JRが赤字路線に関して情報公開を行った。これまでもある程度は出ていたが、網羅的に出てきたのは初めての気がする。
国鉄が政治的圧力で作る前から赤字が判っている路線でも作り続けた。国土全体に鉄道網をめぐらすという点では意味があったが、国鉄が垂れ流す赤字に国民が耐えられないということで分割民営化された。
完全民営化された各社は、社会的責任は意識しながらも赤字路線の整理を行う義務がある。ネットワークの維持が目的になるので、特定区間が赤字だからといって廃止することはないが、ネットワークによる相乗効果を見込めない区間は廃止することが一番合理的になる。
JRが発足して30年以上が経過した。JRが生き残れるかという状況にあっては、地域の足が無くなるということは他人事でしかない。
まさに、「同情するなら金をくれ」ということだ。