テレビは、日々、膨大なニュースと情報を伝えています。その中から学ぶことは多いのですが、最近、特に印象に残った事、数例を紹介します。
(1)「独擅場」の読み方
(2)「女人禁制」の読み方
(3)「約やか」の読み方
(4)「空谷の跫音」の意味
上記の例は、不肖が知らなかった語や、自分の記憶と異なるものです。
(解答編)
(1)「独擅場」は「どくせんじょう」と読みます。「擅」の字は手偏であり、「ほしいまま」という意味で、読み方は「せん」であり、「だん」ではありません。一方、広く誤用されている「独壇上」の「壇」は土偏で、「壇」とは一段高く設けた場所のことです。読みは「だん」であり、「せん」ではありません。
「独擅場」の意味は、「その人だけが思うままに活躍できる所。ひとり舞台のこと」です。
(2)「にょにんきんぜい」と、「せ」を濁ります。富士山・高野山・福岡県沖ノ島などは、「女姓の入場ができないとした女人禁制の場所」などと使います。特に、宗教的な理由で女姓を制限する場合に「きんぜい」と読むようです。
一方、男姓が行くことのできない場所は、「男子禁制 」「だんしきんせい」であり「せ」を濁らないが普通です。
(3)「約やか」は「つづまやか」と読みます。意味は、「狭く小さいさま。手軽な様。
てみじか。簡約」などです。
(4)「空谷の跫音(くうこくのきょうおん)」は、「空谷に聞える人の足音」で、転じて「寂しく暮している時に受ける人の訪れ。また、非常に珍しいことのたとえ」です。
(1)「独擅場」の読み方
(2)「女人禁制」の読み方
(3)「約やか」の読み方
(4)「空谷の跫音」の意味
上記の例は、不肖が知らなかった語や、自分の記憶と異なるものです。
(解答編)
(1)「独擅場」は「どくせんじょう」と読みます。「擅」の字は手偏であり、「ほしいまま」という意味で、読み方は「せん」であり、「だん」ではありません。一方、広く誤用されている「独壇上」の「壇」は土偏で、「壇」とは一段高く設けた場所のことです。読みは「だん」であり、「せん」ではありません。
「独擅場」の意味は、「その人だけが思うままに活躍できる所。ひとり舞台のこと」です。
(2)「にょにんきんぜい」と、「せ」を濁ります。富士山・高野山・福岡県沖ノ島などは、「女姓の入場ができないとした女人禁制の場所」などと使います。特に、宗教的な理由で女姓を制限する場合に「きんぜい」と読むようです。
一方、男姓が行くことのできない場所は、「男子禁制 」「だんしきんせい」であり「せ」を濁らないが普通です。
(3)「約やか」は「つづまやか」と読みます。意味は、「狭く小さいさま。手軽な様。
てみじか。簡約」などです。
(4)「空谷の跫音(くうこくのきょうおん)」は、「空谷に聞える人の足音」で、転じて「寂しく暮している時に受ける人の訪れ。また、非常に珍しいことのたとえ」です。