がんで治療中でも働けるように配慮するよう、企業向けのガイドラインができるそうだ。
もう10年以上前になるが、悪性リンパ腫と誤診されたことがあるので、自分の余命を推し測りながら病院のベッドで暮らす生活はちょっとだけ経験がある。確かに、仕事を辞めないといけないだろうと思ったし、治療費をどうするかとか、家族の生活をどうしたらいいのかとか考えたものだ。
結局、別の病気だったから生きているわけだが、病気治療中でも働けるなら心配は少なかっただろう。でも、国がガイドラインを作って進めるとなれば、なんだか、がんでも働けと言われているような気もする。せめて、余命が本当に少なくなったら、働くことや家族のことを心配しないでもいいような社会保障も一緒に検討してもらいたいものだ。