山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から185日目「電車では前向きに立つ」

2011年09月11日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から185日目(9月11日、日曜日)。
 また、大震災発生から185日目の新しい朝を迎えた。

 東日本大震災から、半年が経った。想像もすることができなかった大津波によって、なすすべもなく2万人以上の死者や行方不明者が出た。真っ黒な海底のヘドロも呑み込んだ大津波が陸地奥まで襲いかかり、人、家、建物、車、船等、陸地にあるあらゆるものを破壊しさらってゆく様を、映像で見せられた。
 さらに、福島第一原子力発電所は、電源装置が故障して冷却装置が動かなくなり、最悪のメルトダウンを引き起こした。原子炉建て屋の水蒸気爆発により、あの何重にも頑丈におおわれていたものがむき出しになって、放射能を拡散する結果となった。これも映像で見せつけられた。
 そのため、現在、福島県内で近寄ることもできない地域がある。

 また、アメリカ同時多発テロ事件から10年目(2001年9月11日)。2千人以上の人が亡くなった。ニューヨークのワールド・トレード・センタービルの2棟に2機のジェット旅客機がぶつかり、ビルが崩落。ビルから自ら飛び降りて亡くなった人が200人もいる。ビルに飛行機が衝突する瞬間、ビルから人が飛び降りるところ、ビルが崩落するところなど、すべて映像によって世界中に伝わった。
 そして、未だかつて考えられなかった米国本土に対するテロ攻撃は世界中を戦慄させた。米国はそれをアルカイーダの仕業とし、オサマ・ビンラディンをテロリストの首謀者として、イラク、アフガニスタンで戦争に突入した。そして、今年5月、パキスタンの隠れ家にいたオサマ・ビンラディンを殺害した。

 自然災害にしても、人為的災害にしても、発生直後は何が起きているかわからない、想像をはるかに超えたことが次々に起きる。
 何もわからないから何にもしてないでは、防げる被害もますます被害を大きくしてしまう。
 想定される最悪に対する準備を怠ってはならない。
 
 ところで、国崎家では、電車やバスに乗っていて大地震に遭遇するといった最悪を想定して、次のように危険回避のため配慮しているという。
  
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【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 電車やバスでは前を向いて立つ(p.84)

 電車やバスなどでは、手すりにしっかりつかまり、進行方向に向かって立ちましょう。うしろ向きに立っていると、急ブレーキがかかったときに、とっさに足を前に出してふんばることができません。転んだり、うしろへ飛んで壁やほかの乗客にたたきつけられる恐れがあります。電車が横転したときに、下敷きになる可能性があるので、ドア、戸袋、連結器のそばも危険。なるべく車両の中央に立つようにしましょう。
  
【引用終わり】

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 いつ危機的な状況にあってもその回避に努めることさえしているならば、「明けない夜はない」と楽観的な取り組みもできる。
 (ケー)