あたりまえだが・・・ウィルスを蔓延させないためには、とにかく他人との接触を徹底的に避けなければならない。中国はこれを最初から徹底しており、都市封鎖に加えて住民に外出禁止令を課している(一党独裁だからできるのだが)。情報に信用性がないがこの措置が功を奏し武漢はともかく他の都市では下火になりつつあると聞く(下記)。
休校やイベント中止などの措置で日本も下火になればいいのだが、中国の徹底さに比べたらまだまだ甘いように思う。今回の措置をやりすぎだの性急だのという意見はあまりにも今回の事態を楽観視しているのではないかと思う。封じ込めが成功したときに、少しやりすぎだったかもと反省できたほうがいい。封じ込めができず、オリンピックどころかコロナが日本の風土病のようになってしまったら国のおしまいだ。
中国に漂い始めた“戦勝”気分
民主国家日本との対応策の差が話題に
「筆者は現在、東京にいるが、江蘇省・無錫にある妻の実家に聞いたら、市内の名刹・南禅寺の門前町は2月22日(土)の週末、1カ月近かった事実上の軟禁生活に飽き飽きした人たちがどっと繰り出し、大にぎわいだったそうである。
実際のところ、中国とてこの先、感染の拡大を完全に抑え込めるのか、それはわからない。しかし、少なくとも現時点では湖北省以外への大きな拡大はほぼ防いでいる。2月18日には、感染の本格的拡大以降で初めて上海市や広東省深圳市で新規感染者がゼロになり、その後もゼロを含む一桁台で推移している。
つまり、武漢で発生した感染が深刻化した時点で、とんでもなく強引な手法で他地域との交通を遮断し、数億人の人々を事実上の自宅軟禁とし、2~3週間の経過観察期間を過ごさせた。その期間中、不穏当な言い方をすれば、発症すべきは発症させ、徹底的に隔離する。この経過観察期間を終えても何の症状もない人は、感染がないものとして今回、「放免」の運びとなった――ということである。」
休校やイベント中止などの措置で日本も下火になればいいのだが、中国の徹底さに比べたらまだまだ甘いように思う。今回の措置をやりすぎだの性急だのという意見はあまりにも今回の事態を楽観視しているのではないかと思う。封じ込めが成功したときに、少しやりすぎだったかもと反省できたほうがいい。封じ込めができず、オリンピックどころかコロナが日本の風土病のようになってしまったら国のおしまいだ。
中国に漂い始めた“戦勝”気分
民主国家日本との対応策の差が話題に
「筆者は現在、東京にいるが、江蘇省・無錫にある妻の実家に聞いたら、市内の名刹・南禅寺の門前町は2月22日(土)の週末、1カ月近かった事実上の軟禁生活に飽き飽きした人たちがどっと繰り出し、大にぎわいだったそうである。
実際のところ、中国とてこの先、感染の拡大を完全に抑え込めるのか、それはわからない。しかし、少なくとも現時点では湖北省以外への大きな拡大はほぼ防いでいる。2月18日には、感染の本格的拡大以降で初めて上海市や広東省深圳市で新規感染者がゼロになり、その後もゼロを含む一桁台で推移している。
つまり、武漢で発生した感染が深刻化した時点で、とんでもなく強引な手法で他地域との交通を遮断し、数億人の人々を事実上の自宅軟禁とし、2~3週間の経過観察期間を過ごさせた。その期間中、不穏当な言い方をすれば、発症すべきは発症させ、徹底的に隔離する。この経過観察期間を終えても何の症状もない人は、感染がないものとして今回、「放免」の運びとなった――ということである。」