阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

鉄人・金本の大記録

2006年04月10日 01時43分58秒 | スポーツ
 
 今日、阪神タイガースの4番打者・金本知憲選手が904試合連続フルイニング出場の世界記録を達成します。

 私が何より敬服するのはチームを勝利に導くプロ意識の高さです。とにかくチームにとって金本選手ほどありがたい選手はいないでしょう。プロ最高レベルのパワーを持ちながら、同時につなぎの打撃、チームバッティングも徹底する。足も速く、守備も鉄壁。何よりも、何があっても試合に出続けることは、監督にとってもファンにとってもこの上ない安心感があります。
今では筋肉隆々の体と卓越した飛距離が代名詞ですが、入団した頃は体も細く、故障も多く、なかなかレギュラーを獲ることもできませんでした。「いくらでも代わりがいる選手」だったそうです。しかし、徹底した練習、そしてウエイトトレーニングで体を鍛え上げ、球界を代表する選手になりました。

 ファンとして見ていると、そのバッティングは自分の成績ではなくチームの勝利に貢献する意識に満ち溢れ、状況に応じて自分の成績は犠牲にしてでも進塁打も打つ。その結果が去年の今岡選手のチーム史上最多打点にもつながりました。長年低迷を続けた阪神タイガースが強くなったのは、金本イズムが選手に浸透したことが最大の要因だと思います。

 日本記録の701試合をあと3試合に控えた2004年、中日・岩瀬投手からデッドボールを受け、左手首を骨折してしまいました。誰が見ても出場は難しい状況なのに、右手一本でヒットを打ったり、セーフティーバントを決めたり、まさに鬼気迫る活躍。何と打率も急上昇し、初めてのタイトル(打点王)も獲得しました。37歳の昨シーズンは、自己最高成績で優勝に貢献し、MVPをも獲得。年齢の壁を乗り越え進化を続ける姿には私にとっても大きな励みです。

 アニキに負けないように自分も頑張らなくては!