阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

安倍晋三元総理と旧統一教会の関係から浮き彫りになること-『保守』の方々は今どう思うのか?

2022年07月31日 17時53分46秒 | 政治
旧統一教会と安倍晋三元首相の関係について、TBSの報道1930や北海道テレビなどが詳細を報道しています。これらの関係をなぜ、安倍氏の生前に報道できなかったのか、その理由についても今後は報道してもらいたい。これまでも情報を持っていたに違いないと思うからです。

旧統一教会の日本観は反日であり、植民地支配の怨念を晴らすことと証言や映像で立証されてきています。文鮮明氏の発言録には「日本は全ての物資を収拾して韓国に捧げなければならない」とさえ書かれています。また、悪質な霊感商法などで多くの人々を苦しめる団体であることも明らかになる中、『日本を守り抜く』保守の政治家だったはずの安倍晋三氏がこのような団体と深い関係を持ち、賛美するメッセージを送り、自民党の青山繁晴議員や伊達忠一前参議院議長によれば、『派閥の長』として選挙の際の教団の票の振り分けまで行っていたとのこと。こうなると、保守であるはずの安倍晋三氏という政治家の本質が何だったのか、多くの方は頭が混乱してしまうのではないでしょうか。同時に、予算委員会などで安倍総理に直接向き合った時に感じた本物感の希薄さ、つまり、安倍総理の政策の原点にはどのような人生の原体験があるのか、保守的でタカ派と言われる政治の方向性を形成した根底の経験や哲学は何なのか、そもそもそんなものを持っているのか?という当時から抱いていた疑問の答えが見えてきた気もします。

国葬となると、忖度のない外国メディアによる容赦のない追及により、安倍政権の欺瞞性がさらに広く世界に知れ渡ることになるのでしょうね。



スクスクスクールの伊那里へ-活動の途中に立ち寄った懐かしい場所

2022年07月14日 17時33分57秒 | ボランティア
長野県伊那市での街宣活動中、偶然、懐かしい場所に行く機会がありました。

大学1年~3年まで、日本テレビが主催する『スクスクスクール』というサマースクールのキャンプカウンセラーをしていました。現在の伊那市市野瀬の廃校を拠点に約1週間、野外生活をしながら自然について、伝統文化について学ぶ企画です。仙丈ケ岳を正面に望む鹿嶺高原でのキャンプ、食事作り、天体観測、川遊び、マスつかみ、また絵を描いたり、歌や踊りを子どもたちと一緒に考えて披露したり、『孝行猿』の民話など地域の文化を学んだりもしました。私は企画段階から関わるようになっていました。
この写真は鹿嶺高原でキャンプをした時のものですね。私は当時上映されていた映画ブッシュマンに因んで『ニカウ』というキャンプネームでした。まさかその後、国連PKO活動でアフリカの山岳少数民族の村に住み、サバイバル生活をするとはその時は想像もしませんでしたが、電気も水道もない村での生活をする上で、キャンプカウンセラーの経験はとても役立ちました。

子どもたちが寝た後の夜は、お酒を飲んだり、体育館でバレーボールをしたりしましたね。3年間、毎年2~3コースは参加していたので、多くの大学の方々と仲良くなりました。同窓会をした時、沢山のカップルも誕生していることに驚きましたが、私には全く縁はありませんでした。

大ヒット企画になった『駅ピアノ』をプロデュースした映像作家の尾崎竜二氏はモザンビークでのPKO活動の同僚ですが、このスクスクスクールのカウンセラー出身です。コースは違ったのですが、共通の友人の話題で話が弾みました。




杉尾秀哉候補の勝利と、街頭で私が訴えたこと

2022年07月12日 17時33分57秒 | 政治
参議院選挙の長野選挙区は杉尾秀哉候補が当選しました。立憲民主党は全体として厳しい結果でしたが、長野県の人々は、権力を厳しく監視する政治家の必要性を理解してくれたことに感銘を受けました。

激闘が続く選挙においては、必死の訴えを続ける本人以外の人がどれほど本気になれるかで選挙の結果は決まります。私ができることは小さなことと思いましたが、何が効果的かを考えながら自分の仕事を作っていきました。私自身は厳しい選挙区、そして戦局の中、目の前の1票を積み重ねて何とか粘り抜きたいとの思いでいつも駆け回っていました。リベラルの牙城・長野県はこれまで参議院選挙は3連勝。横一線と言われても最後には勝てるだろう…とゆったり構えているように見えました。ここは私なりのやりかたで闘魂注入するのが自分の役割!と思い定めて活動しました。

長野4区事務局の事務作業、杉尾候補の演説会の盛り上げ役についてはこれまで報告しましたが、後半はプラカードを持ってのスタンディングや、マイクを持っての活動を行いました。

プラカードは少しでも時間がある時のツールとして、私から提案、お願いをして作ってもらいました。昨年の私の選挙のプラカードに比べると大きいのですが、間違いなく効果はあります。また、仲間にも呼び掛けて一緒にスタンディングをしました。

マイクを持っての私の役割は、車の中から政策を訴えながら、あわよくば杉尾ひでや候補本人が来てくれたと思ってもらえるように本人のオーラをマイクを通して伝えること!そんな使命を自分に課して、最後の3日間はできる限りマイクを持ち続けました。ものすごい反応があり、あちこちから沢山の声援、応援をもらいました。大激戦の参議院選挙、信州、長野県の代表として国会に送るに相応しいのは誰なのか、政策、人格、経験をトータルでしっかり判断して頂いて、杉尾ひでや候補に未来を託して欲しいと時には街頭でもマイクを握り全力で訴えました。杉尾ひでや候補がジャーナリスト時代から社会正義の追求に本気の取り組みを続け、不条理に苦しむ人々の側に立ち、権力の誤りを正すべく立ち向かって来た政治家であることを話しました。

結果は5万票差あまりをつけての堂々たる勝利。私の活動は結果を左右するものにはならなかったのですが、心地良い満足感で活動を終えることができました。お世話になった長野県の皆さん、本当にありがとうございました。








断じて許してはならない山際経済再生大臣の醜い発言ー自民党に予算を私物化する権利はない

2022年07月05日 00時28分29秒 | 政治
今日は立憲民主党の車に乗って各務原、関、山県市内各地で街頭演説。立憲民主党の物価高対策や安全保障政策、政府が放置しているワクチンの後遺症についてお話しをしました。多くの方が立ち止まって話を聞いてくださったこと、嬉しく思います。

さて、今日私がもっとも力を入れて話したのは昨日の山際大志郎経済再生大臣の発言への糾弾でした。

「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」
怒りに震えました。完全に一線を越えた発言であり、民主主義の冒涜だと思います。私が一番嫌いな権力による恫喝。こんな人は大臣でいる資格などない。国民の代表としての国会議員にも相応しくない、本当に情けない発言だと思います。

実は「野党議員では予算がつかない」というのは、自民党議員や候補者の常套句です。杉尾秀哉候補と激戦を繰り広げている長野県の自民党参議院候補も信濃毎日新聞にこのように答えています。「野党議員では自分たちの住む町が災害で甚大な被害に遭っても十分に政府に伝わらず、復興予算の確保につながらない。政権与党側の国会議員が地元の意見を汲み上げて国に陳情することが政治家の務めだ」

これでは政権与党は、野党議員を選出した選挙区には、露骨に予算で嫌がらせをする、与党議員を選出した選挙区には予算で依怙贔屓をする!と言っているのと同じです。さらに自民党は災害に苦しむ国民の生命をないがしろにしても平気な政党とも本音を言ってしまっています。しかし、災害復旧予算は断じて与党議員が私物化すべきものではありません。

田中角栄首相の時代ならいざ知らず、今の日本では、与党議員がごり押ししたからといって「恐れ入りました」と予算が付くわけではありません。むしろこのような政治家は霞が関ではバカにされ、実は相手にされてないこと、大臣でありながら山際氏は知らなかったようです。

私も与党の国会議員を経験しましたが、知事や市長が揃って永田町に来て与党議員に陳情し、一緒に大臣への陳情書を手渡す様子は、仕事をしているふりをするためのお決まりの茶番、国民に対するペテンに過ぎないことがよくわかりました。あまりのアホらしさに距離を置いていると、「ワシが予算を付けたるんや!という顔をせなアカン!」と親切にもご指導賜ったことも何度かありました。

もう、こんな古い政治は変えましょう。そして時代錯誤な政治家には退場してもらいましょう。与党であれ、野党であれ、国民にとって本当に必要なことに適切にお金を使う。そんな真っ当な政治に変えるために皆さんの一票を行使して頂きたいと思います。






ワクチン後遺症について書いた『質問主意書』とテレビ放送の大反響

2022年07月04日 07時00分22秒 | 政治
新型コロナウイルスのワクチンを打った5分後には手足のしびれ、そして全身の倦怠感が始まり、1年後の今もトランポリンの上を歩いているような感覚が続き、未だ社会復帰もできていない兼松徳江さん。CBCの『大石が聞く』のコーナーで放送され、さらに解説版がアップされて1日あまりで30万回の視聴、1404件のコメント(7月3日21時15分現在)がつく大きな反響がありました。

https://youtu.be/i9fefNF82XM

ワクチン開発には、通常10年から15年かかりますが、新型コロナウイルスのワクチンは史上最速の一年未満で開発、緊急認可され、長期的に人体にどのような影響があるか十分に検証されないままに使用されています。だからこそ、特にコロナワクチン接種がきっかけで副反応や後遺症と思われる体調不良に苦しむ方々への適切な支援を行うとともに、体調を悪化させた経過を追跡し、情報を収集・分析して被害者を増やさないよう対策を講じることは、コロナワクチンを推奨してきた国としての責任だと思います。兼松さんとともに質問主意書を作成し、羽田次郎参議院議員の協力を得て提出しました。しかし答弁はワクチンと後遺症との因果関係を認めず、どれぐらいの人が後遺症と思われる症状に苦しんでいるのか、データもなく、また補償をする気もないことがわかりました。このことが番組の本編の背景にあります。(こちらの解説版には質問主意書の件は出ていません)
政府として因果関係が疑われる人に対してできる限り寄り添う姿勢を示すこと、同様の症状を訴える人々の実態を調査すること、また、危険性について情報を事前に提供するなどの対応をすべきだと思いますが、いずれも極めて不十分です。