Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

モバイル徒然

2022-11-28 | Weblog
モバイル徒然
ドイツに勝ってまるで優勝でもしたかのように騒ぐマスコミを見て、次戦敗戦のフラグを感じてました。譜面の製本のBGMにライブ放送(後半途中から)を流していたのだけど案の定負けました。滅多に見ない人間が試合を見ると、良くない結果になるジンクスがもろに発動しましたよ…。サッカーの戦術はよくわからないけど、チラ見してると相変わらずバックパスが多いですね。こちらは勝てば終わりだし、相手は負けたら終わりで死物狂いで来るのだから、全力で攻撃的に行くべきだと思うのだけど、とりあえず負けなきゃいいやと心が守りに入ったのかしら。まあよくわかりませんが、日本らしい結末という感じでした。

公暁の兄妹たち:大河ドラマには出てこないが、公暁には男子3人、女子1人の兄妹あり。兄の一幡は比企の変で北条に殺害される。弟の栄実は出家していたが、和田合戦で和田に擁立されそうになり京都て大江広元の家人に殺害される。弟の禅暁は実朝暗殺において公暁と共謀の疑いから北条に討たれる。妹の竹御所は京都から来た公家の4代目将軍に嫁ぐが、難産の上に死産し本人も死亡した。こうして頼朝の血筋は絶えてしまった。

プラモ:レプラカーンに拘ってます。当初は良いキットだから一月くらいでフィニッシュのつもりでしたが、設定との違いやプロモーションが気になってパテであちこち改変しているうちに時間が経ちました。仕事も繁忙のため、このままレプラカーンが今年最後の作品になりそうです。(気晴らしにガブスレイの仮組みをしましたが・・)







おもてなしていし

2022-11-22 | Weblog
月着陸探査機OMOTENASHIが失敗。太陽電池パネルが太陽の方向を向かないために。なんというズッコケな結末。
名前からして違和感あったんだよな。オリンピック=安倍政権に媚びをうったとしか思えない命名だった(実際にそうだったらしい)。そもそもおもてなしはホストがする態度であって、お邪魔する立場のものに名付けるのはどう考えてもおかしい。安倍自民によく見てもらおうと変な名前つけたせいで、運にも見放されたか。OMOTENASHIがOutstanding MOon exploration TEchnologies demonstrated by NAno Semi-Hard Impactorの略とかいう強弁も苦笑ものだわ。俺のオレ教=ORE教(Own Religious Empire)と変わらないレベルだ。

それぞれの悟り

2022-11-19 | Weblog
儀式に従う、言われるままにお布施をはらう、奉仕作業をする、死後も子孫が儀式を続ける。奴隷だ。思考停止だ。ロボットた。仏陀は苦行の末に菩提樹の下で悟りを開くのだが、それはあくまでも「仏陀個人の悟り」でしかなく、その悟りが万人に当てはまるものではない。仏陀自身もそれに気づいており、悟りで得た平穏さを他人に伝えるのは不可能だと考え、最初は伝導を拒否したりする(そこに神が現れて、衆生を救ってくれと促す)。
人間はそれぞれ違う。体力も頭脳も見た目も健康も全て違う。社会的環境も違う。何一つ不自由のない富豪の家に生まれる人もいれば、餓死が頻発する極貧環境で生を受ける人もいる。そのような多様性のるつぼの世界で、画一的な悟りなどがあるはずがない。それぞれの個人が、自分の人生の中で自分用にカスタマイズして悟るべきなのだ。既存の宗教からの取捨選択でもいいし、自分の人生の中で発見したものでもいい。自分専用の悟りをもつべきだ。「カスタム悟り」を作り上げるべきだ。そしてそれこそがORE教(教祖は俺、信者も俺)の神髄なのだ。

自動運転と空飛ぶ車

2022-11-16 | Weblog
自動運転と空飛ぶ車は絶対に実現しないだろうと思っている。技術的には可能でも危険すぎるからだ。先日中国でテスラの暴走事故が起こった。198kmで暴走し、次々にバイクや車を破壊していくテスラをとらえた複数の映像(中国の監視社会の恐ろしさ)を見たら、ソフトウエア制御の車の安全性など机上の空論でしかないのがわかる。99.9%の安全ではダメなのだ。100%安全という確証がないと。電子機器はヒトの予測を超えてたびたび暴走する。PCやスマホの暴走なら「バグを潰して改善」ですむのかもしれないが、車のように生活に隅々(路地まで)まで入り込める重量物を、自動制御のもと高速で走らすなどはもってのほかだ。テスラは「飯塚事件」のようにドライバー(生存)がアクセルを踏みっぱなしにしたためと抗弁しているが、テスラはアメリカでも事故を起こしているので、個人のミスに落とし込むことは難しいだろう。そして空飛ぶ車も同様である。もし不測のバグや外部の妨害電波やらで電子機器が停止したら鉄の塊が空から降ってくることになる。一度空を飛んでしまったら、ブレーキをかけるとか鍵をぬくとか物理的な停止手段がとれない。羽根もないので滑空して着地地点を探すこともできない。そんな恐ろしい小型乗り物が複数飛び回る世界など怖くて外を歩けない。人はカラスの糞さえも避けきれないのに。

暴走テスラ車がバイクなどに次々衝突、5人死傷…原因は?運転手とメーカー主張対立 中国・広東省

足利義兼・義氏

2022-11-02 | Weblog
大河鎌倉殿もそろそろ追い込みであるが、残念なのは北条義時の演技である・・・。マキャベリスト的冷酷さを出そうと敢えて低い声で演技しているのだろうが、よく聞こえず棒読みに感じてしまう。たまに怒鳴るシーンがあるのだが、その迫力の無さと線の細さにもがっかりする。そして相変わらず脇役に喰われまくりだ。しかしながら、ついに先週、最後の大物である和田義盛が退場した。これで主役を超える大きな演技をする俳優は文字通り「滅ぼされた」。
今回の大河で登場せずに残念に思っている事が足利氏の不在である。いずれ北条一族を滅ぼす足利一族は、頼朝の挙兵時から参加しており、源氏直系の血筋であることから頼朝に重宝されていた。挙兵時の当主の足利義兼は北条時政の娘と縁組しているので、もし大河に登場していたら、全成や畠山重忠と同じ立場で北条一族の円卓に加わっていたことであろう。北条の執権政治が始まると、足利は源氏直系の血筋であることから、滅ぼされぬように当主は必ず北条と縁組し、政権内で目立たぬように早期で引退することを繰返した。幕府内の一定の地位は確保しつつも、北条の陰で忍従を続けるのだった。この間に足利は多くの分家(細川、今川、吉良、畠山、一色、斯波、桃井など)をつくるのだが、これが足利一門として建武の新政から室町幕府の原動力となる。そして足利尊氏の祖父である足利家時は、幕府内の政権争いに巻き込まれ、わずか24歳で自害してしまう。その際「家祖である八幡太郎義家の予言した七代目の孫(家時)が天下をとるという使命を果たせなかったので、3代後の孫に取らせる」と遺言(置き文)をするのだった(史実的には疑問視されるが)。この置文を尊氏が一門の前で涙ながらに読上げて打倒北条を宣告するのが太平記の前半のクライマックスなのである。鎌倉幕府の末期は、北条直系のいわゆる得宗家(北条高時)はすでに力を失い、北条の傍系や北条直属の家来が鎌倉幕府を動かしていた。例えば、義時の弟である時房の系譜(大仏流)、泰時の弟の朝時の系譜(名越流)、そして北条の家礼であるが出自の分からない平盛綱の家系である長崎一族である。結局、彼らは新田義貞と足利義詮が鎌倉を攻めた際に、東照寺において全員で自刃して滅亡するのだった。このあたりの息の長い因果応報が歴史の面白いところでもある。
今からでも遅くない、真田広之(太平記の足利尊氏役)の配役で、足利義兼の息子の足利義氏を出してほしいものだ。(年齢が違いすぎるか・・)足利義氏は承久の乱では大将として活躍し乱後に三河守を拝命する。後に足利尊氏が幕府への叛乱を決定する(一門に置文を読み上げる)のが、この三河を任されていた吉良領においてである。

城郭の復元

2022-11-01 | Weblog
今年はたくさん城に登れている。今月も新たに登れそうだ。バブル時代、あちこちの自治体がおらが町の天守を増産したのだが、時代考証にあっていない偽天守はその自治体の恥さらしにもなっていたりもする。たとえば小倉城の天守などはもともと破風はなかったと言われているのに、地元の強硬な意見で大阪城風に破風を配置した結果、今となっては「残念な天守」の筆頭としてその名をとどろかせている。逆に正確に復元して、歴史的資料としても観光としても成功しているのが愛媛の大洲城だ。今年は念願かない大洲城に登れたが、川岸にそびえる天守と連立櫓は古い街並みに映えてそれは立派だった。京都の福知山城はまだ登れていないが、図面をもとに木造で復元した望楼型天守がある。つい最近、古写真が発見されてその復元の正確さが証明されている。以下、個人的に復元してほしい城を思いつくままにあげてみた。

・萩城(天守の詳細な古写真がある。堀端の天守台も綺麗に残っている)


・津山城(櫓が林立する古写真あり。天守は破風なしの5層。天守台、城郭現存。一部の櫓を復元ずみ)


・米子城(天守の古写真あり。小天守も大型であったようだ。山の上に天守台および城郭がきれいに残されている)


・高松城(櫓が複数現存する。4層天守の古写真あり。天守台は復元ずみ。平地の水城だから作りやすいのではないか)


・丹波亀山城(5層天守の古写真あり。天守台現存も城郭全体が某宗教法人の敷地となっている)


・二条城(天守台あり。淀城に移築された望楼型(図面あり)、伏見城から移築した層塔型5重5階(図面あり))