詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

叶って嬉しくないほどの夢

2019-09-30 12:03:40 | 千駄記



九月が終わります。
本日は弊社の給与支払い日です。
ってしょっちゅう書いている気がするわ!

たまに現場でお見かけする人であろう人の
鳥撮りブログを見るのが習慣になっていますが
相変わらず鳥を追いかけているようです。
羨ましい。

世界陸上の競歩50キロで鈴木選手が金メダル。
録画してたんですが歩ってるのを見るだけでも
感動するものですね。
昔の競歩はもっとギクシャクした歩き方だった
ような気がするんですが、鈴木選手の歩き方が
スムーズなせいか格好良かった。

短歌の世界以外の私の交友関係は
ほぼ100%仕事関係ですから
月末の資金繰りや消費税増税の話が多くなります。
初めから「消費税なんか預かりたくない!」のが本音です。

今日は朝から外注先の社長とそんな話です。
彼との付き合いはもう30年近くになります。
お互い年を取りました。
20代の頃は毎日のように飲んで歩いた。
お互い結婚してからは少しずつ縁遠くなりましたが
今日、彼が現場で使うというちょっとした工具を
作ってやったので明日は焼肉を奢ってもらうことと
なりました。
昔はよく通った焼肉屋です。
私も彼もお店の奥さんもみんな20代だったなぁと
遠い目をする九月尽です。

昨日のスプリンターズステークスは
硬かったですね。的中しても嬉しくないほど。
ぼくの夢なんてそんなもんだ。


海技免状の更新

2019-09-29 11:57:57 | 千駄記


遠景に光りを放つ店ありて陽樹のごときダイバーがおり
沖にいて風の生まれる瞬間を見たのだと言う他愛なき人
ダイビングショップは違う空気にて腕時計見つつ虚空に向かう
ボート、釣り、ディンギー、短歌、潜水士 ひとつの海になりたきばかりに
ある覚悟シュノーケルより合図なす海水吹きて解き放ちたる
背負いたる重みも常の雑音も消えてみ空は泡となりたり
中層を泳げる影にわが影を合わせばふわり人は仰向く
きらめきに召されるごとく浮上せり水面の上はみな真顔なる
沖縄の「十九の春」をふるさとの唄うたうがに君唄う聞く


(歌集『百年猶予』より)


今日は曇ってますが晴れてます。
私は曇ってます。ただいま工場に到着です。
完全休養日です。

小型船舶2級免許の更新に埼玉の大宮まで行ってきました。
更新には旧免許証と写真2枚が必要ですが
ちょうど5年前に更新したときの写真が免許証入れに
入っていて妹に見せたらあんまり変わってないから
平気だろっていうんでそれをもっていきました。
講習は1時間で終わります。

島伝いに航行すれば日本一周ができる免許です。
水上タクシーの船長にもなれます。
第三の人生はその道が望みです。

自動車免許の上から目線の講習と違って
穏やかに進められ、やれやれこれから5年は
いつでも海や川や湖に自由に繰り出せるわい。
とホッとしていると呼び出されました。
「写真が同じじゃ申請が通りません」と言われました。
よく見ているもんだと思いつつパスポートセンターの
そばで写真を撮って再提出。事なきを得ました。

ラグビー日本代表がアイルランドに勝ちましたね。
早明慶、同志社が強かった頃、
新日鉄釜石、神戸製鋼が強かった頃ほどの
ラグビーブームではありませんから
ワールドカップなんて盛り上がるんかいなと
心配していましたが各会場とも大盛況の雰囲気。
日本にこんなにたくさんのラグビーファンがいたんですね。
急に増えたにでしょうがそれも良し。

私は帝京大学ラグビー部の八連覇達成の瞬間に
立ち会いましたよ。
今年10連覇はなりませんでしたが9連覇は偉業なはずでした。
それなのに伝統校ではないためにマスコミは冷たかったですね。
あれが早明慶同辺りであったならば扱いはずいぶん違ったでしょう。

今日はG1スプリンターズステークス。
これから投票して帰宅します。




旅の習わし

2019-09-28 12:42:30 | 千駄記


鷹柱ほどよき風に乱れつついつかまたとは旅の習わし


本日の出勤は異邦人のみ5名です。
よくやってくれて助かります。

今日は北海道への製品の出荷があり
この輸送方法でひと悶着ありまして
スムーズにいかないものです。
スキー場へ製品を12台送るんですが
チャーター便では20~30万円ほどかかるとか。
品物より高いわ!
で、梱包して混載便で送らんとすれば
重いとか!結局ばらして個数を増やして
どうにか対応できそうです。

もうひとつ難儀なことがありまして
温泉施設向けの製品ですが
完成間近に部品が一個足りないと判明し
右往左往縦横無尽に動きまして本日
違う寸法のものが届く!
必死で改造して現在に至るわけです。
どうにか月曜日の出荷に間に合いました。

あたしゃ頭痛が痛い。
痩せちまうよ~。

さきほど工場の外で空を見上げたんですが
超青空。超いい風が吹いておる。
「鷹の渡り」には最適な気候ではないですか!

いまごろサシバやハチクマが人間の目には優雅に
本人(本鳥)たちは必死に南を目指しているのでしょう。
白樺峠では9/25 サシバ3000羽 9/26 サシバ1600羽
伊良湖岬では9/27 サシバ188羽が渡ったとのことです。
明日辺りは鷹の渡りの観察に最適なんじゃろと
予測しますが私は免許の更新で抜けられません。

来週は台風で天気は荒れるとの噂ですが
さてさてどうなることやらです・・。






品川短歌大会詠草集届く

2019-09-28 10:03:21 | 短歌情報


品川短歌大会の詠草集が届きました。
縁あってほんの少しのお話と作品の感想を
述べさせていただくこととなっております。

大会当日(11月10日)は私の誕生日でありまして
いままでは「トイレの日」として記憶していましたが
これからは品川短歌大会で短歌に親しんだ日として
記憶されることです。


時間を見てレジメと作品についての感想を述べる
資料を作ります。
大会に来てよかったと思われなければなりませんね。


11月10日の私の誕生日が詠み込まれた歌があります。

十一月十日雲一つなく風がないたが締めつけて桶に水を張る  山崎方代






十月会レポート150号記念号

2019-09-27 18:20:22 | 短歌情報



十月会レポート150号が届きました。
十月会は1954年10月に超結社の短歌研究会として
結成され、十月会レポートは1963年から発行されています。

今号の構成は
「150号刊行にあたって」  丹波真人
蒔田さくら子さんインタビュー 事務局
(結成当時からのメンバー)
作品10首:テーマ「愛」
300字エッセイ:自由、または「詩」

などなど記念号に相応しい内容です。

私は「哀悼(愛十)のうた」10首と
エッセイ「詩とはなにか」を執筆しました。

歌うなら「骨まで愛して」と決めている十月会にいそうな紳士
「愛燦燦」わたしの最初の結婚の新郎新婦入場の曲です
君となら「愛は傷つきやすく」だなヒデとロザンナ気取ってみてさ


「哀悼(愛十)のうた」より 

佐藤よしみ発行「帆・HAN24号」

2019-09-27 12:23:23 | 短歌情報


佐藤よしみ発行の「帆・HAN24号」が届いた。

100ミリX182ミリの洒落た装幀である。

短歌「島へ」30首
エッセイ「琉歌(うた)の見える場所」(13)が
掲載されている。

佐藤よしみの沖縄への想いは並々ならぬものがある。
裏表紙の小文には宮古島を訪れた旨が書かれている。

宮古島と言えばサシバの渡りの中継地であり
特別天然記念物カンムリワシが生息する島である。
宮古島は今、大きなホテルやマンションの建設が続き
自衛隊の駐屯地も作られているという。
私も一度は訪れたいと思うまま果たせないでいる。


車座の酒宴にわれは誘われずなにか訳ある旅と思うか
せいしゅんを充足せずに来たりしかなおもはろけき海原を恋う
なり切れる何かがあれば風を受け飛び立てそうな秋のくさはら


 佐藤よしみ「島へ」より。

まもなく十月

2019-09-26 12:31:40 | 千駄記


アオバトが海水飲みに現るる大波が打つ雌だけが飛ぶ
(「晴詠」2号「4コマタンカ」より)


今日もよく晴れています。
仕事に追われている内に9/26です。
月末の資金繰りもおろそかなる内に
時が過ぎてしまいました。
運を天に任せることとします。

画像はアオバトです。
何回か記事にしていますがこの鳥は
夏の間、山から海に飛んできて海水を飲みます。
今頃は数も減っていると思いきや
アオバトを研究されているサイトを覗くと
昨日は499羽が海に飛んできたそうです。

観察場所は既に明らかにされているので
書きますが神奈川の照ヶ崎海岸。
観察するならいまどきは午前6時前から
現場で待ち受けていた方がよさそうです。

猛禽を追うのに疲れたときは
アオバトなんぞ見物すると癒されますぞ。







いつか。

2019-09-25 12:20:28 | 千駄記


オオワシの纏う気品は山でなく大海原を愛するがゆえ

野生のオオワシを
初めて見たのも遠い日のこととなった。
シャッターを1000回くらい切っただろうか。

パソコンで画像を整理しているとオオワシの顔が
あたかも人間の顔に見えてくる。

あれから何回かオオワシを目撃したものの
初めて見た日より至近距離で観察することはできていない。
奇跡だったんだなと思う。

十月も半ばを過ぎればオオワシが北海道へやって来るはずだ。

いつか銀世界を舞うオオワシを見てみたいと
願うものの、天候とスケジュールを思うだけで
少々二の足を踏んでしまう。

オオワシが見られればオジロワシも見られるだろう。

いつか訪ねてみたい。



とっちらかっとる。

2019-09-24 12:17:43 | 千駄記


9月24日。よく晴れています。
少し暑いくらいです。
今月は30日間ありますが土曜日も含めると
暦の上では11日間の休日がありました。
3日に一度はお休みで何度も言いますが
働かない世の中になったものです。

今月は遊びの面では無為に過ごしたようで
一度も鳥を見にゆきませんでした。
諸々に追われていたせいもありますが
遊んでいたら罰が当たるような気がして
自粛する気持ちもあったわけです。
が、自宅で自粛していたって結果は同じなのですから
思い切って出掛ければよかったと反省至極。

休日を自宅に引きこもっていますと
掃除洗濯もそこそこに
テレビを見たり録画した番組を見たり。
短歌雑誌やら鳥の本など見たり。
これを自粛とは言えませんね。
滝にでも打たれればよかった。

先日「短歌往来」で評論月評連載している旨を
書きましたが、その三回目の研究やら
来春刊行する予定の「短歌文法」の本に関する
ロードマップに沿った研究も少しずつ進めています。
11月の品川短歌大会の準備もしなければなりません。

なんだか気ばかり焦ってしまって
ぼくみたいなバカは一度にいくつものことを
進められないのです。
ひとつ終え、ひとつ終え・・とやっていかないと
全部が中途半端。
要はとっちらかっているわけです。

自己分析をしたところで午後からは
東北道を北上します。
運転しながら諸々整理してみますわ。





墓参の話

2019-09-23 20:15:40 | 千駄記


鳥追わずうたを歌わず台風の噂のみせり三連休過ぐ

暦の上での三連休。私の行動した地域では
台風の影響はほぼありませんでした。

今日は工場で数時間仕事の段取りをした後
母の墓と父方の墓に参ってきました。

関越道を北上して小一時間ほど。

父方の墓を参ったあと父の兄が継ぐ
本家によると父の姉と弟が来ていまして
玄関先で失礼しようと思ったところ
上がり込んできてしまいました。

父の現状の報告もしていませんでしたので
丁度良かったといえばよかった。

よく来てくれたと言ってもらえたので
歓んで頂けるというのはありがたいことです。



田舎というのは人同士が意外と繋がっているもので
母の育った家の次女と父の二番目の姉さんが同級生だとか
母の育った家の次男が父の兄の同級生だとか。
先日板橋歌話会のKさんが編集した母上の歌集を
戴いたのですがその実家が父方の実家の近所で
伯父さんもよくご存知の方でした。

暑い一日でした。
親戚の方と話すのはいささか疲れます。
夕方帰ったのですが少し寝ちまいました。

油断しているうちに今年も残り100日です。
生業のやることは山積みですが
短歌方面でもやるべきことがいくつか。
なかなか荷が降りませんな。



松平修文遺作展にゆく

2019-09-22 18:41:25 | 千駄記


今日の東京は思いのほか天気がよく
明日辺りから台風の影響が出るようです。

関越道から圏央道を乗り継いで
青梅まで一時間余り。

青梅美術館で開催されている
「松平修文遺作展」に行ってきました。

見事な遺作の数々を鑑賞し松平修文さんの
精神の一端に触れた思いがします。

松平さんの奥様王紅花さんにご挨拶することができました。

遺作展に尽力されている加藤英彦氏と
多摩川を見ながら珈琲を飲む。
菱川善夫さんや松平さんのお話を伺うことが出来ました。
「今度は奢りますから」とごちそうになる。

帰宅してからは短歌の原稿に向かってました。
海山へ繰り出す元気を失くし気味ですが、
そんな時期に無理をするとロクなことがありません。

明日は生業と墓参り。

遺作展は明日までです。
お時間のある方は是非どうぞ!


松平修文自選50首より

夕闇に消えかかる手はほてりつつ水溜りよりつばめをひろふ
くさかげの兎がゐなくなりさむき風がふきだし雨がふりだし

(歌集『水村』)








松平修文遺作展

2019-09-21 19:58:07 | 短歌情報


現在「松平修文遺作展」が開催されています。
9月23日までですので明後日までです。
私は明日、見学してくるつもりです。







声のなき暮し

2019-09-20 12:12:50 | 千駄記


声のなき暮しに家が朽ちてゆく 昼なに食べるあした何処いく

週末であります。
天気予報によりますと
この三連休は台風が影響するようです。
大事に至らないことを願うばかりです。

私はこの三連休は工場に出てから行動に出るという感じ。
土曜日は午後から短歌教室。
日曜日は青梅市立美術館 市民ギャラリーの松平修文遺作展。
月曜日は墓参り。

仕事以外の時間を充実させたいものです。




君が代歌唱選手権

2019-09-19 12:20:01 | 千駄記


今日は青空!秋本番!
私は秋の青空を見るとはためく
日の丸を思ったりします。

で、君が代の話です。

君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

という短歌が歌詞となっています。
平成11年に法律によって国歌と決められました。
それまでは法的根拠がなく「国歌」としていたのですね。
最近特にスポーツイベントなどで国歌が独唱されることが
増えたような気がします。
先日のマラソン大会MGCでも国歌独唱が行なわれ話題となりました。

君が代の音域は「ド」から1オクターブ上の
「レ」までだそうです。
国歌独唱の場面を何回か見たことがありますが
プロでも歌いこなせない人がいます。
伴奏無しで、しかも緊張した場面で歌うわけですから
プロでも上がってしまうのはわかります。
しかし、プロでしょう?

米国のスーパーボウルでの国歌独唱を聴いたりしますと
鳥肌ものです。感動的なのです。
来年は東京五輪。
開会式では国歌独唱を聴きたいものですが
果たして誰が相応しいか?なんて想像してみたりします。

私が見た国歌独唱で記憶にあるのはTUBEの前田亘輝さんが
Jリーグの開幕戦で歌ったシーン。
高音域に強い歌手が歌うのがいいんでしょうね。
調べると1993年。四半世紀前ですね。

妹曰く布施明さんが上手だったそうです。

いっそのことプロアマ問わず参加者を募り

全日本君が代歌唱選手権

なんぞ開いてそのチャンピオンが
2020年東京五輪で歌うってことにしたら
感動的な君が代が聴けるのではないでしょうか。
そんな企画をやってほしい。

そうなったら私も挑戦します。



「短歌往来」10月号

2019-09-18 09:29:43 | 短歌情報



昨日、遅く十月会の役員会から帰宅しますと
「短歌往来」10月号が届いていました。
10月号から半年間「評論月評」を連載することとなりました。
その第一回目が掲載されています。

購読者の多くは「このひとだれ」と思われる
でしょうが、私なりに考えたことや感じたことを
率直に書いてゆきたいと思います。