わんわんず

日々のあれこれ、感じたこと考えたこと

自動運転バスの実証実験

2023-01-29 | 科学・技術
 今日は、日本科学未来館で行われた「ロボットは観て見ぬふりができるか?」に参加した。その時の感想は明日以降に書くことにして、今日はお台場で行われていた自動運転の実証実験バスを見たので、そちらから。
 こちらはBYDのJ6。街中を走る小型バスで、乗車定員は18名ということだが、もうちょっと乗れそうにも見えた。実証実験だからなのか、あまりスピードは出していないようだった。
 駐車場から出るときに一時停止を2・3回繰り返していたのが印象に残った。

 こちらは、NAVYAのARMA。遊歩道を走っているためか、急ぎ歩きくらいのスピードで走っていた。上のJ6より小さいが、定員は14名ということだ。

 いずれも運転席に人は乗っていたが、ハンドルには触れずにいたので、交通量が少ない場所で運行することに問題はなさそうだった。直観的には、J6は駅から工業団地とか病院を往復する程度なら実用になりそうだし、ARMAは遊園地などで周回するには十分な性能を持っているように見えた。

 ただ、いずれも人口が多い都市交通の範疇を出ることは難しそうで、地方都市の路線バスを代替するためには、さらなる実証が必要に思えた。特に、マシントラブルが起きたときの対応は、都市部ならともかく、乗客すら乗っていないところでトラブルが起きたらどうなるのだろうかと思う。

 そのうち自動運転バスも普通になるのだろうが、受け入れる側も含めて、まだまだだと感じた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人はなぜロボットに惹かれるのか

2022-05-16 | 科学・技術
 日本科学未来館で開催中の「きみとロボット」に行ってきた。
 といっても、実は連休中のことなので、少し古い話。

 様々なロボットが展示してあったが、改めて書くのは、タイトルのとおりのこと。

 人と同じことをさせる(歩くとか)ことを望むのか、人のサポートをするためなのか、人の能力を拡張するためなのか。人とロボットの関係を考えると、多くの側面がある。
 人と同じ動きをさせるためには、人と同じ機構を持つか、別の機構で同じ動きを再現する必要がある。人のサポートをするためなら、何を、どうやってサポートしたらいいのか考える必要がある。人の能力を拡張するためなら、何を目的とするのかよく検討する必要があるだろう。

 たぶん、そういう間口の広さがロボットの魅力なのだと思う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身体拡張の可能性

2022-02-18 | 科学・技術
 日経クロステックに「電通大ら、「第6の指」の身体化に成功 思い通りの操作が可能に」という記事があった(リンク先は有料会員限定)。自分の体を動かすように6本目の指(もちろん機械の)を動かせるようになったということだ。

 車の運転をするときの車幅感覚と同じように、ヒトは自ら操作している装置を自分の体と同様に捉えることができる。うまくセンサとアクチュエータを組み合わせることで、本来のヒトには無い部位を追加できたというところがスゴイと思う。

 倫理的な問題もあるだろうが、腕を4本にしたり、感覚器の追加もできそうな気がする(共感覚みたいな感じで)。

 ヒトの脳の可塑性というか、可能性を感じる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内燃機関の終焉

2022-02-09 | 科学・技術
 内燃機関の開発をホンダが止めると発表し、日産もヨーロッパ向けのエンジン開発を止めるそうだ。トヨタもEVにシフトする姿勢を見せている。
 内燃機関が実用化されて100年、熱効率の向上を図ってきたが、そもそも「燃やす」ことを避けるとなると将来性は厳しい。自動車メーカーとしては、内燃機関から卒業する必要があるのだろう。

 しかし、常温で安定な液体燃料を使用する内燃機関自体が短期間に消えるようには思えない。ただ、現代の蒸気機関車みたいな扱いになるのは避けられないだろう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キングギドラシリス

2022-01-22 | 科学・技術
 東京大学のリリースで「体が分岐する環形動物の新種発見:佐渡島のキングギドラシリス」とあった。キングギドラの名を関した新種の発見ということでちょっとだけ報道された気もする。

 キングギドラというので、直観的には頭が複数あるのかと思うと、そうではなくて、頭はひとつのようだ。ただ、図を見ると判るように、体がフラクタル図形のように分かれている。詳細図であるDを見ると、特にそのイメージが強い。

 よく、「そんなの何になるの」という話も出るが、世界には不思議な生き物や不思議な現象がたくさんある。自分たちが生きている世界を知ることはそんなにつまらないことだろうか。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする