置いて行かれてしまった

　中国の火星探査が順調だ。

　宇宙ステーションの建設にも着手しているし、ローバーの運用に成功すれば、少なくとも宇宙開発に関してはアメリカの尻尾を掴んだくらいのところにはたどり着く。

　国力の差と言ってしまえばそれまでだが、見事に置いて行かれてしまった。

意見広告とはこれではないか

　今週の月曜日（5/11）に、宝島社の意見広告が出ていた（サイトはこちら）。

　オリンピックをやるのかやらないのかということではなく、現に医療機関で治療を受けられない人たちが数多く出ていることへの対処を求めるべきだと思う。

　前にも書いた気がするが、感染症は、担当者を怒鳴りつければなんとかなる問題ではない。

　感染症対策を戦争との類似で語られることも多いが、そうであればなおさら、どの程度の被害を予想しているのか、説明してほしいものだ。

　

まずは、自らから

　政府は、大企業のテレワーク率の開示を求めるらしい。

　テレワークを要請した結果ということだろうが、答える義務はあるのかなぁ。もちろん、法的根拠はないはずだし、「大企業だから」というだけだと思う。

　製造や運送の現場はテレワーク不可だし、国会を含め、官庁対応はテレワークできないだろう。

　そもそも、他人に求めるなら、自分のところがどうなっているかオープンにするのが先だと思う。

予想どおりの結果

　「短期集中」と威勢よく言っていた割には、あっさりと緊急事態宣言が延長になった。

　総理の「ご発言」に従順なのは役人だけで、それ以外の一般国民は自分の生活のための活動を止めることはないし、ウィルスは人の認識や意識の外にある。だから、延長になることは予想どおりでしかない。というより、そう思っていない人が日本国内にいたのだろうか。

　新型コロナウィルスが広がりだした時から明らかなように、感染症の対策はワクチン（予防）と薬（治療）だ。新興感染症の場合は、それらのいずれもすぐには入手できない。そのため、初めは封じ込めで対処することになるが、それは対策を確立するための時間稼ぎでしかない。

　政治家と言われる人たちは、あたかも、人出が減れば感染症が消えてなくなるかのような雰囲気を出しているが、そのあたりを認識できているのだろうか。そして、国民に伝える肚はあるのだろうか。