Wilhelm-Wilhelm Mk2

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禁酒

2019-04-28 | Weblog
飲酒をやめて一月が過ぎた。自分でも驚くほどに酒を飲みたいと思わない。やせ我慢ではない。本当に飲みたくないのだ。この1月の間に2度飲み会に参加した。いつもなら、翌日使い物にならないほどに飲む定例会だが、2回ともノンアル飲料とチェイサーでやり過ごした。正直にいうと、2回目の飲み会の最初の一杯は、付き合いで冷酒を飲んだ。しかし、これが飲み切れない程にまずかった・・・そして口直しの2杯目をオーダーする気が起きなかった。これまでの経験で、一升瓶をワインのようにずらっと並べている酒場の日本酒はだいたいまずい。選択肢が多いということは、抜栓してから時間がたってるものが多いということである。日本酒を楽しむなら、少ない数の銘柄を自信をもって勧める店にすべきだ。

酒をやめた理由はいくつかあるが、最大の理由は、翌日の不快感にほとほと嫌気がさしたことだろうか。すでにビールをやめていたので、頭が回るような二日酔いとはおさらばしていたが、それでも飲酒(主にワイン)した翌日は、軽い鬱のような精神の停滞が起こる。半年前くらいから、この精神の停滞状態が大変不快感になってきていた。結局、酒を飲んでいるときの一時的な高揚感より、この不快感を回避したい気持ちが強くなり酒を辞めたというわけである。恒常的な頭のすっきりさに快感を覚えるようになったというべきか。

禁酒してたったの1月だが、心も体も大変快調である。体重も自然と落ちているし、生活のパフォーマンスも上がる(と思う)。これからの出費も減っていくことだろう(酒が入らないと奢る気にならないし)。

メンタリスト(苦笑)

2019-04-19 | Weblog
最近、人に勧められてメンタリストダイゴという人のYoutubeを観ました。バラエティTVをほとんどみないので、このメンタリストがどういう立ち位置の人が知らず、精神医学関係の人かなとか思っていたけど、どうもそうではないよう。とにかくすごい速さで畳みかけるように持論を言うのだが、これはこれで引き込まれてしまいますね。情報を取捨選択できない人は信じちゃうだろうなあ・・と思いました。少し危険だね。教祖というか洗脳教室のマスターという感じかな。一番気になったのは、必ず後半あたりで「論文にこう書いてあります」「科学的に証明されています」と学術論文を引き合いに出して断定するところですね。確かに、学術論文はネットに転がっている怪しい情報よりも確かではあるけど、それでも1つの論文はあまたとある論文のの1つであって、それを1本だけ紹介して「科学で証明されてるんですよ!」と言ってしまうのは明らかにやりすぎ。無垢な市民は肩書にさえ弱いのだから、外国の偉い先生が英語論文で発表しているなんて聞かされたら、疑いようもなく信じますよね。私がある論文に出会ったら、まずその論文がどこのジャーナルなのか、どこの誰が書いたのか、その研究は追試されているのか、反対意見はどの程度あるのか?とか色々と気にしますね。なので1本の情報だけで「科学的に証明された!」と言い切るのはなかなか難しいのですよ。もし人前で他人の研究を紹介するなら、先行研究から孫引き文献まで相当読み込んでからでないと紹介なんてできません。
この時代、論文は腐るほど出ているため、新聞と同じで「発行された=正しい」というわけでは決してない。その辺を理解していると「証明されている!」なんて簡単には言えないのだけど、このメンタリストさんは毎回それを言ってしまうわけですね。この人の学歴は?と調べたら、大学こそ慶応だが修士中退で別に研究者でもなんでもない。本業は何をやってるんだろうと思ったら、なんと

マジシャン

だったというわけで!Wikiには職業「マジシャン、パフォーマー、ビジネスアドバイザー、作家、講演家、動画配信者」とあります。精神医学者でもメンタリストでもなかったのですね。これであの特徴的な話し方も腑に落ちました。

まあ、でも良いことを言ってる場合も多いので(嫌味でなく)、取捨選択しながら飽くまで「パファーマー」として見ていれば面白いのではないでしょうか。

ラストエンペラー

2019-04-18 | Weblog
インフルに罹ってました。とりあえず平熱になり体も軽くなりました。今回はイナビルを服用したのだが、やはり効く・・・。ゾフルーザとどちらにする?と医師の先生から問われたが、新薬であるゾフルーザは色々な報道を目にしていたので、手堅くイナビルにしておいた(先生もイナビルを押したかったようだし)。昔は寛解するのに5日以上かかったものが薬のおかげで2日で全快できる。初期のインフル薬であるタミフルは私が修士生のときに世に出てきた。その機構と効果と影響力に驚いたものである。

久しぶりに徒然

・都会のイノシシ:人間のごみを漁ったイノシシが外国から違法に持ち込まれた加工肉を食べてウィルスに感染し、ねぐらの山でさらに感染が拡大し、なにかのはずみで養豚場に伝播する。いまだに収まる気配のない豚コレラはこのようにして起こります。「アーバンイノシシ」なんて呑気なこと言ってる場合じゃない。

・恩赦:新天皇即位に際して恩赦が出る?これって暗に「裁判は無効」ってことだよね。こんな古い制度を大っぴらにやってると、皇室の人気はますます落ちるぞ。

・皇室の人気と言えば:最近、秋篠宮家を見ると不愉快になる。皇室の存在意義は国民の「崇敬」である。これこそが唯一の拠り所なのだから、それを維持するための行動が彼らの仕事なのだ。昔、スタートレックというドラマの中で、アテネのオリンポスの神々(=宇宙人)が、時代が進むについて人間から崇拝を受けなくなったため、エネルギーを補給できず地球にいられなくなったという話があった。それと同じである。同じ人間なのに、なぜ生まれながらに特別扱いされて崇められているのか、そこを真面目に考えてもらいたい。一人の人間として自由に生活したいというのなら(もちろんその権利は十分にある)、皇室の持つアドバンテージを捨ててから、普通の人になっていただきたい。取るものは取る、でも好きなようにやるは成り立たない。権利は義務の上に成り立つのだ。

・悠仁さまの華麗なる学歴:悠仁さまのお茶の水幼稚園への入学は、もう10年前の話だが(時がたつのは速い・・)、知っての通り、お茶の水の付属幼稚園や小学校に入るには「くじ」と「面接」をパスしなければいけない。特にくじが2回もあるので、運が必要である(総合倍率15倍)。そこで、どうしても悠仁さまをお茶の水に入れたかった秋篠宮家と、どうしても悠仁さまに入ってもらいたかった大学側は、すごいことを考えた(ようだ)。女子大という女子教育の観点を最大限に利用し、母親がお茶大で研究していれば(たとえ幽霊研究員であっても)、その子供を優先して付属学校に受け入れる「特別入試制度」を制定したのである。悠仁さまは、その第一号としてお茶の水幼稚園に入園したのである。そして時は流れ、悠仁さまはこの春からお茶の水中に進学されたが、その先のお茶の水高校に男子は進学できない。そこで今度は、お茶大と筑波大が提携し、互いの付属中から付属高校への進学を学力試験なしに受け入れる「提携校進学制度」なるものを3年前に発足させた。これは、悠仁さまを中学から筑波へ向かい入れるためのシフトだといわれていたが、今回は世間の風当たりを気にしたのか、そのままお茶大中に進学した。よって、3年後に筑波の付属高校へ進むのではと噂されている。さらに、これも最近制定された推薦入学枠を利用して、東大に進学するのではとの観測さえある。もしこのシナリオが本当に実現したら、将来の天皇たる悠仁さまを含め、皇室への敬意のレベルはどん底となるであろう。誰も皇室に学歴なぞ求めていない。天皇は国民の象徴なのだ。この斜陽でブラックで一部の利権保持者のカモにされ増税で先のない未来に嘆息している国民に誠実な姿を見せてくれるだけでいいのだ。

もし、それができないと言うのであれば、次の天皇がラストエンペラーになるだろう。

人生再設計世代

2019-04-17 | Weblog
初期の頂点の世代です。凄惨な競争を通り越したらバブルが弾け、それ以来社会は下降し続けて、入る組織が全て斜陽。私個人としては、幸運にもなんとかウロウロと泳ぎ抜いているのだが、再設計世代とは馬鹿にした呼称だよなあ。本当に再設計してほしいのは上で便秘のように凝り固まっている老害世代と無能なバブル世代なのだが。

カサンドラ・クロス

2019-04-15 | Weblog
古い映画だが「カサンドラ・クロス」を見た。この時代(70年代)の映画って雰囲気も含めて絶頂期だったんだなあと感慨にふける。ソフィア・ローレンが主演していることは知っていたが、相手役は初代ダンブルドア校長を演じることになるリチャード・ハリスだった(イケメン)。キーマンとなるユダヤ老人に、アルパチーノやデニーロの師匠として有名なリー・ストラスバーグ(アクターズ・スタジオの創設者)。美形のマーティン・シーン(チャーリー・シーンの父)、元フットボーラーで後に逮捕されたO・J・シンプソン。そして激渋の名優バート・ランカスターと素晴らしい布陣であった。オリエント急行という舞台に細菌汚染(それなりに筋が通っている)、銃撃戦、橋の大崩落・・・そしてバッドエンド。記憶に残ること間違いなしの作品。
あらすじ:軍事用に秘密に培養されていた細菌に汚染されたテロリストが、逃亡のためにオリエント急行に潜伏、そのため一等車両全体に感染が進行してしまう。協定違反の細菌培養を知られたくない米国は列車ごと古い鉄橋「カサンドラ・クロス」から崩落させることで隠滅を図る。乗り合わせていた医者の主人公(リチャード・ハリス)とその元妻(ソフィア・ローレン)たちは、列車を止めようとジュネーブの米軍司令官(バート・ランカスター)を説得するが、列車は路線変更されてポーランドへと入っていく。途中で軍によって目張りされ、酸素欠乏にならないようにと高濃度酸素が注入されるが、その酸素によって細菌は死に耐え、感染者も急速に回復していく。もはや隔離の必要がなくなった列車だが、なんとしても隠蔽をしたい米軍は、そのまま作戦を続行する。ついに、主人公たちは強硬手段に出て、先頭列車の切り離しをもくろむ。多くの勇敢な行動と犠牲によって食堂車を爆破し、一等車両の切り離しに成功する。後部の二等車両は停止できたが、前部の一等車両はカサンドラ・クロスに突入してしまい、予想通りに崩落。一等車両の多くの乗客が客席で犠牲となる。この大参事の描写はかなりえぐい。これがハリウッド映画なら、全員を後部車両に移動させたうえで主人公が列車を切り離し、主人公もろとも橋は大崩落、しかし主人公は奇跡的に生還、ヒロインと抱き合ってハッピーエンド!・・・となるところだが、川に浮かぶ犠牲者の遺体を長々と見せるなど、ひたすらバッドエンドを強調した演出に終始するのであった。欧州映画は一味違う。この後味の悪さが映画の寿命を保っているようにも思う。

ちなみに「カサンドラ」とはギリシャ神話の王女で悲劇の預言者。イタリア語で不吉、破局の意味をもつ。そんな名前を橋につけて欲しくない・・・



リー・ストラスバーグとリチャード・ハリス

我々世代にとって「カサンドラ」と言えば・・・



死封の監獄「カサンドラ」のウイグル獄長である。


ペスカトリアン・ダイエット(苦笑)

2019-04-14 | Weblog
ペスカトリアン・ダイエットという言葉を知る。流行っているらしい。ペスカトーレと同じ語源で、魚介類を食べてもいい菜食主義のことだそうだ。菜食主義者もヴィーガンみたいな完全な菜食だと健康に悪いと認識し始めて、戒律を緩めて魚に手を出してきたというわけですなあ。まあ、魚を食べたければ食べればよいのだが、いかにも菜食主義者らしい自己中心的かつ非科学的な屁理屈が実に香ばしい。

・魚は痛覚がないから食べてもいい!:痛覚があるかないかが命を奪う選択になるとは何処までおこがましいのだろう。魚に感情はないといえるのか?魚だって夫婦で子育てするものもいるぞ。
・畜産は環境に悪いからだめ!:魚の養殖も環境に悪いですよ。養殖場の直下の海底とかひどいもの。また人気のタイやヒラメを育てるのに、イワシなどの小魚がどれだけ消費されているか。また、最近は不法かつ大規模な乱獲で資源が地球規模で枯渇してます。
・魚はDHAが多くて健康にいい!肉は発がん性がある!:DHAを過剰摂取すると血管が弱くなって出血しやすくなるとか知ってるだろうか?それに魚介はアレルゲンも多いし、マグロやキンメダイには水銀が多い(厚労省は、妊婦にマグロ摂取を控えるように勧告している)。養殖エビは過密養殖での感染対策で薬剤まみれだし。魚介類が畜肉より安全なんて証拠はどこにもない。そもそも畜肉が不健康という発想がまちがい。肉を食べる人は早死にするという確かな疫学データってあるのか?菜食主義者が長命というデータはあるのか?
 肉に発がん性?発がん性に関して言うならば、野菜には発がん性物質の材料である硝酸が高濃度に含まれてますがね。菜食主義者の大好きなアーモンドやナッツはカビ毒(強力な発がん性物質)の汚染の懸念がある(基準値以下のものしか売られていないはずだが・・)、

下手な理屈こねないで、個々の体質と体重を鑑みながら、食べたいものを必要なだけ、いのちに感謝して食べればいいのではないですかね。

休暇

2019-04-12 | Weblog
平日の休暇。やりたかったことを一気にこなす。
・旧朝倉家住宅(代官山)を見学。100円。
・国立新美術館でお気に入りのイージーチェア(ウェグナーCH-25)を堪能。展覧会は鑑賞せず。無料
・蕎麦屋を求めて四谷三丁目界隈を歩き回る。「佳蕎庵くぼた」という素晴らしい店を探し当てた。
・アンドリュー・ワイエス展を鑑賞(美術愛住館):ワイエスの習作(鉛筆や水彩)だけを集めた展覧会。埼玉の芸術村のコレクションから。500円




渋沢栄一の肖像は勝新太郎に

2019-04-09 | Weblog
聖徳太子から福沢諭吉ときて、随分マイナーな人物を出してきたもんだな…というのが最初の感想。誰もが「あ〜あの人!」みたいな偉人を使えといいたい。なにより顔がパッとしない。これまで何度も候補になっていたそうだが、顔のせい(ヒゲがなく威厳がない)で採用されなかったそうだ。もう少しギラッとした人を採用してほしい。芥川龍之介とか。


昔、帝都物語という映画で勝新太郎が渋沢栄一役を演じたのだが、ヒゲ生やして眼光鋭く迫力満点なのでこちらを採用されたし。


40台半ば

2019-04-09 | Weblog
貴乃花が引退、イチローが引退、少し前だがSMAPが解散。同世代が人生の舵を大きく切る。40台半ばとはそういう年代なんだろう。自分も定年まであと何ができるのかとか考えるようになった。これまでの20年は長かったが、これからの20年はあっという間な気がする。

ORE diet 3

2019-04-08 | Weblog
元号も変わるということで、

断酒

を試みています。理由は色々とありますが、要は「健康とお金」のためです。続々と開発されている「ノンアル飲料」で、せまりくる飲み会をこなしていこうと思います。

我が家の甲虫状況

2019-04-06 | Weblog
甲虫を飼う事が状態化してます。現況報告。
・ギラファノコギリクワガタ:10cm超えの大物だったが先月逝去。野生種で9ヶ月も飼育できたのだから寿命だったのだろう。冬を越せたのはよかった。あまりに立派だったので現在標本にしようと乾燥中。
・ヘラクレスオオカブト♀:幼虫で購入し一年超の飼育後に蛹化。先月無事に羽化した。イモムシから甲虫への変化は本当に神秘的だ。大食漢である。
・ヘラクレスオオカブト♂:♀と同時に幼虫で購入。専門家がいうとおり♀より幼虫時代は長く先月末にようやく前蛹になる。土が乾燥していたせいか蛹室を作れずに地上で蛹になろうとしていたので、慌てて人工蛹室を用意した。蛹化の際に障害物があると角が曲がってしまうので、こまめに向きを確認している。黄色く変色した大幼虫はもはや小さなバナナ。慣れていない人ならその姿に悲鳴を上げるだろうが、今の私には神々しささえ感じる。写真を載せたいところだが自粛する。


元号

2019-04-05 | Weblog
「令和」いいじゃないですか。というか何でもいいです画数が少なければ。
過去の元号でいかしてると思ったのは700年代の「神護景雲」かな。書類に書くの大変そうだけどね。