画と名歌〉を連載されていて
22回目の今回は「スクリーンのヒーロー高倉健と小林旭」。
昭和の大スターです。「トリ肉がなにの肉か」わからない人は
知らない大スターかもしれません。
私が高倉健を詠んだ昔のうたを引用して頂きました。
私みたいな無名の歌人にはこういうの、うれしいです。

高倉健さんにはずいぶんと憧れました。
初めて俳優の仕事をしたとき、撮影後に
ひとり涙を流したんですってね。
これが男の仕事か。と。
でもその道で稼いで超一流になったんですから
大成功者です。多くに人に愛されて、尊敬もされたんですから。

午前中は市役所に書類を提出してきました。
給付金をくれるっていうので。
いろんな書類を作っても作っても追いつかない。
その間に法人の登記簿やら印鑑証明やら
個人のそれも何回も取りに行く。
その挙句に色悪い返事が来たら大変だなぁ。

テレビで中小零細や飲食業の社長の話が流れます。
「借りたって返せないかと思うと不安だ」という話。
借りなきゃ潰れるならつべこべ言わずに借りるしかないのです。
借りるのが不安だという経営者は追い込まれてないんだと私は思う。
貸してくれるだけ有難いと思わなければやっていけませんよ。

週末です。明日は数人出勤します。
細かい仕事でも仕事は仕事。
天気予報を見ると雨みたい。
出勤するにはサイコーです。


おしまい。


「短歌往来」6月号と世間話。

2020-05-21 12:07:04 | 千駄記


今日も寒いです。事務所は暖房つけてます。
ステイホームには最高な日和でしょう。

「短歌往来」6月号が届きました。
「評論月評」連載中です。今回で9回目。
趣向を変えて今号はコロナウイルスのことばかり書きました。
7月号の原稿は5/20締切ですのでそちらも出稿済です。
よってあと2回書いたら私の連載も終わります。

コロナウイルスで停止していた世間は少しずつ動き出しているようです。
わが工場の仕事も少しずつ。
緊急事態宣言の解除=以前の暮しってわけじゃないはずですけどもね。

アンケートによるとウイルス問題が解決したらやってみたいことの
一位は国内旅行だそうです。60%を超えているとか。ということは
何もクーポンやらなんやらを国が税金で発行しなくたって行く人は行く。
お金がかかろうが、高くたって行ける人は行くということでしょう。
今回のコロナ不況で生活苦に追い込まれている人は
行きたくたって行けないし行く気にもならないでしょう。
二位は友人や親戚に会う、三位は服やバッグなどの買い物だとか。
(正確には記憶していないんですが)

こういう結果を見るとコロナ不況に追い詰められている人って
意外と少なかったりして。アンケートの対象にもよるんでしょうけれども。
家賃を始めとするライフラインすら払うのに窮しているって報道が
わんさかわんさかあったはずなのに。生活に困窮している人は
旅行やら、人に会うやら、生活必需品以外を買うやら、できませんもんね。
こうしたアンケートの結果を見ると日本って豊かなんだな。
経済的には4~6月の方がもっと悪化しているはずなので
これからさらにもっと困窮してゆくのでしょう。

それにしても、検察の偉い人はステイホーム週間に
ハイヤー付きで麻雀してたとか、沖縄に来ないでって
言われてるのに若い芸能人男女がリゾートを満喫してたとか。
芸能人も困窮してるんだから助けてくれって聞いたばかりですけども。
格差はどんどん広がってゆくようです。

私のところにはアベノマスクまだ来ない。
一応住まいは東京の奥座敷なんですけど。
10万円の申請用紙も発送されていないようです。
ま、公務員も忙しくって大変だ。

私も工場経営で四苦八苦しているところですが
具体的な回答を得られたことは何一つありません。
4月出荷予定だった製品が工場を埋め尽くしている状態です。



おしまいです。

ひよどり笑う。

2020-05-20 17:59:48 | 千駄記

ひよどり。

重たそうな雲の下をトラック北へ走らす
田んぼや電柱を見て鳥を探す癖は直らず
熱を測られ体調訊かれ納品終えて帰路に
帰りのPAで藁に包まれた納豆二束を買う
妹が納豆品切れと言いながら今朝ハムを
くれたのでそのお返しにと兄心を見せる
という重い一日が終わり私は帰ります。

そうそう、ヒヨドリの話。
漢字では「鵯」と変換されるかわいそうな鳥。
リンゴの屑の中で歓んでいたひよどり。
ひよどりは笑っていたよ。


おしまい。

雨を待つ屋根

2020-05-19 14:03:45 | 千駄記

降る雨を不知火型に屋根広げ待てる唐招提寺金堂 石川幸雄

くもりどんよりと白い空色
督促状に囲まれる火曜日
目白の切手の博物館でも
行きたい気分だがお休み


おしまい。



うしろ姿のヒレンジャク。

2020-05-18 12:09:10 | 千駄記

緋連雀です。
キレンジャクと違ってこのヒレンジャクは
IUCNの絶滅危惧種なんですってね。
うしろ姿の美しい鳥です。

今日は天気が悪い。
さらに私は今朝クスリを飲み忘れたので
ボーっとしてます。
これからクスリを飲みに帰らなきゃいけません。

夢は枯野を駆け巡っています。
しかし、現実から目を背けていると
ロクなことにならないので気を付けましょう。

おしまい。

鳥打帽。

2020-05-17 11:38:23 | 千駄記

長元坊の羽の柄せる鳥打ち帽を父の形見の品と受け継ぐ  石川幸雄

本日は晴天なり。
自粛生活は私を無気力人間にします。
これではダメだと工場に出てきましたが
見慣れた景色ですので飽きます。

本屋でも覗こうかと思いましたが
行きつけの大きな書店は休みだそうです。
具体的に欲しい本があればネットで買いますけども。

私はご存じのとおり
帽子が似合わないのですが
ほぼ新品の鳥打帽を父から受け継ぐことにしました。
刺し子の柄がチョウゲンボウの雌の羽衣に
よくよく似ているのです。
鳥に限らず動物の色のバランスというものは
よくできています。
天敵から身を守るためとか
獲物に気づかれ難くするためとか
もっともらしい進化の理由はあるのでしょうが
それだけではない何か。
もあるのではないか?っていうくらい
お洒落で美しい。
猛禽類の中ではチョウゲンボウ。
特に雄は綺麗です。

もうすぐ昼です。
どこかでボーっといたしましょう。