今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

無自覚症状の健康管理

2024年03月09日 | 健康

漫画・アニメ業界での思わぬ訃報が続いているが、
いずれも60歳代(平均寿命以下)で、結構急死に近い。

まずこの業界の人は自営業だから、職場の健康診断がないため、
自発的に検診を受ける能動性が必要。

でも、仕事が忙しく、しかもどこにも自覚症状がないと、
あえてクリニックに足を運ぶ気持ちにならないだろう。

それが怖い、命取りになる。
我慢できないくらいの症状に見舞われた時は、もう手遅れなのだ。

さらに職場の健康診断だけで安心というわけでもない。

命や生活に関わるが自覚症状のない病気があり、最低限それらを定期的にチェックしよう。

まず、肺のレントゲン、血液による血糖値や肝臓機能、尿による腎臓機能は、
年一回の健康診断でOK
※:肺がんのチェックをきちんとしたい場合はこれでは足りない(進行が速いから)。


年一回で足りないのは、まずは血圧
これは自宅で、週一回は測定する(手首の簡易なタイプでOK)。
高血圧は自覚できないので、こうやって測って知るしかない(全てにおいて、計測が基本)。
これを怠って放置すると、いずれ脳か心臓の血管が破れる(該当例に事欠かない)。


次に半年に一度の頻度で、歯医者に行く(近所に複数あるでしょ)。
虫歯でなければ用はない、というのは子供時代の話。

いい歳になり、これからも自分の歯で食事をしたいなら、
半年ごとに歯石を除去しに行き、歯周病のチェックもしてもらう。

歯石は自宅の歯ブラシでは落ちないので、放置すると溜まる一方。
ある年、半年後に行かずに、1年ぶりに行ったら、
歯のエナメル部分(特に表側)にはついていなかったが(見た目には問題なし)、
歯茎(特に裏側)に歯石がぎっしりついていた。

歯石は細菌の巣であり、これが歯茎に溜まると歯周病となる。
無自覚の歯周病は、歯茎を弱くするだけでなく、全身の病につながる(梗塞や糖尿病など)。
言い換えると、近所に複数ある歯医者(デンダル・クリニック)から”かかりつけ”を選ぶのに、こういう基礎的ケアに対する取り組み姿勢を確認するといい。

私は昨日で春のチェックが終わったので、次は半年後だ。
その間の日常のケアは、歯ブラシによる歯磨き以外に、
歯間ブラシによる掃除も毎晩欠かさない。
歯茎のマッサージなどは特にしなくていいらしい。


それから私は4ヶ月ごとに眼科に行って、眼圧をチェックしている(目薬で治療中)。
眼圧が高まると緑内障になり、
緑内障は失明をもたらす。

最近はテレビCMで眼圧チェックが勧められている。
眼圧もまったく自覚症状がないので、私もお勧めする。
視野欠損の自覚症状が出た時は緑内障が進行した結果で手遅れ。

ついでに日常でも眼圧が高くなる状態を避けること。
うつ伏せ寝、眼球のマッサージ、そして床屋での前屈み姿勢の洗髪など。
私の散髪は美容室なので洗髪は仰向け姿勢。
なお、蒸しタオルなどで目を温めるのは良いそうだ。


毎年でなく数年に一度でいいのは、大腸内視鏡検査
胃は健康診断でもレントゲンをバシバシ撮る検診があるが、
私はそれをしないで(不要にX線を浴びない)、クリニックで胃カメラを呑む。
胃カメラはそれなりに辛いが、通路となる食道も検査されるので、
胃がんだけでなく食道がんのチェックにもなる。

大腸の内視鏡は、それ自体は辛くないが、数日前から準備として大腸内を空にすることが必要。
でも大腸がんの元であるポリープをその場で切除されるので受け甲斐がある。

これらの”がん”もごく初期は自覚症状がないし、検査の段階で処置される(しかも居住自治体によっては高齢者は無料)。

自分が運転する車も、二年に一回は車検はもちろん年に一回は定期点検をしているし、
車のキーを入れた段階でいつもチェック項目が表示される。
自分の体も、毎日の自覚点検以外にすべきことがあるわけだ。