タイトルを書いて、何となく違うと思いながら続けて書いている。
日銀が国債の指値オペを実行した。金利を維持するために、市場に存在する国債を無制限に買い取るというものだ。ちょっと考えると市中に現金が溢れることになるので、外為市場では円が下落することになる(少なくとも短期的には)。
その結果、輸入物価の上昇をもたらすことになるのだが、それは数カ月先の話。年度末を基準日として整理・評価する必要がある人たちにとっては、まあ、関係ない。
債券から逃げた資金は株式市場に向かうのが通例なので、株高にもなる。
ファンダメンタルに基づかない値付けは長期に続けることはできない。相対的な通貨価値をキープする方向が正しいと思うのだが。