天皇代替わりで10連休になる。おかげで仕事がゴタゴタしてる。
何かに似てると思ったら、年末進行にそっくりだ。少し前は「連休前に」だったし、今は「連休明けに」が合言葉になってる。
違うのは、寒くないのと帰省とか考えないと事くらいかな。
特にどのメーカーという話ではなくて、自動車メーカーの人から「モビリティはヒトの本能だから」という言葉を聞くことがある。自動車の未来を語るときだったり、若者の自動車離れの話だったり、いずれにしても業界が先細りだよねという話題に対抗するかのように、この言葉が出てくる。
ヒトは自ら動こうとする本能を持っているのは間違いない。ただし、それは本能であるがゆえに生存に必要な範囲でという条件が付くような気がする。
旅行ひとつとっても、移動する過程そのものを楽しめる人もいれば、目的地に着くことだけを考える人もいる。つまり、旅行という体験の中に移動することが必須でない人たちも、感覚的には、相当数存在しているはずだ。そういう人たちにとって、モビリティは必要悪のような存在でしかない。
そう考えると、自動運転のようなテクノロジーは、人を二分することになるに違いない。運転する人と、運転しない人だ。その時代にも「モビリティはヒトの本能だから」と本当に言えるのだろうか。