アメリカ大統領選に向けた共和党候補を決める予備選挙で、早くも一騎打ちとなっている。
本命のトランプはともかくとして、デサンティスが早くも脱落した。脱落するだけならともかく、トランプ支持も表明したことで、残るニッキー・ヘイリーを落とす作戦に出たようだ。
デサンティスとすれば、トランプに残されたのは1期限りなので、トランプ後継を目指すということだろう。もともと、ミニトランプと言われていたわけだし、自身の大統領就任に向けた戦略としての間違いはない。
で、ヘイリーはトランプの認知能力に疑問を投げかける形での攻撃を始めた。年齢差を考えると、いつかは出てくる話だったろうし、本選でバイデンを攻撃する手段としても考えていたに違いない。
アメリカ大統領選が家族を含めた人格攻撃に終止するようになって久しいが、予備選序盤からというのは記憶にない(専門家ではないのだが)。
スキャンダルをビジネスにしているトランプに対し、あまり有効な手段とは思えないのだが、手段を選べないほどに追い込まれているということだろう。
アメリカの民主主義がこういう形になると、とても手本にできない。