定休日の朝、6時に起床し、7時台の電車に乗り込む。
行き先は星川駅である。どこ?星川って?
横浜駅から相鉄線に乗り換える。新小岩駅から約1時間で星川駅到着し、小雨の中、県立保土ヶ谷公園を目指す。駅から徒歩15分とのことだったが、高台にあるため、それ以上に感じた。
そして公園内のサッカー場に到着。汗だくのまま観客席に腰を下ろす。この日は横浜FCの練習日で、私の中で「死ぬまでにやっておきたかったことリスト」のひとつである「現役中のカズ」にサインを貰うのが今回の目的である。
本ブログにも10年前に「不惑弾カズ」と書いてから、何度も登場している同級生のカズ。2010年10月、2012年3月(カズ45歳)には「現役のカズに会いに行こう」と書いたにも関わらず5年が経過してしまった。2年前に山本昌が引退した時にも早くしなくちゃと思ったものの、これまた気が付けば2年の月日が流れてしまったので、今度こそは実行しようと思い立った数日後に出掛けた。
練習開始は9時30分。観客席には10名ほどのサポーターが練習を見つめる。そして白髪のカズを発見。感動である。生カズはサザンのライブ以来であるが、サッカー選手としては初めで興奮が隠せない。視線はただただカズだけを見つめる。50歳とは思えない動きは、ただただ驚くばかりであったが、輪を離れて何度かトレーナーさんにマッサージを受けている背中についつい心の中で声援を送ってしまう。そして1時間半ほどで全体練習が終了。勝手が分からないがとりあえずグランド出入口に立っているとしばらくしてカズが出て来た。「実は同級生なんです」「一緒に写真撮って貰えますか?」と言いたかったのだが、足早に歩くカズに「サイン頂けますか?」が精一杯だった。緊張する手で差し出したNumberの表紙にサラサラとサインして貰い、「が、頑張って下さい」とか細い声で伝えた・・・。そして一瞬の幸福な時間の後にまじまじとサインを眺めていると足がガクガク震えていた。
【見難いけど、左下にサインして頂いた】
頑張れ、同級生