廃墟好きの私は2011年の軍艦島を始め、2015年別子銅山、2017年明延鉱山、摩耶観光ホテル、2018年池島炭鉱、2019年屋島ケーブルと廃墟見物を兼ねてひとり旅に出掛けており、街角に建つ廃墟やレトロな建物を見つけてはひとりウハウハしている。
そんな私に家族、友人からおススメの廃墟画像や情報が時々届く。しかし残念ながら少し私の好みと異なる。私が好きなのは「日本国内」「隆盛からの零落」「朽ち果てる直前」のような長い年月が経ったことで古びて趣がある様子の古色蒼然(こしょくそうぜん)なのだが、この説明が案外難しい。建物によってはもう少し熟成が必要だったり、熟成しすぎてしまった場合もあり、さらに取り壊される確率が高いので、すべてはタイミング次第である。その一期一会感も楽しいのかも知れない。来年もまた多くの物件と出会えるといいな。
ちなみに実際に住まれている方に失礼なのでインスタでは#廃墟とはせずに「#レトロ建築」「#昭和建築物」としている。
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