阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

前原誠司前外務大臣とアウンサンスーチーさんの電話会談

2011年06月29日 21時33分26秒 | 政治

 今日は前原誠司前外務大臣とミャンマーの民主化運動指導者・アウンサンスーチーさんの電話会談を国会の私の部屋で行いました。アウンサンスーチーさんとの電話会談は3回目です。最初は私自身が話し、96年にスーチーさんの自宅前で行われていた対話集会に参加していたこと、前原外務大臣が中心に推進している「パッケージ型インフラ輸出」が、ミャンマーの民主化実現に寄与する可能性があることを話しました。2回目は岡田幹事長に話して頂き、今日は前原前外務大臣との会談をセッティングすることができました。分刻みのスケジュールの中、時間を割き貴重な会談の実現に努力してくださったお二人と全ての方々に感謝を申し上げます。

 前原さんが外務大臣の頃から、何とかふたりの電話会談を実現したいと思い、努力を続けていました。おふたりとも会談を望んでいましたが、ミャンマーをめぐる複雑な政治情勢により実現しませんでした。しかし、前原さんが政府の要職を離れている、おそらく今しかないタイミングで話してもらうことができました。

 二人の会談は和やかでもあり、しかし、火花が散るような緊張もはらんだものでした。アウンサンスーチーさんは、建国の英雄でもある父・アウンサン将軍の日本での足跡を探るため、京都大学に留学し、東南アジア研究センターで研究生活を送っていた時期があります。前原さんが京都大学に在学していた時期と重なっていて、まずは、共通の恩師についての話題で和やかに始まりました。一方、前原さんがミャンマーで総選挙が行われたことに対し、「一定の評価をする」としたことには「選挙をしただけでは民主化への前進とは言えません」「私の釈放は見せかけです」と、強い言葉で反応しました。しかし、決して十分に民主的なプロセスで行われたとは思っていないこと、しかし、選挙の実施を機に方向転換をすることが、双方にとって良い方向につながるとの考えに対し、「前回の選挙を認めると、次回も同じようになる可能性がある。しかし、民主主義の実現に時間がかかることは理解している」と、スーチーさんも応じました。前原さんの直球に対しスーチーさんも直球で返したことで、お互いを認め合う、そんなやりとりでした。

 スーチーさんはさらに、今のミャンマー社会においては法の支配や基本的人権の尊重、また国民の知る権利が保障されていないこと、さらに昨日ミャンマー政府から「政治活動の禁止」を通達されたことを訴えました。不条理に対しては対決を選ぶ。そんな毅然としたの意志が電話口からも伝わってきました。それはなぜなのか、前原さんが聞いた途端に電話が切れました。確認したところ「停電」だったそうです。ここで会話は終了となりました。ここまで約30分。対話が佳境に入ろうとしていたところだけに本当に残念でした。
 
 スーチーさんの周辺では、このような状況で突然「停電」になることはよくあるそうです。彼女が感じている不条理の一端を痛烈に感じました。


 ここまでのお二人の見解は、すでに様々な場所で表明されたものであり、特別新しいものではありません。しかし、二人の人間力が正面からぶつかり、お互いを認めた上で、信念と理念に基づく言葉を交換する、そんな本物の外交の一端を感じることができました。

 何としても、近いうちに次の機会を作らなくてはなりません。



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両院議員総会で発言

2011年06月28日 22時36分36秒 | 政治

 今日は両院議員総会が行われました。私も発言しました。


 http://asx.pod.tv/dpj/free/2011/20110628soukai.asx (私の発言は42分28秒~45分15秒)


 私は与党議員として首相を支える立場を変えるつもりはありません。しかし、薬害エイズ問題をはじめとして様々な社会の不条理と真っ向から闘ってきた菅総理が退陣表明をしながら、その時期を決めずに「総理の座に固執する」ことを国民は不条理と感じています。総理は「第二次補正予算案」「特例公債法案」「再生可能エネルギー固定買い取り法案」の成立を挙げ、「一定のメド」と考えるとのことですが、法案の成立は誰がやるかではなく、いかに早く、確実に成立させ、実施するかが重要です。そのためにの環境をつくり、「若い世代に引き継ぐ」こと、そしてその時期を明確にすることが、政治家の言葉に対する信頼を回復することにもつながる。そんな内容の質問をさせて頂きました。NHKの9時のニュースでは私の発言が取り上げられたようです。

 明日は前原前大臣とビルマの民主化運動指導者、アウンサンスーチーさんの電話対談を国会の私の部屋で行います。そのための準備に戻ります。


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外国人による被災地ボランティア-ロシア人グループの活動に参加

2011年06月26日 23時59分44秒 | ボランティア

 被災地では、国際機関や外国人ボランティアの活躍も目につきます。この週末は、国連世界食糧計画(WFP)、および私の友人のロシア人のグループの石巻市での活動に参加、また視察を行いました。

 石巻市訪問は震災発生後、5回目になります。市内のがれきは、私が最初に訪ねた3月下旬に比べると見違えるほど整理されたように見えましたが、被災者の方々の本当の苦しみはこれからかもしれません。一刻も早く、少しでも安心につながる生活再建策を提示、実行するのは政治の役割ですが、政治には果たせない役割、それは、感動や共感、また癒しなどは、人と人の心のふれあいが生みだすものだと思います。

 友人のロシア人、マリナさんも、そんな側面から活動を行っているひとりです。外国人としての独自の視点で様々な支援活動を行っていますが、今回は避難所の方々に元気になってもらう目的で、ロシアの音楽や踊りを披露。被災者と一体になった雰囲気と群馬交響楽団のアンサンブルとの見事なコラボレーションは本当に感動的でした。心と心がつながる温かい時間でした。

 驚いたのは、今回参加したロシア人ボランティアの方々は、それぞれ専門性の高い仕事を通して日本社会にも貢献している人たちばかりで、今回の活動を通して知り合うまでは、お互いに見ず知らずの人が殆どだったそうです。しかし、仕事の合間に猛練習。民族衣装を着て息の合った踊りやコーラスを披露してくれました。被災者の方々も一緒に歌い、また踊りにも参加して盛り上がりました。

 マリナさんとは、昨年12月にカンボジアで行われた「アジア政党会議」で知り合ったのですが、震災後の原発事故に関するロシアでのニュース報道があまりにもネガティブだったため、心配するご両親を気遣って一度は帰国。しかし、大好きな日本の人のために役に立ちたい一心で再来日。以来、寝る間も惜しんで支援活動を続けてくれています。

 それにしても、バラライカの音色に乗ったロシアの音楽、私は高校生の頃から大好きでした。カリンカや赤いサラファン、モスクワ郊外の夕べなどはロシア語でも練習したのですが、まだ、かなり覚えていることを再発見しました。

 今回は、他にも一心に活動を続ける多くの外国人に出会いました。ずっと泊まり込みで活動しているパキスタン人の若者や、黙々と汚泥の処理を続けているフランス人の青年。成熟した考えと、ひたむきな活動に本当に感動しました。心から感謝、感謝です。




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党員・サポーター参加のお願い

2011年06月18日 00時37分29秒 | 政治

 和歌山ではホタルが初夏の夜を彩る季節です。皆さん、如何お過ごしでしょうか。


 さて、民主党では「党員およびサポーター」を募集しています。地域における民主党を支えて頂き、また、代表選挙における投票など、皆様の思いを民主党代表=首相を選ぶ選挙に反映させて頂く役割を担っていただくのが、党員、そしてサポーターの皆さんの役割です。

 国民の命、そして安心を守るための政治の責任の大きさを、今ほど痛感することはありません。一方で、内閣不信任案をめぐる迷走など、民主党政権発足以来、政権運営に対する国民の目は厳しさを増すばかりと自覚しています。速やかな復興、そして新たなビジョンでの日本の再生を果たすため、政権与党の一員として歴史の審判に耐えうる行動をしているのか、厳しく自問自答しつつ全力で取り組んでまいります。

 民主党の党員・サポーターとして、皆様の声が伝わる政治の仲間になって頂きたく、宜しくお願い致します。

 なお、締切は6月23日とさせて頂きます。

 
 国政に関するご質問や政策提言がございましたら、遠慮なくご連絡下さい。

                             
                                       衆議院議員(和歌山2区)阪口直人
   

党員:    参加費 年6000円 「民主プレス」「阪口直人活動報告」などを定期送付。
サポーター: 参加費 年2000円 「阪口直人活動報告」などを定期送付。


* 党員ならびにサポーター参加費のお振込先は下記の通りです。詳細については、下記の事務所に電話かメールにてお問い合わせください。


 郵便振替 口座番号00990-0 口座番号287863 加入者名 直人会  です。 


阪口直人和歌山事務所:
〒649-6427 和歌山県紀の川市西井阪174-7
TEL:0736-78-1610 FAX::0736-78-1611
Eメール:sakaguchi-naoto@watch.ocn.ne.jp

阪口直人国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館912号
TEL:03-3508-7212 FAX:03-3508-3212
Eメール:g11303@shugiin.go.jp


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総理官邸で活動報告-特命チームを動かすのは私たち議員の力

2011年06月07日 20時21分51秒 | 政治

 今日は寝台特急「サンライズ」で早朝に東京に到着。いつものことですが、終日勉強会や報告会、また在京大使館や国際機関の方との意見交換会などで目まぐるしく一日が過ぎました。

 さて、そんな合間に、菅直人総理へ「震災ボランティア室」の活動報告をしました。 「震災ボランティア室」が菅直人総理を訪問(民主党HP) 


 震災ボランティア室は、これまで延べ1000人以上の民主党国会議員、秘書が被災地に入り、物資の提供や清掃活動、また心のケアなど、あらゆる分野の生活再建支援を行ってきました。また、5月上旬には70名を超える民主党国会議員が170ヶ所を超える避難所を訪問して、聞き取り調査を行いました。活動の中で接した現場の声を首相に伝え、同時にこれからの活動方針や政策に反映させる強い意志を持った中核メンバー11人が参加。予定時間を大幅に超え、1時間以上にわたって菅総理と議論をしました。私も、自分自身が担当した役割にも関連して、次のような意見を述べました。

 「5月上旬に国会議員が避難所をまわってヒアリング調査をしたが、小さな避難所、中心地から離れた避難所など、これまで議員があまり行っていない場所をカバーできるように配慮した。あまり国会議員が来ると困ると言われるのは一部の避難所のみ。避難所の格差を埋め、問題解決に寄与するためにも、引き続き担当した議員が責任を持ってフォローを続ける」

 「総理は『100の特命チームを作る』とのことだったが、震災ボランティア活動は、私たちが自主的に立ち上げた特命チームである。しかし、その中で見つけたテーマは、震災ボランティア室の範囲を超えているものも多い。省庁間の縦割りや役所の論理を超えて成果をあげるためには、私たち議員が『特命』の意志をもって取り組んでいる活動と官邸が連動すべきではないか。高邑議員が中心になっている『奇跡の牧場構想』」などは、『命を守る』民主党政権の象徴的なプロジェクトだと思う」

 総理は自然体で熱心に意見交換に臨んでくれました。「具体的な提案を持ってきて欲しい。俺の役割や役所に求める予算、法律措置についても具体的に提案して欲しい」

 総理の声に応えるような「特命プロジェクト」を提案していくつもりです。まずは高邑議員のプロジェクトをさらに進めなくては。今日は国会議員が力を合わせてできることの可能性をもっと追及しなければと心を新たにできた時間でした。


 写真:総理官邸で報告する私たち(民主党HPより)


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岸本周平代議士が県連代表を続投

2011年06月05日 00時05分53秒 | 政治

 今日は午前中、民主党和歌山県連の常任幹事会を行い、県連代表辞任を示唆されていた岸本周平議員の続投が決まりました。

 「辞任」を示唆されるまでの詳しい経緯は省きますが、私は周平さん(私は親しみを込めて岸本議員を周平さんと呼んでいるので、そのように書きます)以上に県連代表に相応しい方はないと思っているので、何としても続けて頂きたいとお願いしていました。今日、正式に続投が決まったことを嬉しく思います。

 周平さんは大蔵官僚時代は「スーパー官僚」「ミスター大蔵省」とも言われた方で、和歌山においては若い頃から、いずれは国会議員として、または県知事として大きな仕事をすると将来を嘱望されていたそうです。民主党の新人議員としても別格の存在で、政調会長代理として、政界屈指の税制のエキスパートとして国会でも大活躍しています。和歌山の民主党の宝であり、また、私とは比較にならないほど県内の様々な分野の方ともネットワークを構築しており、とても、他の人に代わりが務まるものではありません。メディアでは次期代表として私の名前も挙がっていたようです。自分を鍛える意味では重責から逃げるつもりはありませんが、現在の私の力量では時期尚早と考えていたので、終始一貫して続投をとお願いをしてきました。

 国会で忙しくなればなるほど地元で過ごす時間は限られるため、県連におけるコミュニケーションが十分でない面もあったと思います。その点については留意して頂き、私たちが全面的に支えることで、反転攻勢につなげていく決意です。

 
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内閣不信任案は否決-日本の民主主義は守られたのか?

2011年06月02日 18時54分25秒 | 政治

 先ほど本会議が終わり、内閣不信任案は否決されました。この結果には満足しています。

 しかし、釈然としない思いも残ります。午後1時からの本会議に先立って、衆議院議員を対象にした代議士会があり、私もその会場に向かいました。何が何でも否決しなくてはという決意と願い、しかし、可決への動きが力強さを増していることには危惧を抱いて会場に入りました。しかし菅総理が、冒頭の挨拶で期限を切っての辞任を表明し、鳩山前総理がその「補足」をするという予期せぬ展開には心底驚きました。
 
 内閣不信任案の可決を避け、民主党の分裂を避ける。この期に及んでは、この方法しか残されていなかったのではと思いますが、そもそも野党提出の内閣不信任案に与党が乗るような事態になったことは重く受け止めなくてはなりません。 

 一方、菅総理の英断には感謝したいと思います。しかし、「復興への道筋」を作って辞任するまでは、何よりも被災地の再生、そして日本の再生に集中すべきです。もうポピュリズムは必要ないのですから、誰もが嫌がる役割、でも誰かがやらねばならない役割を果たせば果たすほど、歴史が菅総理を評価すると思います。

 90年代に民主党が生まれ、わずか14年で政権交代を実現したことは素晴らしいサクセスストーリーであり、国民の希望だったと思います。今の民主党議員の中には、立候補する時に自民党からの立候補を検討していた人もいますが、公認を目指す上で数千万から数億円を要求されたという話をよく聞きます。民主党にはそんな話はありません。地盤も看板も、カバンもない候補者が、お金などなくても政治を変える情熱と実現したい政策と専門性があれば、国政の候補者になれる。そんな道を拓いたのが民主党です。だからこそ、今、これほど厳しい状況の中でも、結果を出すとともに、わかりやすい政治、共感できる政治、クリーンな政治を実現しなくてはなりません。

 今回、鳩山前総理が菅総理を説得し、「復興への道筋を作った時点で辞任」のストーリーを作ったこと、それは今日の採決を乗り越える手段ではあっても、民主党らしさからはかけ離れていたと思います。一部の政治家の影響力によって、復興プロセスを途切れさせてはいけないと願う議員もが不信任案に同調し、同様に、不信任案に賛成を唱えていた方々が反対に雪崩を打つ。この流れは、国民の共感や尊敬を得られるものではない。何だか自民党の派閥政治のような後味の悪さが残りました。


 しかし、終わればノーサイドです。一日も早い復興への道筋を作る、そしてもっと国民のために機能する政治をつくる。この使命は今回内閣不信任を目指していた方とも、自民党の方々とも一緒に実行していかなくてはなりません。





 
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内閣不信任案に対する私の考え

2011年06月01日 23時57分06秒 | 政治

 明日は野党から内閣不信任案が提出予定です。先日来、その対応について多くの方々から聞かれますが、私は何の迷いもなく「反対」と答えています。被災地は一刻も早い支援を切羽詰まった思いで待っているのに、これから震災復興の第二次補正予算について詳細を議論する段階で内閣不信任案を提出するとは考えられません。今、内閣不信任案を提出することに大義はなく、ましてや、野党提出の不信任案に同調するなど全く考えられません。私たちは政権交代に思いを託してくださった方々の切実な思いに応えていない。今、震災対応に全力を注ぐべき時に民主党分裂を招き、震災対応の停滞につながる動きに加担するなど、あり得ない選択だと思います。

 一方、今の政権が抱える様々な問題の解決のため、具体的に行動しなくてはなりません。通常国会を延長して復興について議論する時間を確保すること。増税に頼らない復興財源の確保を求めること、国会に第三者による原発対応検証機関を設置すること、原子力外交政策の方針を定めること、また、復興財源として501億円削減されたODA予算についての回復を求め、国会での質問や勉強会の実施、総理への要望書の提出などを行ってきました。これらが全て実現するよう、引き続き活動を続けます。


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