連休ということで、話題の本を読んでみました。タイトルほどの内容は無いかなと思う。結論は、ある意味、常識的なことになっている。曰く、すべてを得ることはできないし、成功者といってもいろんな種類がある、自分でどういう人生を「成功」とするのか考えようというもの。
ただし、参考文献のリストがすごい。ちょっとした論文を超えている。この手の本で、まともな参考文献リストが付いていることに驚いた。監訳者のあとがきによると、アメリカではこういう自己啓発本でもエビデンス・ベースが標準なんだそうだ。その点では、「常識を科学する」というサブタイトルに偽りはなさそう(文献を読んでないから、判断がつかない)。
それと、「self-made mam」を称賛するアメリカ文化が前提なので、日本人としては、どことなく違和感がある。「成功」に向かって無駄なことを省き、見える化してPDCAだ!と言われても。そういう自分だから「成功」とかに縁が無いのかも。
残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する | |
クリエーター情報なし | |
飛鳥新社 |