水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

1億円を稼ぐ(2)

2023年03月26日 | 学年だよりなど
2学年だより「1億円を稼ぐ(2)」


 
 一億円が簡単に手に入ると思っている人はいないだろうが、数万円レベルだと、ひょっとするとその可能性もあるかも、ぐらいに考えてしまう
 それくらいの「幸運」なら、たまたま巡ってきてもいいのかも……、ぐらいに。
 そして「こんなふうにすれな楽に数万円稼げますよ」という話を、聞くだけ聞いてみようかと思う。みなさんも、大学生になれば、そういう話をいくらでも聞くことができるだろう。
 「ちょっと電話の相手をするだけ」「どこそこで受け取ってもらうだけ」というような勧誘を。
 サークルの先輩に誘われて参加してみたセミナーをきっかけに、投資の手伝いをしているつもりが、気がつくと違法なグループに入っている。
 「念のために」保険証のコピーをとられていたり、家族構成を知られていたりもするから、その時点で抜けるに抜けられなくなっている。
 「なんかヤバいかなセンサー」が働かない人は、本当に簡単に騙される時代だ。
 数万円を、いや数千円でも、簡単に稼ぐことはできない。いわんや、一億円をや。
 一億円稼ぐには、一億円を稼ぎだすための「投資」が必要だ。




~あなたがブーメランを上手に投げると、ちゃんとあなたの元に還ってくる。
 お金を使うということは、まさにそれと同じ行為だ。
 ブーメランとやや違うところは、次の点だ。
 お金は使い方の上手、下手に関係なく、
 絶対、必ず、100%の確立で、使った人の元に何らかの形で還ってくる。
 一時的に“損”をしているように見えても、それは一時的な感覚に過ぎない。 
 翌日か、翌週か、翌年か、10年後か、30年後か、50年後かはわからないが、
 必ず、ブーメランのように、あなたの元に「利益」として還ってくるのだ。
 しかも、お金を出して月日を経れば経るほど、
 忘れた頃に、雪だるま式になって利益が還ってくる。
 その一方で、一時的に“得”をしているように見えても、
 それは一時的な感覚に過ぎない。
 翌日か、翌週か、翌年か、10年後か、30年後か、50年後かはわからないが、
 必ず、ブーメランのように、あなたの元に「損失」として還ってくるのだ。
 しかも月日を経れば経るほど、忘れた頃に雪だるま式になって還ってくる。
 だから、お金というブーメランを、どう投げるかが重要になる。
        (千田拓哉『人生を変える、お金の使い方』Gakken)~




 みなさんは今、一億円の利益を得るためにまず3000万の設備投資をしよう、などということはできない。
 しかし、それに匹敵する「投資」が可能だ。
 それが勉強だ。部活だ。行事だ。知恵と身体とコミュ力への投資だ。

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