飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

宅建取引主任士(5)

2016-04-12 08:47:27 | 定期借地借家アドバイザー

          不動産独立開業は
             定年後がチャンス

 

               

         

          幸福度下から二番目   
          逆転の発想のヒント(7) 連載中
       高知県
     

                    悪いデータは「斜陽」か「伸びしろ」か①

                    高知県の食料品出荷高に目を向けると全国46位
                    と、またしてもビリから2番目。しかし、農業生産高
                    は31位だし、高知の食材のおいしさは有名である。

                    生鮮品は流通できる量に限度があるため、本来
                    なら地元で食品加工を行い、付加価値をつけて県
                    外に売って利益を得るべきだが、そういう商売が
                    できていない。そこで2008年、高知大学と県が連
                    携協定を結び、金融機関や経済界の協力をもとに
                    スタートした事業が、「土佐FBC(フードビジネスク
                    リエイター)」である。

                    食品製造の技術からマーケティングまで、食のプ
                    ロを育てようというものだ。さっそく誕生したのが、
                    特産品である柚子を使った「ポン酢」「食後酒」や、
                    トマトソース、グァバ茶の機能を活かしたコスメ商
                    品。つまり、悪い数字は、視点を変えれば伸びし
                    ろでもあったのだ。

                    同じく2008年、高知大学では全学部で地域で
                    働きながら課題を探求するプログラムが開始さ 
                    れた。当初は「自律型人材の育成」を目標にし
                    た取り組みだった。
            (次回 「悪いデータは斜陽かのびしろか②」
               御楽しみに)

 

 

 

                  幸福度下から二番目   
          逆転の発想のヒント(6) 連載中
       高知県
     

                   現役学生の快挙②

                   彼だけではない。2011年以降、毎年、高知大学
                   の現役学生たちが学会で賞を受賞。2012年以
                   降は複数の学会で受賞しており、特に5年間で
                   4度受賞した日本腎臓学会では「現役学生たち
                   の快挙」として医学界で話題となった。

                   高知大学医学部の変貌に貢献したのが、実は
                   高知県の悪い環境である。

                   以前から高齢者の割合が多かったため、197
                   6年、地方大学では初の「老年病科」が設置さ
                   れている。そして1981年から現在まで、のべ
                   患者数31万人の検査データを匿名化して蓄
                   積。このデータを用いて、学生が糖尿病の予
                   測モデルを研究するなど、「負の環境を地の
                   利にした」と、大学関係者は苦笑するのだ。

                   前出の小山さんはこう話す。

                   「目の前の患者さんを良くするだけではなく、
                   自分の研究成果が多くの人に貢献できれ
                   ばと思います」

                   人を育てることで、課題解決に挑戦できる。
                   これが高知大学が導き出した答えである。

                   それは産業にも言えることだった。
                    (次回 「悪いデータは斜陽かのびしろか①」
               御楽しみに)

 

 

 

                  幸福度下から二番目   
          逆転の発想のヒント(5) 連載中
       高知県
     

                   現役学生の快挙①

          ここで教授たちが予想しない成果が生まれた。

          例えば、当時4年生の小山毅さんは、手術室を見
          学しながら、疑問に思うことがあった。
          「手術前、元気にお話しをしていた70歳ほどの男
          性が、手術の負荷により、私と会話が噛み合わな
          くなり、元気がなくなりました。せっかく手術で体が
          良くなったのに、他の問題が生じているのです」

          「術後認知症」と呼ばれる高齢者に多い現象だ。
          手術後、認知症のような状態になるため、転倒し
          たり、薬を飲み忘れたり、点滴を外すなど、事故
          の原因を生んでいた。
          小山さんは、教授陣の指導のもと、解明されてい
          なかった術後認知症のプロセスと抑制方法を研
          究。彼が書いた論文は、現役学生でありながら
          2015年の日本静脈麻酔学会で最優秀演題賞
          を受賞したのだ。
          (次回 「現役学生の快挙②」
               御楽しみに)

 

 

 

                   幸福度下から二番目   
          逆転の発想のヒント(4) 連載中
       高知県
     

       最先端は最悪から生まれる

          高知県は人口あたりの病院数と病床数が全国1位、
          医師の数、介護療養型施設の数もトップクラスで、
          特に高知市内に集中している。脇口学長は「政府か
          ら『医療費の無駄遣いの県』と指摘されてきたんで
          すよ」と語る。

          なぜこんなに多いのか。

          医学者でもある前出の脇口学長は、「もともと人口
          の高齢者比率が多いから」と言いつつも、こんな話
          をする。

          「土佐人の特徴で、非常に議論好きで疑ってかかる
          から、病院にかかって診断を受けても、別の病院に
          行き、また薬を処方してもらう。だから医師が多くて
          も成り立つのです」

          良く言えば、セカンドオピニオン。議論好きで権威に
          物申す風土が自由民権運動を生んだと言われるが、
          みんなで酒を飲むのが好きだから議論が生まれや
          すいという説もある。

          一方、大学側も問題に直面していた。「地域医療へ              
          の貢献」が開学の精神であったが、若い研修医が
          大学に残らない。また、医学部は医師国家試験に
          合格することが目的になっているため、「受験勉強
          型」に陥っている。

          「そこで、大学本来のあるべき姿である、知的好奇
          心を満たす先端医学の研究を行い、新しい医療を
          生み出そうという結論に至りました」(脇口学長)。

          そこで当時、医学部長であった脇口氏が主導し2
          009年に「先端医療学推進センター」を創設した。
          といっても、センターを建設したわけではない。「カ
          ネはないけど、組織はできる」と、組織改編を行い、
          医学部2年生という早い段階から「医学研究者」の
          ような先端医療の開発研究に取り組ませたのだ。
          知識詰め込み型から、マンツーマンに近い本格研
          究への転換である。
          (次回 「現役学生の快挙①」
           御楽しみに)

          

       幸福度下から二番目   new
       逆転の発想のヒント(3) 連載中
       高知県
     

                     下から二番目の県②

 

          「知事、高知県と高知大学は一蓮托生の関係で
          すよ」

 

          2012年に高知大学学長に就任した脇口宏氏は、
          高知県の尾正直知事にそう言い、危機感を込
          めてこう続けた。
          「高知大学が消えれば、高知県も消えるんです」

 

          日本の10年後の姿は高知県にあると言われて
          いる。「少子・高齢化」が、「全国より約10年先行
          」と厚生労働省や内閣府で指摘されているから
          だ。高齢化率31.1%は秋田県に次ぎ日本で2
          番目の高さであり、年少人口割合は全国45位。
          また、県民所得は46位で、相対的貧困世帯率
          は全国トップと、経済基盤が弱い。

 

          他にもさえない数字が並ぶ。中学生の学力テス
          トではワースト2~3位と低迷。高知大学医学部
          の医師国家試験の合格率も、全国80の医学部
          ランキングで下位と「中の下」の間をさまよって
          いる。

 

          多くの指標で数字が低いため、「47都道府県の
          幸福度ランキング」(2011年の法政大学大学
          院調査、2014年の日本総研の調査)では、そ
          ろって高知県は46位。「ビリから2番目の県」と
          自嘲する県民もいる(ちなみにどちらも最下位
          は大阪府で、1位は福井県)。

 

          そこで、産業振興や人材育成、CCRCなど多く     
          の分野で、高知大学を拠点として県の地域活
          性化を行うことになった。だから学長は、「一
          蓮托生」と言ったのだ。

 

          最悪の数字が並ぶ環境と、ごく一般的な地方   
          大学。実は、この両者が作用しあい、ある効
          果を生み出している。
          (次回 「最先端は最悪から生まれる」
               お楽しみに)

 

 

 

           幸福度下から二番目     new
           逆転の発想のヒント(2)  連載中
      高知県
     

                     下から二番目の県①

                  しかし、50代以降の地方移住に対しては、会議中
                  に懐疑的な声が出た。
                  「移住者の多くは、病気や伴侶の死を機に、都会
                  に戻っている現実があります」

 

                  それに、自然災害を起きた場合、高齢者ばかりの
                  集落で誰が助けてくれるのか。地域の扶助力は低
                  下している。働く世代が減り、経済的な疲弊だけで
                  なく、自治体そのものが消滅するとまで言われてい
                  る。高齢化や人口減少に伴う地方の課題を、高齢
                  者の移住で解消できるのか。
                  都会か地方か。どちらも難題を抱えるが、ここで興
                  味深い県を紹介したい。日本がバブル期最後の繁
                  栄を謳歌していた1990年、47都道府県で最も早く
                 人口が自然減に転じた県。高知県である。
                  (次回 「下から二番目の県②」
              お楽しみに)

 

           

 

           幸福度下から二番目     
          逆転の発想のヒント(1)  新連載
      高知県
     

 

      50代男性の半分が「退職後は地方移住」を希望

          2015年2月、地方移住を推進する政府の「日本版
         CCRC構想有識者会議」でのことだ。ある有識者委
         員がこう言った。
         「昔、『木綿のハンカチーフ』という地方から都会に
         出ていく歌がありましたが、これからは都会から地
         方へ人が向かう、いわば“逆・木綿のハンカチーフ”
         の視点が重要です」
                 太田裕美のこの歌がヒットしたのは、1976年。当
         時、旅立ちといえば、故郷をあとにして都会へと向
         かう青春のワンシーンを意味した。しかし、時代の
         変化を象徴する数字が、会議で配布された「東京
         在住の50・60代の地方移住に関する意向」という
         資料である。

                 定年退職後の第二の人生を念頭に、東京から脱
         出しようと考えている50代男性は50.8%だった。

                 団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年、      
         東京圏では介護要員や医療施設が圧倒的に不
         足する。この危機を解消するためにも、政府は
         地方移住を後押しする「CCRC構想」を推進して
         いる。CCRCとは、Continuing Care Retire
         ment Community(継続的なケア付き退職者
         コミュニティ)の略で、移住した人たちの地域交
         流や健康寿命の延伸ができるよう、受け皿機能
         を充実させた町づくりである。 ヤフーニュース
          (次回 「下から2番目の県①」
               お楽しみに)

  

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