山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から197日目「避難スタイルはヘルメット必須」

2011年09月23日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から197日目(9月23日、金曜日)。
 また、大震災発生から197日目の新しい朝を迎えた。

 本日、山形市内の最低気温は9度。台風一過、本格的な秋風が吹く季節となった。幸い山形は台風の被害もほとんどなく、稲穂もたわわに実っている。でも、もうちょっと雨が続けば危険箇所が出ても不思議はなかった。
 そして、今回、台風の被害にあわれた地域の人々には、心よりお見舞い申し上げます。
 3.11の大震災による津波で家を流され現在仮設住宅に住んでいる人たちの中には、また台風の水害によって再び避難を余儀なくされた人々もいる。1年のうち2度まで水による被害を被るという不幸に運命の無情を感じざるを得ない。こうした人たちには、ことばのかけようもない。

 さて、国崎家では、大地震発生の後、安全に避難しようと避難スタイルにもこだわりをもって準備している。
  
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【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 避難スタイルは長袖・長ズボン・厚底の靴(p.95)

 大地震が起きても、津波、がけ崩れ、家屋の倒壊などの危険がないかぎり、慌てて避難する必要はありません。地域の消火、救出活動を優先させましょう。
 同時にラジオの災害情報にしっかり耳を傾け、「危険!」と判断したら、避難開始です。
 子どもを連れて避難する場合は、手袋、長袖、長ズボンを着せて、夏でも肌を露出させないようにします。
 避難所までの道中、ガラスの破片や瓦礫が散乱しているかもしれませんし、頭上からの落下物があるかもしれません。そこで、頭にはヘルメット、靴は安全靴や底の暑いスニーカー。私は大人用に安全靴まもる君を、子ども用には緊急脱出キットを購入しました。
 避難時に欠かせないヘルメットは、非常時にすぐに手の届く場所に常備することが肝心。自転車用やインラインスケート用など、スポーツ用のヘルメットを使ってもよいでしょう。
 そして杖や傘などを用意して、地面について地割れなどを確認しながら歩きます。
 火災やビルの倒壊が起きていたら、煙やホコリに巻きこまれる可能性もあるので、防塵マスクも忘れずに持ちましょう。
             
【引用終わり】

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 以上、避難すると決めたら、手袋、長袖、長ズボン、ヘルメット、安全靴、杖、防塵マスクを着用する。いざという時のために、そうしたいでたちができるように事前の準備を整えておくことが重要。避難場所までできるだけ危険を回避するための安全ないでたちである。
 大災害時、「明けない夜はない」と絶望に陥らないようにするための、冷静な対応としての「避難スタイル」である。
 (ケー)