Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

徒然日記 ワクチンに対する思い

2020-11-27 | Weblog
221127Fri
コロナのワクチンがいよいよ実現するかにみえるが、率先して接種するかと問われると答えは今のところNOである。開発中のワクチンはmRNAワクチンで、家畜には使用されているが(それもごく最近)人間での使用は今回がはじめてとなる。同じ哺乳類だから大丈夫だろうと思うかもしれないが、数年間だけ健康に生きればいいという家畜と、80年近い寿命をもつ人間では安全に関する検査項目が大きく違う。mRNAワクチンは軌道にのれば間違いなくブレークスルーとなる医療技術だが、緊急事態であるがために安全性の確認までもがあまりにも「ワープスピード」で非常に不安を感じる。そもそもコロナウィルスに対して免疫が持続するのかが未知数である。感染者の抗体が短時間のうちに大きく減少するといった報告さえある。となると、ワクチンで得られる抗体も長続きはせず、結局は現在のインフルエンザワクチンと同様に「やらないよりはまし」レベルでしかないのかもしれない。感染予防には半年に1回接種しないといけないとかになるかもしれない。そうなると、安全性の確認がずさんであることを理由に自分としては「様子見」するしかないと考えている。開発成功の報道内容が真実なら、年内にアメリカで接種が始まり、それを受けて日本では来春か初夏に接種開始となるのだろうが、ほんの少しの副反応でも世界標準のワクチンを停止にしてしまう日本で、果たしてこのような新型ワクチンの接種は広まるのか?と疑問に思う。

映像
機動戦士ガンダム第一話:もうなんど観たかわからないが、見るたびに新しい発見と感動がある。

読書
レイ・ブラッドベリ「こびと」

音楽
Steely Dan: Aja
Joy Division: Love Will Tear Us Apart

料理
新作はなし

徒然日記 HIgh Five

2020-11-24 | Weblog
201124Tue
ハイタッチは和製英語で、英語ではHigh Fiveということを猫の映像で知る。
Cat High Five Then Meow. Cutest Cat High Five Ever!

和製英語だけでなく「ドイツ語読み科学用語」を減らす努力もしてほしい。リゾチーム(溶菌酵素)と教えておいて、英語発音は「ライソザイム」なので覚えなおしてなんて、馬鹿馬鹿しいにもほどがある。最初から英語発音で教えれば、どれだけ学生は楽になることか。appleをアップルなんて教える先生はもういるまい。科学用語もそうあるべきだ。

映像 とくになし
読書 村上春樹「謝肉祭」:駄作です。クラシックの話を持ち出すと、この人の浅薄さが一気に際立つ。
音楽 伝統的な琵琶もしくは尺八(もしくはBach)が、今現在一番自分の心を癒してくれる。ベートーベン~ロマン派の交響曲への興味が極端に下がってしまった。なぜあんな大編成で、ドンチンやる必要があるのだろうか?最近思うのだが、バロックー古典ーロマンと音楽は進化したのではなく、退化したのではなかろうか?
奥州薩慈(尺八:青木鈴慕)/Oushu Sashi(Shakuhachi:AOKI Reibo)

徒然日記:セルフで焼く店

2020-11-22 | Weblog
201122Sun 3連休なんかない。日祝出勤である。

思いついたことを書いておこう。焼肉にしろもんじゃ焼きにしろ、客に生の材料を渡してセルフで焼けなんていう商売はプロの飲食店といえるのか?材料選びも大事だろうが(もんじゃに材料選びも何もないだろうが・・)、ステーキハウスのように焼き方までこだわって提供するのが、プロの料理人というものではないのか?肉を焼いて食べるだけなら、近所のいい精肉店で珍しい部位こそないが肉としてはかなり上等なものが手に入るし(コスパがいい)、美味しいタレも付け合わせも、近所のスーパーやデパートで手に入る。もんじゃ、お好み焼の「粉もの」は、家庭で作っても味は外食とほとんど変わらないどころか自分好みにアレンジできて、かつ安価に大量に作れる。とはいえ、焼肉やもんじゃは、鉄板を囲んでワイワイやるのが真の目的なのだけど、このコロナのご時世では・・・

次回>新型ワクチンについて思うこと

映像
大河ドラマ「太平記」より2話。北条高時の遺児である北条時行が蜂起して中先代の乱が勃する。鎌倉駐在の足利直義が使い物にならないので、兄貴(尊氏)が満を持して出馬します。家来が負けている中、尊氏が出馬するといきなり勝ちに転ずるというのが、太平記のカタルシスなところ(史実です)。北条時行は尊氏に敗れてなお再蜂起を企図し、なんと後醍醐帝に下って朝敵を解除してもらい、最終的には父親や親族を全滅させた新田義貞の配下に入ってまで尊氏を狙い続けます。

映画「スペイン特急」:大好きなので再見。アラン・ドロンがカッコよすぎる・・・。70年代初頭のパリがいい。抑制された台詞・フランス語・音楽・・・。

読書
英語論文多数・・

音楽
いろいろ

料理
新作はためしていない。大きなマダラを自力でおろして、たら鍋を作ったぐらい。

徒然日記:未婚の増加はお見合いがなくなったから

2020-11-20 | Weblog
201119Thu 日記ではない・・・。前から書きたかった内容を忘れる前に記しておこう。
未婚率の上昇がとまらない。それに加えて少子化も止まらない。その理由をいろいろな学者や政治家が「経済の悪化のため」「草食化」などと分析しているが、本質はそこではないとは思う。先日、麻生大臣が「結婚はいいものだ、子育ては楽しいものだ、という認識が減っているからではないか」と発言して、案の定「レフト系」の人から叩かれていた。しかし、私個人はこの麻生発言には大きく賛成だ。家庭をもって子育てすることは大変なことだが、充実して楽しいことだ。多少はお金はかかるが、マスコミが喧伝して洗脳しているようなプチ華やかな生活をしなければ、治安もよく衛生概念も高く医療費も安い日本なら十分にやっていけるはずだ。人として生を受けたからには、ぜひこれを体験したほうがいい・・と思う。そしてここからが本論だが、私が考える未婚率の上昇は「お見合いの習慣がなくなったこと」にあると信じている(戦前の結婚は70%がお見合いだったが、現在は5%以下)。人には不器用な人もいれば、自由恋愛なんか怖くてできない人もいる。しかし、奥手であっても人間としてまっとうで、きちんと仕事をして食べる分くらいは稼いでいて、家庭に入れば良き伴侶・親になれるであろう人は大勢いる。昔はそういう人を周囲が焚きつけて、お見合いという形で出会わせていたのだが、自由恋愛のほうが人権的にベターという認識に変わったのか、日本人の中で他人の世話をする意識が薄れてしまったのか(余計なことをすると訴えられる社会)、お見合い文化が日本から消えてしまった。替りに婚活産業が生まれたが、強制的な1:1対面のお見合いとは大きく違うと考える。見合いを復活させろという言いたいのではないが、そういう習慣に支えられて人口を増やしてきたという現実をみないで、あやしい数式や思いついた思想・語彙で強引に結論づけようとする「自称インテリ」ばかりだなと、常々思っている次第です。

徒然日記 ウィーンフィル来日の驚き

2020-11-14 | Weblog
201113Fri

なんだかウィーンフィルが来日している(いた)そうですね。興行が元に戻りつつあるのは歓迎だけど、感染が爆発している欧州から団体を呼び込むって、いったい何を考えているのかわからない(オーストリアはロックダウンとなった)。欧州のウィルスはアジアのものとは違うという論文がサイエンスに出ていたし。いくらサントリーホール館長の引退公演も兼ねているとはいえやり過ぎなのではないか?
客席制限の緩和で演奏会も映画館も普通に座れるようだけど、まったく知らない人に数時間も挟まれるというのは、まだちょっとできないかな。

映像
映画「キャノンボール」:バカ騒ぎ映画だが、80年代アメリカの雰囲気を楽しめる良作。ジャッキーチェンが実名で登場しているのに日本人役というのが、あの頃の日本の勢いを象徴しているように思う。今なら考えられない。

音楽
特になし

読書
アイザック・アシモフ「ロボットの時代」より「第一条」

料理
ナスとモッツアレラのトマトパスタ
タコじゃがの温サラダ

徒然日記:無知の知

2020-11-11 | Weblog
201111Wed 週刊になりつつある。自転車操業で大変なのです。

歳を喰ってますますひねくれてきたのか「いかにも理知的な物言い」をする「知識人」に耐えられなくなってきた。ソクラテスは「無知の知」を掲げ、「学べば学ぶほど自分の無知を知り、その認識から新たな学問への発動が生まれる」と説いたが、それが何となくわかってきた(低レベルながら)。新しい知識を手に入れるたびに世界の広さと自分の知識の小ささを知り、小を知って大を話すのはいかに恥ずかしいことかを感じ、人前で知識の披露をするのが怖くなるときさえもある。結局、餅屋は餅、魚屋は魚のことしかわからないのであり、それが真実かつ本質なのだ。ろくに専門性のない人間ほど、抽象的かつ観念的な物言いに終始し、「わかりにくい」発言で相手をけむに巻き、そのわけのわからなさで「インテリ」雰囲気を纏っていたりする。今マスコミで自説を垂れ流している知識人(主に法学系)などはまさにそれだ。(→広渡清吾)

映像
あまりなし。

音楽
Beethoven:33 Veränderungen über einen Walzer von Diabelli /Backhaus ベートーヴェンの交響曲にあまり魅力を感じなくなってきて・・・(ベートーヴェンも世間のニーズに応えるべく無理して作ってる?)。やはりベートーヴェンの神髄はピアノだよなあと(これは40年変わらず)。その中で最高峰は?というランキング付けも、もはやこの年になると愚問なのだが、今ならディアベッリかな。

読書
筒井康隆:「肥満」
アイザック・アシモフ:「ロボットの時代」より「思わざる勝利」

料理
定番の生姜焼き など
大好きな煮込み料理の季節になったので、調理のやる気もわいてきた。

徒然日記 期日前投票の愚

2020-11-06 | Weblog
201105Thr 日記にならなくなった。まあ仕方ない。

アメリカ選挙がすごいことになっているが(予想通り)、民主主義の牽引役とかいいながら自分の国の選挙さえまともにできないのかと問いたい。システムがいい加減だからもめるわけで。混乱の原因の一つは郵便投票だ。アメリカでなくとも私は郵便も含めて期日前投票は反対だ。選挙というものは有権者が「同時」に判断を示すところに公平さがある思う。選挙後半になって候補者が倒れたり、スキャンダルが出てきたりと何が起きるかわからない。それを踏まえたうえで、投票者が同じ立場で投票することが大事だと考える。それならば、どんな結果であっても立候補者は認めるしかない。それに、郵便というシステムが完璧でない(選挙に限らず、配達人が配達物を廃棄する事例多し。日本でも)のだし、選挙とは大前提として投票人の1票に重きをおくのだから、完全無欠な「本人確認ー対面投票」だけが現在の世界では唯一の信頼ある投票システムと考える。

映像
なし

読書
ネット漫画でジョジョ1-8部を毎日1話ずつ(無料)同時に読んでいる。現在の場面は、
1部:ディオが吸血鬼になった
2部:赤石登場
3部:女帝の口の中
4部:ネズミ狩り2匹目
5部:ブチャラティvsビーチボーイ
6部:ドクガエルが降ってきた
7部:黄金の回転の教授
8部:ジョースター地蔵

料理
ボスカイオーラ(木こり風)

徒然日記 白い巨塔でも罵倒される学術会議

2020-11-02 | Weblog
201031Sat ハロウィンとか今年を境になくなるかも。

映像
「白い巨塔(田宮二郎版)」:もはやバイブル的な映像となった。名優の声を聞いているだけでも癒される。結局のところ、この話の最大の悪は東教授なわけです。この人が財前に嫉妬しなければ、裏工作などなしで財前が教授に就任、その後の財前の思い上がった暴走も減っていたはず。作者も書いている「この作品のテーマは「男の嫉妬」です」と。
中盤に鵜飼医学部長の策謀で、財前が学術会議に立候補することになる。それを教授会で諮るシーンがあるのだが、そこで大河内教授が「設立当初の学術会議ならともかく、現在の学術会議は国会並みの愚劣極まりない会に成り下がっている」。このドラマは1978年だから、まあその頃からそんな感じだったんだろう。「選挙のたびに黒い噂が流れている」「政府が交付金を配布るするときに会員になっていると魅力ですからな」「功成り名を遂げた教授が名誉職で出馬するのが原因」。まあ結局、財前は立候補して激しい選挙活動と裏工作の結果の果てに当選する。そして急逝するのだが。
白い巨塔 22 田宮二郎


読書
アシモフ「ロボットの時代」より「AL76号失踪す」SFって本当に面白い
料理
安定の生姜焼き。肩ロース最高